南イタリア(バジリカータ州・プーリア州)にピスタチオとオリーブとオリーブオイルの生産者を訪ねる旅日記(8月6日〜) |
8月20(月)、午前中にチーズを仕入れにランジス市場に行きました。久し振りにやぎのチーズ、トゥーピニエール・シャラントーがいい状態でありました。また、輸入2度目で早くも飲食店さんからのご指名があるマンステールもありました。ブリアサヴァランは、大きいのと小さいのも輸入できそうです。アボンダンス、ボーフォール・エテ、羊乳のオッソイラティーもお勧めです。やっぱりフランスのチーズは特別な味がします。乳の質が抜群なんです。今回は、コリーヌさんが、注文の対応をしてくれました。くまちゃんみたいで、かわいい女性でした。 8.20 |
8月17(金)に訪れた農業協同組合。ドメニコさん達が作っている農産物加工品の一部?を試食させて頂いた時の様子です。オリーブは、どれも化学薬品などの添加物や処理剤を使っていません。塩水漬けかオリーブオイル漬けです。ドライトマトやたまねぎ、カルチョフィーは、ひまわりオイル漬けでした。とてもおいしいので、札幌の飲食店のコックさん達も喜んでくれると思います。8.20 |
今度は、Lino さんの紹介で、その日の午後5時にオリーブを生産している農業協同組合の Domenico さん(写真左端)を訪ねました。この旅のクライマックスとも言うべき凄い出会いです!彼らが作るオリーブの中に、ギリシャ産のあのおいしいオリーブ、カラマータもあったのです。その他のオリーブもみなとても美味しくて、直ぐにでも輸入をしたいと気分が高まりました。ドメニコさんに会えるなんて、この出会いに感謝しました。これで今回のイタリアの旅の目的がほぼ達成されました。8.17 |
畑を見終わったあとで、500ml の別のオリーブオイルをもらうために、Lino さんのお兄さんと奥さんを訪ねました。奥さんは、天然のおっさん系の楽しい方でした。お兄さんは、9月に東京でオリーブオイルの講習会に講師として呼ばれているそうです。日本人にオリーブオイルの良さを広めて欲しいと思います。ー 場所: Veglie (Le) 8.17 |
Lino Rollo さんと出会えました。Patera さんが引き合わせてくれました。Lino さんは、技師として定年まで働き、今はお兄さんがやってきたオリーブ農園を手伝っています。Lino さんのオリーブ農園は、広いです。100本のオリーブの木を数えるだけでも、時間がかかるのに、3,000本とは。この地方では、4月から9月ま雨がほとんど降らないので、水やりが重要な仕事です。ポンプでくみ上げた水は、黒いホースを通り、木々にくまなく張り巡らされたホースの出口から、12時間おきにちょろちょろとしたたり落ちながら、地面に吸い込まれます。ー 場所: Veglie (Le) 8.17 |
札幌で住んでいる日常もそうですが、こうして異国の地を旅しているとひしひしと感じることは、人と人との出会いの不思議です。それは、とても貴いです。何故なら、天文学的組み合わせの中のたった一つの確率で出会える人がいるのです。今日は、朝ホテルのフロントの男性に、日本から来てオリーブやオリーブオイルの生産者を訪ねたいと話すと、とある町に行きなさいと勧められました。ただ、それだけなんです。紙の地図を見ながら、その町に着きましたが、一体どの人を訪ねれば良いのかは、さっぱり分かりません。そんな時、田園地帯でレストランとバールを営業している看板が見えたので、広くて綺麗なお庭にある事務所を訪ねたら、写真の左の男性(Patera さん)が、対応してくれました。この瞬間から、今日一日の予定が全て決まったと感じました。私達の行く先は、まさにこうした人と人とのつながりから始まりました。8.17 |
イタリアで初の海水浴です。場所は、Lecceに近い、アドリア海沿岸です。朝11時から1時間ほどだけですが。泳いだと言うよりは、体験したって感じです。8.18 |
再確認です! 私の進むべき道を再確認できました! それは「他人の目を気にしないで、好きなことをやればいい!」って事をです。日本人には、難しい!でも、何でなの? イタリア人は、老いても男も女も水着に着替えて泳ぎを楽しみます。太っていたって、白髪だって、禿げてたって、しわしわだらけでも構わない。気にしない。いわゆる「老い」と正面から積極的に向き合っています。私の隣のおじいさんは、71歳。今でも「機能するんだぜーー!」って若者の様な軽口を叩いて、娘からひんしゅくをかっていますが、気にしていません。引き締まったいい体をしていたので、一緒に写真を撮りました。老いるのは自然。悪いことではありません。その歳々ごとに、やりたいことをやればいい。これが私達日本人と大きく違う哲学だと再認識しました。ありがとう、Anntonioさん。また、私は歳をとる喜びを知りました。 8.18 |
ガラス瓶に入った食品では、この地方独自のたまねぎのマリネ、ドライトマト、カルチョッフィーが、特に美味しかったです。今回、何点かを買って日本に持ち帰り、撮影と味見に使うことにしました。徐々にスーツケースが一杯になってきました。ー 場所: Mottola (TA) |
輸出入についての大まかな話をした後で、味見になりました。まずはオリーブオイルです。3種類頂きました。次にガラス瓶に入った食品を紹介してくれました。どれもかなり美味しいです。ー 場所: Mottola (TA) 8.16 |
