フランス・ボークルーズ地方のトリュフの旅日記 |
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このコーナーでは、年に4〜5回訪ねているヨーロッパ各地から、旅の様子を現地よりすぐにレポートしています。今回は、黒トリュフの一大産地である南フランスのボークルーズ地方を訪ねます。秋から冬にかけては、何といっても倒れそうなくらい良い香りがするトリュフは、欠かせません。そんなトリュフを生産者から直接買って、少しでも気軽に味わってもらいたいと思います。 |
11月20(土)の朝9時半、トリュフ市が開かれる Richerenches に着きました。ここでも小売用とプロ用の売り場が分けられていました。トリュフの生産者は、ジルベールさんのようなネゴシアンに売り、それを得意先のプロに売ることもあるようです。写真は、ジルベールさんの妹のカトリーヌさんが美奈子店長にあのトリュフのコスチュームを着せてくれた時のものです。これから先、輸入をお願いする前に、実際にこうした取引の様子を自分で見ることを勧められました。小雨の中、大勢の人がトリュフを求めて集まってきました。昨日、一緒に写真を撮った二人の奥さんにも会えました。12月になったらここヴォークルーズ産の黒トリュフを輸入したいと思います。11.20(15:15) |
トリュフ生産者達の入場の後、買い手が続々と入場します。私達も今後のために入って近くで様子を見ました。大きさはもちろんですが、中の様子を買い手に見てもらう為に、生産者はナイフで表面の何箇所かを少し削ります。商談が成立すると一緒に退場して、駐車場などで支払いと受け取りを行うようです。18日に知り合ったネゴシアンのジルベールさんも仕入に買っていました。これから翌年3月まで毎週の様にトリュフ市が開かれます。11.20(15:10) |
セレモニーが終わると中庭の中央に正方形に並べられたテーブルにトリュフ生産者達が自慢のトリュフを持って入場しました。これはプロフェッショナル用で、一袋まるごと買える人達と取引をする場です。観光客などが少し買う小売のコーナーは、入り口近くに机3つ分ぐらいありました。重さは大体500gから3kgぐらいと生産者によって違いました。生産者の多くが、おじいちゃんおばあちゃんと呼ばれるような人たちで、みな生き生きと働いているといいますか、現役で社会参加しているのが、眩しく見えました。今日はデビュー日ということでそれなりにいい値段が付いたようです。11.20(15:00) |
19(金)の朝8時、今日はヴォークルーズ地方で最も早く始まるトリュフ祭りが開か れる Carpentras に行きました。開会のセレモニーでは、いろいろなコスチュームに身を包んだ地元の人達がステージに上がりました。トリュフ関係者は、写真の様に黒いマントに黄色いリボンです。その他に苺、にんにく、ワイン、いちじくの計5つの農産物の代表も居ます。会場はHotel Dieu のとても広い中庭です。旗を持った奥さん二人に声を掛けて一緒に写真を撮りました。明日の朝 Richerenches で開かれるトリュフ市にも行かれるとのことでした。再会が楽しみです。 11.20(15:00) |
午後2時半、これで今日の日程は終わりかと考えていましたが、土曜日にトリュフの市が立つ小さな町 Richerenches に下見に寄ることにしました。町に着いて役場が見えたので、マルシェの位置を聞こうと中に入ろうとしたら、入り口前で立ち話をしていた3人の男性に声を掛けられました。「日本からトリュフを探しに来たの。」と言うと、その中の一人がオフィス・ド・ツーリズモの方で、一緒に歩いて連れて行ってくれました。そして、さらに知り合いのネゴシアンの人に電話を掛けてくれ、今から会えるかどうかと聞いてくれました。10分ほどして現れたのが、写真のジルベールさんでした。初対面なのに家に招き入れてくれて、庭や畑を見せてくれました。また、紅茶も自分で入れてくれました。さらにゲランドの塩の入ったバターと黒トリュフを混ぜて冷凍保存していたものを出してきて、パンに付けて勧めてくれました。1時間ほどソファに座ってトリュフの本や昔のトリュフの雑誌などを見ながらお話しました。ずっとお付き合いしたい素敵な方でした。 11.19(22:30) |
