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8月(2009)フランス・カンタル県のチーズの旅日記



オーヴェルニュの首都、クレルモンフェランの教会をバックに美奈子店長。

 

このコーナーでは、年に4〜5回訪ねているヨーロッパ各地から、旅の様子を現地よりすぐにレポートしています。今回は、フランスの中央部の山岳地帯のオーヴェルニュ地方の南側、カンタルとサレール地方を訪ねます。大きなハードチーズのカンタル、サレールの生産者を探します。



フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記29

パリ・シャルル・ド・ゴール空港のセキュリティーチェックで通過した食べ物。生のレタス、ピクルス、トマト、桃、チーズです。


パリ・シャルル・ド・ゴール空港でセキュリティーチェックで通過した食べ物をお知らせします。
チェックインカウンターのおじさんは、「持ち込まないで、預けた方がいいよ。没収されるかも
しれないから。」と助言してくれましたが、機内の食事では栄養が偏ってしまうので、いつもこ
うして、自分で野菜や果物やチーズをフランスで買い、またチーズマーケットの4種類のドライ
フルーツなどを食べています。チーズのふたを開けた係りの女性は、鼻を近づけたら「くさい。」と
声を上げ、見ていた周りの人も笑って場が和みました。とっても美味しいんだけどなぁ。8.16(17:10)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記28

パリ・シャルル・ド・ゴール空港に着きました。


16日の午後3時、無事にパリ・CDG空港に着きました。ターミナルは、新しい2Gでした。ここから
シャトルバスで2Eに向かいました。今、ラウンジにいるので、こうして更新が出来ました。18:00
の名古屋行きに乗って、明日の午後に日本に着きます。イタリア語の文法が分かってきました。8.16(17:10)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記27

いろいろな国の人利用しているクレルモンフェラン空港。私達の他に日本人いないのか?


16日の朝11時半にパリ・CDG空港に飛ぶ予定だったのが、まだ飛びません。機材を変更したので、
45人しか席が無いということです。地上係員の方が、私達の所に来て、今日乗り継ぎがあるかどうかを
確認しました。午後6時発の名古屋行きなので、何とかそれには間に合いそうです。お腹が空いたけど
チェックインの待合室には、売店もありません。水も没収されたし。そうだ、イタリア語の勉強だ。8.16(13:10)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記26

おじさんおばさんとも笑顔が素敵。日本では見かけない二人で使う大きなのこぎり。レースの編み物や毛糸を紡いでいます。


14日の夕方4時ごろ、カンタル県の CONDAT 村に行きました。オーガニックのマルシェがあるということで
新たな出会いを楽しみに。このマルシェでは、地元の人達が昔からの正装をして、パレードしたり、子供が大
人から大きなのこぎりの使い方を教えてもらったり、羊の毛から糸を紡ぐやり方や編み物の様子を実践して観
光客に披露していました。フランスと日本の大きな違いは、こうした数千人の人口しかないいわゆる田舎でも、
観光客を大勢集められる事です。都会の人が田舎に行きたがる魅力が田舎にあります。そして、彼ら住民が自
分の住む町や村に誇りが持てる大きな理由は、その地域独自の第一次産業の生産活動がしっかりある事だと思
います。田舎は都会の真似をしなくていい。人も同じです。みんな一緒じゃなくて個性を大切にしないと。8.16(10:00)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記25

搾乳場なども手作りだそうです。どの山羊にも角があり、人を見ると寄ってきます。5年で少しずつやぎを増やしてチーズを作る青年、Guhur MORGAN さん。こういう人が酪農を始めるフランスは、未来が明るいです。


13日の夕方5時半過ぎに、いろいろと迷いながらもやっと、やぎのチーズを作る農家を訪ね
ました。フランスでは田舎に行くと看板が無い事がよくあります。人に聞けばとは思いますが、
その人も道を歩いていないと途方に暮れます。でも、良かったです、良い人に会えて。青年の
ようなモーガンさんは、酪農を始めてまだ5年ほどだそうですが、おいしいチーズを作ってい
いると思います。お客さんが使う便所は水洗ではなくて、使用後に脇にあるバケツに入ったお
が屑をお玉ですくって上から掛けるという「コンポストイレ」でした。臭いも無く、たまったら、
堆肥にして自然に還す様です。また、いつか訪ねてみたいと思うまっすぐな人でした。8.15(8:00)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記24

トリュフの作り方を見せてくれるアンさん。この後、水気が無くなったら、ガーゼの上をねじって更に水分を搾り出します。


13日の午前10時前、チーズマーケットで輸入しているやぎのトリュフチーズを訪ねました。
何と言っても知りたかったのが、トリュフの作り方です。形から推測してトリュフのチーズの
型枠は無いだろうと美奈子店長は考えていたそうですが、その通りでした。まず、丼鉢の様な
大きな容器にガーゼを敷いて、そこにカードを入れます。ガーゼの四隅を針金に指して、右の
写真の様にぶら下げて、ホエーが抜けるのを待つそうです。この後、きんちゃく絞りの様に手
で丈上部のガーゼを絞れば、あの独特の形のトリュフが出来るのです。実際に見て分かりました。8.14(21:30)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記23