朝10時、食品卸売りをしている会社のマッシモ(写真、右から2人目)に会いました。アーモンド、オリーブオイル、オリーブを紹介してもらうためです。どうやって、彼と出会ったかと言えば、美奈子店長の右にいるフランチェスコが、雑誌・新聞店で働いていて、その時に世間話で、輸入の仕事をしていると言った事がきっかけで、彼がマッシモを紹介してくれました。今回もついています!ー 場所: Mottola (TA)8.16 |
アーモンドの木、全景をお楽しみください。北海道に居ると、こうした植物の様子を見ることは困難です。多くのコックさんに見てもらえるととても嬉しいです。ー 場所: Cisternino( Br) 8.15 |
次にアーモンドの種を石でたたいて殻を割りました。すると中から出てきたものが、いわゆる「仁」です。これを人間がアーモンドとして食べているのです。7月に台湾に行った時に、杏仁と書かれた説明書きのポスターがありました。元々は、杏仁とアーモンドは違っていた様ですが、今では同じ「アーモンド」を指しているようです。ー 場所: Cisternino( Br) 8.15 |
割れたアーモンドの実の中から、種を取り出すと写真の様に、表面に小さな穴があいているややハート型に近い形の硬い殻があるのが分かります。ー 場所: Cisternino( Br) 8.15 |
アーモンドの実がたくさんある枝の写真をどうぞ。葉は、細長く桃に似ていました。でも、2月にシチリア島でみたことがある花は、まるで桜のようでした。これで、アーモンドの成長の様子を知ることが出来て、多くの疑問が解けました。ー 場所: Cisternino( Br) 8.15 |
ずっと探していた「PACE」の旗、見つかりました。金物屋さんにありました。とても嬉しいです。3本だけですが。やっぱり、平和がいいです。ー 場所: Martina Franca 8.15 |
昨日、Mottola の町の中心部に行って、ワッペンとイタリアの旗を探しました。洋裁屋( Merceria )がある場所を聞くなら、女性です。そこでまずは化粧品店にいる女性に尋ねました。次に2軒目に行った洋裁屋では、その奥さんに旗があるか尋ねたところ、「新聞・雑誌屋さんにあるかも。」と教えてくれました。そこで働く Francesco に聞くと、この旗を出してくれました。うーん、素敵!やっぱり、イタリア、好きです! 8.14 |
あのケーキ屋の Giovannni さんが、自転車で車の私達を誘導して連れて行ってくれたのが、このレストランでした。旅先でいいレストランに行くのはとても難しいです。観光客向けのレストランでは意味が無いから、地元の人に愛されている店がいいんです。ここは、とても美味しかったです。アーモンドの仕入先の紹介から、自家製のジュースやマーマレードまでくれて、なんていい人なんでしょうか? 7月に行った台湾一人旅がまだ続いているような錯覚を覚えました。生まれてから今までで一番、全く知らない初対面の人からも親切にされている気がします。一体どうしちゃったんでしょうか? 8.14 |
Sig Giovanni ci fa vedere questi fiori quando siamo andati ieri mattina. Che belli.Anche signorina Annalisa che e sua figlia vende la torta al negozio. 8.14 |
Sig Giovanni e sua moglie fate questi fiori tutti per decorazione una torta di compleanno in Pasticceria TENTAZIONI.ー 場所: パラジャーノ 8.14 |
バジリカータ州のオリーブとオレンジ農家のパオラとジュゼッペと別れたあと、再びプーリア州に移動しました。この小さな町、Palagiano で休憩をしようと、車を留めて歩きました。何となくケーキ屋さん(Pasticceria)を探しましたが、最初の2軒共 BAR を併設した店で、見るからに仕入れたケーキやビスケットをただ売っている様で、買う気になりませんでした。もっと探そうと市街地の地図を見ている時に、たまたま声を掛けたおじさんが、「それなら知っているから、案内するよ。」と、私達をこのケーキ屋さんに連れて行ってくれたのでした。あのおじさんは、実はエンジェルだったのかもしれません。これから新たな展開が始まりました。あー旅って何てわくわくするのかしらん。− 場所: パラジャーノ 8.14 |
こんな古い石の柱が、長い年月立っているとは、地震の多い日本では、考えられません。ー 場所: Metaponto, Basilicata 8.14 |
古代遺跡に来ています。小さくて見ずらいですが、美奈子店長が柱の脇に腰掛けています。今日もいい天気です。ー 場所: Metaponto, Basilicata 8.14(朝9時頃) |
これが種の殻を割って中身を出した様子です。抹茶の様な明るい緑色をしています。うーん、おいしいです。バターの様な濃厚さと甘さがあります。早く輸入できるようにがんばりたいです。8.13 |
赤くなったピスタッキオの実(外側)を剥いてみました。意外と実の部分は少なくて、右の種の部分が全体の80%以上を占めている割合でした。8.13 |
これが、木になっているピスタッキオの様子です。太陽に当たっている側から赤くなるのは、果物に共通しています。8.13 |