午後1時半を少し回った頃に、やっと Visan の郊外にある約束の場所に着きました。ご主人が私達の車を見て寄って来てくれました。挨拶をするとにっこりと笑ってくれました。「犬を連れてくるから待っててね。」と言われて、しばらくすると黒い小さな犬が踊るように飛び跳ねながらやってきました。嬉しいんだなぁということが良く分かる仕草です。電気柵を外してからトリュフが採れる畑に入りました。5分もしないうちに最初の一個を見つけました。写真は、3個目ですが、結構大きいです。100g以上ありそうなくらい立派な黒トリュフです。11月は出始めでまだまだ収量が少ないそうですが、1月、2月とぐっと量が増えて、香りも良くなり、さらに値段も安くなるとのことでした。それなら、また1月にでも来たいなぁと思いました。見せてくれたお礼の気持ちも込めて、2種類の黒トリュフを3つ買いました。今晩が楽しみです。11.18(23:10) |
Nyons の町から Visan に向かう途中、St.Maurice-sur-Eygues で道路脇の工場らしき敷地で、露店が出ているのが見えたので、寄ってみました。すると、何とここは協同組合のワイン工場で、今日は新酒祭りということで、振舞いワインを出していました。ボジョレー・ヌーヴォーの様なすっきりとした軽い飲み口の赤ワインを少し頂きました。そういえばこの地域は、コート・デュ・ローヌでした。ワインは白・赤共に1ボトル、3EUR台からありました。バーカウンターにオリーブやサラミ、焼き栗、パンなどのおつまみが載っていて、全て無料で提供していました。少しお腹が空いていたので、焼き栗を頂きました。おじさんやおばさん達がみんな楽しそうに飲んで、おしゃべりをしていました。長く居たかったのですが、1:30の約束があったので、また走り出しました。ワインもオリーブもトリュフもある村なんて・・・。住みたいです。11.18(22:50) |
Nyons の町のマルシェで服を買った後、車に戻ろうとしたら、写真の店の案内板にトリュフの文字を美奈子店長が見つけました。すごーい!さっそく、「今日はトリュフを買えますか?」と尋ねると、「今はないけど土曜日に近くの町でマルシェがあるから、そこなら買える。」との返事。さらに話を聞くと、農家の方でエスカルゴやはちみつ、トリュフなどを栽培していると分かりました。駄目もとで、午後に家に行ってもいいですか?と聞くと、すぐご主人に電話を掛けてくれて、13:30からならOKとの返事を頂きました。これはラッキーです。すぐに教えてもらった緯度経度をGPSに入力すると、ここから結構離れていることが分かったので、お昼のレストランは止めて車の中でパンを少し食べて走ることにしました。今回もまた、予約が何も無いところから道が開かれ始めました。11.18(22:50) |
18(木)の朝8時、Nyons の町に着きました。昨晩から降っていた雨が止み晴れ間も見えますが、とても冷えています。こんなにも早く来たのは、マルシェでトリュフが売られるかもしれないという期待からです。あちこち見て回り、地元の人にも何人か聞き取り調査をしましたが、どうも今日は売っていないようです。止めは、9時半から開くインフォメーションを待って聞いたNOの答えでした。せっかくの大きなマルシェだったので、次の町に移動する前に少し買い物を楽しみました。たくさんのマダムが群がっているお店は、洋服でした。白いワゴン車の中で試着が出来ます。たぶん古着専門店なのでしょう。とても安いです。別のマルシェで私が買った素敵なセーターは、10EURでした。特にブランドや新品にこだわりっていない私達には、マルシェでの服選びはとってもいいものが揃っていてワクワクします。11.18(22:40) |
トリュフの作業場に案内してくれた Franc さんは、ブルゴーニュ産の黒トリュフを見せてくれました。地元のトリュフが最盛期を迎えるのは、1月だそうですが12月からは徐々にトリュフが採れるので、供給できると言われました。一つ一つのトリュフは大きさも形もいろいろで、洗った後に犬の爪跡などの表面の傷を丁寧にナイフで削ぎ落とし形を整える作業を行います。削ったトリュフの内できれいなものは、パテやトリュフ入りはちみつなどの加工食品に利用されます。Eric 父さんに振込先の口座を聞いて、後から価格表をメールで送ってもらう約束をして別れました。とても素晴らしい家族でした。11.18(10:40) |
