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10月(2009)イタリア・ウンブリア州のオリーブオイルとトリュフの旅日記



ラッツィオ州からウンブリア州に入り、初めて留まったオリーブオイルの搾油所には、昔ながらの石臼がありました。

 

このコーナーでは、年に4〜5回訪ねているヨーロッパ各地から、旅の様子を現地よりすぐにレポートしています。今回は、イタリアの中央部にあるウンブリア州の南部を車で回って、トリュフやオリーブオイルを探して、農家やアグリツーリズモを訪ねます。


イタリア(ウンブリア州)の食べ物を探す旅日記12

スカモルツァを作っています。ひょうたん型をしたチーズです。固まったカードをナイフで切って、それを持ち上げて、後ろにあるモッツァレラの機械に入れます。


10月15(木)の朝9時、ASSISIの南にある町、Santa Maria degli Angeli にある家族経営の小さなチーズ工場を訪ねました。前の日に店で見学させてもらう様にお願いしました。出会ったこの80歳を越えるおじいちゃんは、店の事務所で椅子に座っていました。初めは隠居されたおじいちゃんがたまたまそこに居るんだと思いましたが、違いました。何と現役のチーズ職人だったのです。チーズ工場では眼光鋭い職人の目になっていました。メタボとは無縁な痩せた体で、動作も機敏でしっかりとしています。全然よぼよぼしていません。正にリーダー的存在です。こうして体力を使う仕事を毎日規則正しく行って来た結果だと思いました。また素晴らしい人生の目標になる人と出会えました。どうか90歳まではこのまま働いていて下さいね。ここのチーズはどれも美味しかったです。12.19

イタリア(ウンブリア州)の食べ物を探す旅日記11

穏やかな表情のおじさん。きっと歳は私達と同じ位だと思います。マスカットが好きな私は、このぶどうの山を前にして、立ち去りたくないくらい幸せを感じていました。


10月13(火)の午後、私達は朝市があったGUBBIOからサンマルコ方面に車を走らせて、次のオリーブ農家を探していました。すると、小高い丘の様な斜面を利用したぶどう畑があり、収穫作業をしている人が見えたので、道を聞くついでに世間話をしました。その方はチーズマーケットにいらっしゃるお客さんに似ていたので、親しみを感じました。今日は白ぶどうだけを収穫して、今晩果汁を搾る作業まで行うそうです。作るワインはほとんどが自家用だそうです。「食べてみるかい?」と言って、美奈子店長の手にのせました。大粒の生食用のぶどうより糖分が高くとても甘かったです。ふと私は思いました。私が今こうして初対面の人に簡単に話しかけられる様に変わったのは、相手がこの方の様に包容力のある農家の人だったからだと気付きました。都会で時間に追われて足早に歩く人には話しかけられません。やっぱり田舎に居る人はいいなぁ、見ず知らずの東洋人の話に耳を傾けてくれる心の余裕があるのですから。私もこういうおっさんに成りたいです。・・・結局、この村のオリーブ農家の方には会えませんでしたが、とてもいい午後になりました。12.18

イタリア(ウンブリア州)の食べ物を探す旅日記10

ここでも生乳の牛乳の自動販売機がありました。表示板をよく見ると・・・。


10月10(土)は、Frosinoneの北西にあるVEROLIのピッツェリアのあるホテルに泊まりました。夕食前に町を散策すると、牛乳の自動販売機がありました。1リットルのペットボトルも20セントで売られています。気温は摂氏10度以下で寒かったですが、飲んでみたいと買いました。撮っておいた写真を飲んだ後から読むと、・・・「加熱してから飲んでね。」と書いてありました。ええっ??? もちろん、旅先なので鍋が無かったので、そのまま飲んじゃいました。^^)ここで旅の教訓を!せめて「赤い文字」で書かれてある表示だけでも読もう。意味を辞書で調べよう。です。それにしても牛乳を殺菌せず生乳のまま売られているのは素晴らしいことです。(prodotto da consumarsi solo dopo bollitura.)12.17