美奈子店長とピスタッキオの木です。木の高さは、約4mほどで、それほど大きくありません。木と木の間隔は、5mほです。8.13 |
これが、ピスタッキオの木の全景です。残念ながら収穫の様子を見ることは出来ませんでしたが、木の幹を機械で揺らして、全ての実を地面に落とすやり方をするそうです。もちろん、予め地面にアミを敷き詰めておきます。今年は、熟すのが例年よりも遅いそうです。8月下旬から始めるそうです。8.13 ー 場所: stigliano Basilicata |
夕方4時にニコラとアンジェラと別れて、車でバジリカータ州に向かいました。次に会うのは、ジュゼッペとパオラです。少し時間があったので、海を見に行きました。イタリア人が、どんな風に遊んでいるのか見てみたかったのです。いくつかの違いがありました。余り泳いでいる人が少ないこと。年配の人達もビキニ姿で楽しんでいること。お酒を飲んでいないことなどです。日暮れが20時過ぎなので、まだまだ楽しめそうですね。ー 場所: Nova Siri Beach 8.12 |
チーズマーケットで輸入しているオリーブオイルの生産者、ニコラ・ペリーニさんと奥さんのアンジェラに会いに行きました。今日は日曜日。息子と娘は、ヨット乗りに行ったので、熟年4人で、家にある大きなプールで泳ぎました。お昼ごはん前だったので、とてもお腹が空きました。しかし、こんな大きな家に住んでみたいものですね。ー 場所: Massafra (TA) 8.12 |
ニコラとアンジェラのお庭にあるプール。この写真が泳いでいる様子です。飛び込み台もありました。私も久しぶりに頭から3回ほど飛び込みました。うーん、何十年ぶりでしょうか? ー 場所: Massafra (TA) 8.13 |
マッサフラの町にある魚屋さんに行ったら、日本人が珍しいのか、私のカメラを見たからなのか、ポーズを取って、写せと真ん中の若者がせがみました。fecebookでアップすと言うと喜んでいました。北海道では見かけない南方系の魚がいろいろとありました。ー 場所: Massafra (TA) 8.12 |
日曜日の朝、マッサフラの国道沿いにある魚屋さんを訪ねました。魚種やどんな商品があるのか、またどんな人が買いに来ているのかが知りたくないました。何とお客さんは、ほとんど男性です。奥さんは、お昼の準備に忙しいのかもしれません。そして、ここではコッツェ(Cozze;黒くて小さなムール貝)が売れ筋のようです。店頭近くにたくさんありました。また、この店で作られた手作りの瓶詰アンチョビが、おいしそうでした。ー 場所: Massafra (TA) 8.12 |
幹の太いオリーブの木がありました。8月のオリーブってどんな大きさなのか、興味津々です。ありましたっ、実が。小さいですが育っています。この木の大きさで恐らく100年、いや150年の樹齢だと思います。ー 場所: Massafra (TA) 8.12 |
ブリンディシから80kmほど走り、夜8時前に MASSAFRA に着きました。ここには、チーズマーケットで輸入しているニコラが住んでいます。明日、会う予定です。今晩は、PIZZERIAでピザを食べます。茄子とズッキーニと赤と黄色のパプリカ。そして、トマトとモッツァレラが入った「ベジタリアーナ」というピザです。5ユーロでした。ー 場所: Massafra (TA) |
Siamo andati una pizzeria ieri sera ,si chiama Belvedere. Quando abbiamo arrivata li, una cameriera ha chiesto a noi. Siete giapponesi ? Ho detto si. Quando stavamo mangiando una pizza, ci e stata regalata altra pizza da un cameriere.(salame,olive verdura verde,....) "Questa e una nuova pizza per la nostra pizzeria! Assaggiate la!" Che buona! Grazie. Abbiamo mangiato abbastanza. ー 場所: Massafra (TA) |
イタリア・プーリア州の南に位置するブリンディシに来ています。ジェラートを食べた後で、市内にある教会まで歩きました。とても大きいです。地面は全て石畳になっています。力があったことを物語っています。ここは、ローマまで続くアッピア街道(VIA APPIA)の起点になっているようです。ー 場所: Brindisi Centro |
ブリンディシ空港から市内にやってきました。時刻は午後4時。まずは、これですね。 |
これからローマ経由でブリンディシ空港まで飛びます。ー場所;パリ・CDG空港 2Fターミナル 8.11 |
おはようございます。朝の7時です。NOVOTELにいます。フランスに来ると、パンがごちそうです。これにコンテがあれば、もう大満足です。8.11 ー 場所: シャルル・ド・ゴール空港 |
無事、パリ・CDG空港に着きました。快晴、気温25度。とても気持ちがいいです。でも、眠たいです。写真は、機内で頂いた北海道産のチーズの盛り合わせです。8.10 ー 場所: JAL405便 パリ行き |
南イタリア(バジリカータ州・プーリア州)にピスタチオとオリーブとオリーブオイルの生産者を訪ねる旅日記(8月6日〜) |