17(水)の午後2時、Carpentras のインフォメーションで予約をしてもらったトリュフ農家を訪ねました。Eric さんの息子 Franc さんがトリュフが採れる畑を案内してくれました。写真の様にオークや栗やヘーゼルナットなどのいわゆる「どんぐり」がなる木を植えるとその幹の下にトリュフができます。写真の通り雑草がほとんど生えていないので、地下はトリュフの菌でいっぱいになっていて、たくさんのトリュフが育っていることが推し量れます。トマトは暑いほど大きくなりますが、トリュフはこれからどんどん寒くなると大きくなるそうです。また、トリュフの切り口のあの綺麗な大理石の様な模様もはっきりと現れてくるそうです。今度の土曜日の朝に犬を使ったトリュフ探しをするので、いらっしゃいと言われました。この旅でやっとトリュフが輸入できる段取りの一つが見つかりました。11.18(10:40) |
18(木)の朝6時です。Carpentras に滞在しています。これから支度をして、50kmほど北にある Nyons で8時から始まるトリュフ市に行ってきます。外はまだ真っ暗で、気温は6度ほどです。11.18(6:30) |
これが、ルネさんが私達にくれたチーズプラトゥーです。全部やぎのチーズです。灰がまぶしてあるもの、ローズマリーやタイムの小枝で飾られているもの、ハーブ・ド・プロヴァンスがまぶしてあるものなど、ヴァラエティーに富んでいます。ほとんどは、美奈子店長と二人で2日間で食べてしまいました。これらのおいしいやぎのチーズは、順調に行けば、12月の10日までに札幌に届きます。11.18(10:20) |
Eliane さん一家とルネさんと私達の計8人でおいしいご飯を食べました。サラダとやぎのチーズを載せて焼いたパン、そしてあのおいしいやぎのチーズとフォアグラです。特にフォアグラは、自家製のもので甘みがあってとっても美味しかったです。それに合う甘い白ワインも少し飲みました。このままずっと飲んでいたくなりました。こういう時にフランス人の生活や学校の様子、労働条件や休暇についてや政治問題について聞くことが出来るので、本当に勉強になります。日本人の労働はキツ過ぎるし、フランスの労働者はストライキばかりで働かなさ過ぎだし、中間ぐらいがいいと思いました。究極の働き方は、家族だけで成り立つ自営業を営むことだと感じました。あっと言う間に午後3時近くになったので、一緒に写真を撮って別れました。11.17(21:50) |
Eliane さん達のチーズ工房を見せてもらいました。弟の Pierre さんがやぎのチーズを作っています。ミルクを固めるのに一日、それを布に入れて吊るして、ホエーを出すのに一日をかけてから、塩を加えます。それをいろいろな型枠に入れて、三角錐や茶巾包みの様な形にしていきます。こういう工程を見たのも初めてのことでした。やぎのチーズの表面に飾るハーブは、近くて自生しているものを摘んで使っているそうです。あっと言う間に時間が経って、午後1時近くになりました。家で一緒に昼ごはんを食べようと誘ってくれました。11.17(21:50) |
16(火)の朝11時過ぎ、ルネさんと一緒にAPTの北西の標高1,000mの場所であの美味しいやぎのチーズを作っている家族を訪ねました。どう見ても人が居なさそうな山の中で、ROVE種というやぎ300頭ほどをほぼ放し飼いにしている Eliane さん達です。このやぎを見たのは初めてです。あんなに美味しい理由の一つが、このやぎのミルクの質にあるようです。アルピーノ種に比べて1/3のミルクしか採れませんが、酸味が少なく乳脂肪分が高い乳だそうです。朝に一回だけミルクを手作業で搾っています。角は切らずにそのまま伸びていて、餌は自生するローズマリーやタイムなどのハーブをごつごつした石灰岩質の大地を登ったり降りたりしながら食べまわっていて、柵があるかどうか分からないほど広い場所で育てられています。私達は、これ以上自然に近い環境でやぎを育てている人はフランスでも見たことがありません。11.17(21:00) |
16(火)の朝10時、APTの町でランジス市場のチーズ会社のイヴさんが紹介してくれた Rene Pellegrini さんに会えました。「会えました。」というくらい、チーズ業界の重鎮です。日本人でも聞いたことのあるプロヴァンスはもちろんフランス中の有名なレストランやチーズ熟成士やチーズ専門店にチーズを提供しているプロ中のプロなのです。自らは表に出ませんが、表舞台に立つ彼らが有名になった理由が、このルネさんの素晴らしいチーズに拠っていると感じました。でも、すごい方ほど素朴で力んでいない普通のおじさんの様な姿ですし、その姿勢がより彼の素晴らしさになっていると思います。右の写真は、いろいろなやぎのチーズですが、私達も初めて見る斬新な形とアイデアに溢れるものでした。見た目だけではなく、実際に食べてみると驚くほど美味しいやぎのチーズでした。こんなにうまいやぎのチーズが有ったとは!やっぱり、これからもずっと旅を続けて少なくとも80歳まで学んでいかないと、チーズの世界を知る事は無理だと思いました。どんな人がこのチーズを作っているのか強く知りたくなりました。11.17(9:00) |