イタリア(ウンブリア州)の食べ物を探す旅日記9

外側がぱりぱりで、中はしっとり。うまーい。と声を上げました。アグリツーリズモの同じ敷地内にあるパン工房で作っています。2人の奥さんが朝6時からやっていました。


おいしいパンをレストランで頂きました。一体どうやって焼いているのかと見せてもらうと、意外にも石釜のオーブンではなくて、クレープを焼くような円い鉄板に生地を広げて両面を焼く方法でした。このIL PANARO(レストラン)は、アグリツーリズモに泊まれば、黒トリュフのメイン料理を含むフルコースの夕食が食べられます。パンはもちろん、どの料理も美味しかったです。ワインや炭酸水のサンペレも飲んで、朝ごはんも付いて、一人当たり36ユーロ(4,860円)とは驚きです。札幌の飲食店さんで働く若いコックさんにも新婚旅行にどうぞと勧めました。12.3

イタリア(ウンブリア州)の食べ物を探す旅日記8

ジョルジョが経営するフロシノーネ市(FROSINONE)にあるエノテカ。さすがジョルジョ、何を食べても美味しかったです。ジョルジョ一家。妻のステファニアとピッコロ・ジョルジョ。最近、300本以上のオリーブの木が庭にある新居に引っ越してきました。


ほとんどのイタリアのチーズを仕入れているジョルジョさんは、今歳52歳。私の人生の先生の一人です。あのリーノさんのオーガニック・パルミジャーノ・レッジャーノもジョルジョの人脈がなかったら輸入できませんでした。ローマの南の町、FROSINONEに彼のエノテカがあります。イタリアじゅうから高品質のワインやチーズ、パスタ、オリーブ、オリーブオイルなどを揃えています。こんなすごい店を私は見たことがありません。ジョルジョからはいろいろな事を教えられました。チーズの扱い方はもちろん、オリーブやオリーブオイルの選び方など。そして、印象に残っているのは、この言葉でした。「私はチーズなどの物を売っているんじゃないよ。サービスを売っているんだ。」と。6,7年前の当時、私にはこの言葉の奥にある彼の意思を推し量ることは無理でした。ジョルジョが言いたかったのは、一度きりの売り買いの関係だけで、「はい、お仕舞い。」じゃなく、一度買ったら(一度出会ったら)、その後いつでも私を頼りにしていいよ。」という意思表示だったんだと思います。つまりジョルジョは、私よりもずっと遠い私達との未来まで見通していたのです。今年で11年目。いい関係が続いています。私達も店頭やネット店で出会った人達とずっと長くお付き合い出来る様にジョルジョの様ないいサービスを続けます。出会った人達やこれから出会う人達とずっとこの先付き合っていこうという覚悟で接するかどうかで、態度や行動は大きく変わります。私はこういう覚悟を持って今後の人生を歩んで行こうと思います。ありがとう!ジョルジョ。
11.27
イタリア(ウンブリア州)の食べ物を探す旅日記7

自宅でしか出来ないトリュフたっぷりのパスタ。うーん、こんなものが食べられるなんて!


イタリアのウンブリア州産のフレッシュな黒トリュフをパスタに掛けて食べました。こんなにたっぷりと掛けられるとは、本当にいい仕事だと感謝しています。トリュフの食べ方のお勧めはいろいろありますが、 私のお勧めは写真のパスタ料理です。熱々のパスタにオリーブオイルを振り掛けて、そこに良質なバター を少し載せて、さらにトリュフをスライサーで薄く削って頂きます。他には、卵焼きを作る時に、削った トリュフを包み込むようにする卵焼きも美味です。また、熱々のご飯に生卵と刻んだトリュフを掛けて一緒 に食べるのも最高。こういうことが自宅で出来る為には良いトリュフを手に入れられるつながりがあるかどうかです。生のそして本場イタリアのトリュフを手に入れて、「トリュフってこんなにも魅力的な香りがするんだ!」とぜひ体験して欲しいです。”トリュフ風味”とは全然違います。まもなく、ネット販売を始めます。
11.25
イタリア(ウンブリア州)の食べ物を探す旅日記6