15(月)の午後2時頃、いよいよ黒トリュフを求めて、Maison de la truffe et du vin に行きました。場所は、MENERBES です。高台にある小さな村でしたが、雨が降っていることもあり人影が全くありません。下の方に車を留めて、徒歩で登るとお店がありましたが、美奈子店長の下調べ通り11月は全部休業のようです。残念!なかなかトリュフは見つかりません。このヴォークルーズ地域のトリュフの収穫が始まるのは、12月からのようでまだ2週間ほど早いようです。これから先は、もっと北を目指して、山に近い地域を回りたいと思います。11.16(9:30) |
15(月)の朝11時頃、メロン栽培で有名な Cavaillon のマルシェに来ました。あいにくの雨で初めて雨合羽を着て町を歩きました。お目当ては、この秋に収穫されたフレッシュなリュックのオリーブです。ありました。オリーブ専門のお店が出ていました。200gともう一種類も200g買いました。浅漬けなので塩辛くなくて、塩茹でした枝豆の様な歯応えがたまりません。こちらに来て、こうしてマルシェでリュック買って食べたのは6年前です。あれから札幌に居て毎年食べられるようになって、本当にありがたいと思いました。11.16(9:00) |
15(月)の朝8時半、HSBC銀行(salon de Provence 支店)の前に立ちました。フランスにある銀行に日本在住の日本人が口座を開く方法はいろいろありますが、私はこの方法を選びました。日本のHSBCに口座があるのが前提条件です。フランスの窓口で必要なものは、1)パスポートと2)現住所が確認できる書類でした。2)の例はガス、電気、水道、電話などの公共料金の請求書などや市民税などの税金の支払いに関する葉書などです。こうした必要書類を確認しないままに、というか日本で確認する術が無かったので、そのまま今日の日を迎えました。でも、あれこれ話をしながら交渉してついに口座が開けました。私の場合、電気料金をクレジットカード払いにしてあったので、そのWEB明細書をノートパソコンでネットからダウンロードしました。USBメモリースティックにコピーして、担当の方に渡してOKでした。<帰国後、2)の一つをFAXで送ることを条件に。>これでもう、輸入に必要なユーロ建ての支払いやヨーロッパの旅先での支払いは、予め有利な為替レートで交換しておいたユーロをここに送金して、ATMで下ろして使えるので、さらにコストが低く抑えられます。また、旅に行く度にトラベラーズチェックを買ったり、円をユーロに両替しなくて済み、あるいは為替レートが不利なクレジットカードも使わなくて済みます。この口座開設の成功で、私達が願う「美味しくて良い食べ物をより安く提供したい。」が、ますます実現し易くなりました。めでたし! 11.15(21:00) |
15(月)の朝、オレンジを搾って飲みました。写真の様に2月に行ったペリゴールの蚤の市で5ユーロで買った搾り機を家から持って来ました。電動なのですぐに搾れます。佐賀のみかんとスペインのみかんを一緒にしました。やっぱり搾りたての生のジュースは格別です。旅の最中もこうして健康に気を付けて、そして美味しい物を目指して生活しています。こういうことをする気持ちの余裕や時間が持てることが、何よりもありがたいことだと感じています。 11.15(21:00) |
14(日)の午後3時過ぎ、Avignon から Salon de Provence に帰る高速道路のサービスエリアのBPのお店で、美奈子店長が「A」のマークを見つけました。そして、美奈子店長は分かりました! これは初心者マークの様です。APPRENTI(見習い・初心者)の「A」です。ずっとフランスを車で走っていて、時々このマークが車の後ろ側に付いているのを目にしましたが、オーストリアから来た車ぐらいに思っていました。もちろん、私もすぐ買って、自分のレンタカーに貼りました。(注)高速道路でこのステッカーを貼って走ると、制限速度が時速90kmになるそうです。くにゃっと曲がるマグネット製なので、車から離れる時には盗まれないように剥がします。これで、ますます安全に運転が出来そうです。イタリアでは、「P」の文字が同様の意味で使われています。 11.15(21:00) |