ニーラさんは、ゆっくりとイタリア語で話してくれたので、とても良く分かりました。レオさんとおじいちゃん。みんな話すことが一杯あるようでずっと喋っています。


「イタリアのウンブリア州に良質な黒トリュフがあるらしぃー。」ただこれだけの情報といいますか
噂でやって来たウンブリア州。でも、引き寄せられる様に見つかりました。素敵な人達との出会いがここ
数年とても増えています。初めて会ったのに、いろいろと親切にして頂きました。「生も良いけど、冷凍
ならこうやって凍ったまま削れるんだよ。」と実際にやって見せてくれたレオさん。姉のニーラさんは、
オーガニックのオリーブオイルを勧めてくれました。私がこの家族からトリュフを買おうと思った理由の一
つは右の写真のおじいちゃんの話です。「わしは、日本車にもう20年も乗っているんだ。今も調子いい。」
と。物を大事に出来る人は人も大事にすると思います。こういうイタリアの人と札幌の飲食店のコックさんを
結びつけるのが私達の仕事だと思っています。12月7日に新千歳空港に着くようにお願いしました。11.23
イタリア(ウンブリア州)の食べ物を探す旅日記5

森に入って三分も経たない内に最初に黒トリュフを手に入れたカルロさん。満面の笑みです。カルロさんに黒トリュフを手渡されました。ごつごつしていてとても硬いです。岩海苔を醤油で炊いた時の様な香ばしい香りがしてきました。


カルロさんは、森に入って三分も経たない内に最初の黒トリュフを見つけました。大きいです。カルロ
さんの前に座っている二匹の犬は、ビスケットを待っています。写真を撮った後トリュフを返すと、カルロ
さんはそれを左ポケットにしまい、右のポケットからビスケットを出して、ディラとアルゴに上げました。
犬はトリュフも好きなので、油断すると土を掘ってすぐにパクッと食べられてしまうそうです。だから、食
べられない様にタイミングを見て、先に取り上げることが重要なんだとカルロさんは話してくれました。11.22
イタリア(ウンブリア州)の食べ物を探す旅日記4

フランコさんの友人のトリュフハンター、カルロさん。一緒に森に入って黒トリュフ探しを見せてくれました。2匹の愛犬は、黒がアルゴで見習い中です。白はディラ。あっという間に10個ほどのトリュフを見つけました。


10月14日の朝、アグリツーリズモのご主人のフランコさんが友達のカルロさんを紹介してくれま
した。カルロさんは地元の森で2匹の犬と共に黒トリュフ探しの名人です。10分ほど歩いて森に入ると、
左の写真の様にV字谷の様にくぼんだ場所に来ました。こういう両側から水が集まる湿った場所にトリュ
フがあるそうです。地面が見えないほど落ち葉がぎっしりとあって、どこにトリュフがあるなんて想像も
つきません。しばらくすると白い毛のディラは、積もった落ち葉に鼻を入れて、クンクンしています。
次に前足で土を掘り始めました。その様子を見たカルロさんは、「よしよし」と言って、ディラを押さえ
て、自分の手で土を掘って、土の中から黒トリュフを掘り出しました。二人の息はぴったりでした。11.22
イタリア(ウンブリア州)の食べ物を探す旅日記3

ジョルジョのオリーブ畑で収穫を手伝いました。急な斜面での作業は、とてもきついです。


オリーブとトリュフを探す旅は、都市とは無縁で電波も届かない場所が多かったです。メールを一通
送るだけで10分以上かかる時も。でも、パソコンに向かわなかった分、現地の人たちとゆっくりと話す
ことが出来て、イタリア語会話もかなり上達しました。もう、10年以上付き合っているジョルジョとも
英語ではなくて、イタリア語で通じたのが嬉しいです。今、フィウミチーノ空港にいます。これからパリ
経由で日本に帰ります。旅の情報は後日まとめます。いろいろとお伝えしたいことがあります。10.18(12:20)
イタリア(ウンブリア州)の食べ物を探す旅日記2

サンドラさんにフランスでのATMの使い方を教えてもらいます。


やっとネットにつながりました。美奈子店長も元気です。いろいろと想定外の事が起こりましたが、
旅は順調でいい出会いが続いています。今日は、GUBBIOで開かれるメルカートに行きます。10.13(6:35)
イタリア(ウンブリア州)の食べ物を探す旅日記1

昨日、無事にパリまで来られました。早朝に札幌を出る時には、台風の影響で欠航しないかと
心配だったので、喜びも大きいです。シャルルドゴール空港からオルリー空港までのバス路線は
高速道路が大渋滞でホテルに着いたのは、夜8時過ぎでした。今朝は、ランジス市場に行きます。10.9(4:10)

10月(2009)イタリア・ウンブリア州のオリーブオイルとトリュフの旅日記