13(土)の午後2時半、Rognes でピザ、ステーキ、チーズ、デザートのコース(18EUR)の昼ごはんでお腹がいっぱいになりました。しばらく駐車場で休み、2kmほどの所にあるやぎのチーズを作っている農家(FERME DU BREGALON)を訪ねました。もう20年前からやっているそうで、やぎ40頭、にわとり、ぶた3匹、鳩、犬3匹などを飼っています。特ににわとりは放し飼いであちこちを歩いています。回りにはブドウ畑が広がり、自分達で何でも作って手に入れることが出来そうな素晴らしい農場です。きっと都会に住む人がここに来て数時間も居れば、リフレッシュした気持ちになるだろうと思いました。奥さんは、やぎややぎのチーズについてのパネル展示なども工夫して、消費者が理解しやすいようにと一所懸命に取り組んで来た事が感じられる直売のお店でした。やぎのチーズの他にやぎのミルクでせっけんも作っています。愛に満ちた農場でした。この奥さんの仰った一言が心に残りました。「やぎのミルクは搾りたてで加熱殺菌しないと匂いも無いけど、加熱殺菌したやぎのミルクは臭くて味が強く全く違うものになる。」と。大量生産される工場製のやぎのチーズが獣臭くて美味しくないと感じる理由の一つが分かった気がしました。 11.14(20:00) |
13(土)の朝9時、Salon de Provence の中心街で出ていたマルシェに行くと、オーガニックのやぎのチーズを売っている人がいました。少しお話をしました。20kmほど北東にあるロリ(Lauris)でチーズを作っています。灰まぶしの黒いチーズは無かったので、クロタンの様な小さな丸いのを一つ買いました。こうしていろいろな生産者のやぎのチーズをよく食べるようになって、それぞれの違いがよく分かりようになりました。そして、チーズマーケットで輸入しているビエさんのヴァランセやセル・シュール・シェールの素晴らしさが、ますますよく分かるようになりました。ビエさんを超えるチーズにはなかなか出会えません。11.14(20:00) |
13(土)の朝、Salon de Provence の町に行きました。インターネットキーをリチャージしようと携帯電話会社のSFRに行くと、ここでは出来ないと言われ、別の店に行くと、ここでも出来ないと言われて、向かいにあるタバコ屋でチャージが出来ると教えてもらいやっとこ出来ました。でも、最初はタバコ店のシルビアさんも携帯電話しかリチャージしたことが無い様で、「ネットのリカリカはやっていない。」と断られました。ここで粘ってSFRのカタログを見せて、やっと動いてくれました。フランスに来る度に、あちこちの店に行って多くの時間が掛かりましたが、タバコ屋に直行すればいいんですね。嬉しくなって記念にタバコ屋の前で美奈子店長の写真を撮ろうとしたら、すぐ脇で立ち話をしていた奥さんが、「一緒に撮ってあげるわ。」と言われ、この写真が撮れました。気温は18度もあって、快晴でとても気持ちが良いです。11.14(8:00) |
12(金)のお昼は、ランジス市場を案内してくれたサンドラさんと一緒に食べました。今回はいつもと違うレストランでしたが、市場の中なので食材が豊富で新鮮なのでとても美味しかったです。私はアボガドのサラダと豚ロースのソティーを食べました。ワインも飲みたいところでしたが、マルセイユ空港から運転があるので、バドワにしました。支払い条件などの細かい打ち合わせをする時には、サンドラさんが通訳をしてくれるのでとても助かっています。11.13(21:22) |
12(金)の朝11時頃、チーズを仕入れに行きました。今回の旅に出る前に在庫していたチーズはほとんど売れてしまい、今日は追加のチーズを特に一所懸命に探しました。クーロミエやロッシュバロン、デュランさんのカマンベール・ド・ノルマンディー、ラングル、アローム・ド・リヨンなどです。あっ、ポルトガルのチーズのケーヨやプーレさんのヴァシュラン・フェルミエも確保しました。既にランジス市場では、どこの店も飾り付けや扱う商品がクリスマスモードになって華やかな雰囲気が漂っていました。11.12(18:00) |
フランス・ボークルーズ地方のトリュフの旅日記 |