ケニーさんが運転して運んできた200リットルほどのミルクタンク。写真の様に持ち上げて落差を利用して注ぎます。ミルクタンクにつないだホースで山羊のミルクを注ぎます。


13日の午前10時前、チーズマーケットで輸入しているやぎのトリュフチーズの生産者、
E.A.R.L.CORNETさんを訪ねました。ちょうどケニーさんが搾ったばかりのミルク
を大きなトレーに注いでいます。可笑しかったのは、その元のミルクタンクをトラクターで
高く持ち上げて、その落差を利用してミルクを注いでいることでした。ミルクを流すパイプ
が無いのです。毎朝こうして隣の搾乳場からタンクを運んでくるそうです。^^)8.14(21:00)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記22

道草は楽しい。こんな午後7時ぐらいに、野生の果物を摘み取りに来る生活って、余裕があって素敵です。ミュールもチーズマーケットの畑にあったらいいなぁ。


12日の夕方、やぎのチーズ(トリュフ)のアンさんと別れてから、ホテルを探そうと車を走ら
せていると、左手の生垣で奥さんがボウルの様な物を抱えながら何かを摘んでいます。きっと
フランボアーズかなぁと声を掛けたら、黒い果実のミュールでした。数日前のマルシェで美奈子
店長が買った好物でした。「これは自生している野生種なのよ。」と。そして、「摘んでから
ジャムにして食べるの。」とも教えてくれました。この時は、奥さんと話をしながら、収穫の
お手伝いをしました。次の朝に私達はまたやって来て、今度は自分達の分を少し摘んで、羊の
ヨーグルトに入れて美味しく頂きました。奥さんのお陰で思わぬ季節の味が楽しめました。8.13(22:50)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記21

「出しますよ。」という感じでコックを開く奥さんのOdileさん。下にある注ぎ口の漏斗が倒れないか見ている美奈子店長。


12日の午後2時、協同組合のチーズ工場を訪ねると、マネージャーは今は別の場所に居るので電話をして
行く様に告げられました。でも、その場所は、私達が行くやぎのチーズ(トリュフ)の農家とは逆方向なので、
今回は諦めました。気分を変えて同じ村(ST.BONNET-DE-SALERS)にある「農家へいらっしゃい。」の農家に、
生乳を買いに行きました。Odil さんは、1,200リットルはあろうかという大きなミルクタンクから直接牛乳
を注いでくれました。1リットルで75セントほど。このフランスの生乳の味を知ってからは、日本の牛乳は
飲めなくなりました。これは喉をするっと通ります。機会があれば、ぜひ飲んで欲しい食品の一つです。8.14(9:00)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記20

マリオンさんが英語で作り方を通訳してくれました。ブリジットさんのご主人、JACKYさん。力持ちで優しい人です。


8月12日の朝9時半から、ブリジットさんのサレールのチーズ作りを見せてもらいました。夫の
ジャッキーさんが、チーズを作り、奥さんのブリジットさんが売っています。息子の友人のマリオ
ンさんが、私達の為に英語で通訳をしてくれました。今回で2回目のサレール作りだったので、
製造工程がよりよく分かりました。11時半頃に一通りの作業が終わり、みんなでジュースを飲み
ながら、日本やフランスの違いの話をして楽しみました。また、会いに行きたいなぁ。8.13(14:00)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記19

昨日、オーヴェルニュ地方からリムーザン地方にやって来ました。トリュフという名のやぎ
のチーズを作る農家に着きました。今から、どの様にあのおいしいチーズが作られるのかを
見に行ってきます。緑豊かな地域で、空はからっと晴れて気持ち良い朝です。 8.13(9:10)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記18

モンベリアールとその赤ちゃん牛。常にお母さんのそばにいます。ブリジットさん。家族で牛40頭を飼い、チーズを作っています。


11日の午後3時ごろ、SALERS 村からST.BONNET-DE-SALERS 村に向かっていると、道に迷いました。
ふと道路脇に立つ手作りの看板が目に入り、「ここから500m、農家のサレール売ります。」と。
せっかく迷ったんだからと道草を食うことに。クーラーバックには、今までに買ったチーズが一杯。
でも、私達は試食を出されて、何も買わないで帰るなんて出来ません。農家の人を励ます意味でも
少しは買います。それに出会う人は買いたくなる様な素晴らしい人なんです。曇りの無い笑顔が眩し
い奥さんのブリジット(Brigitte)。明朝にサレールを作る様子を見に来てもいいか?と尋ねると、快く
OKの返事。同じチーズを別の人がどの様に作るかを見ると違いや共通点が分かります。8.12(8:40)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記17

日暮れは、9時半。ゆっくりと食事をされている4人のフランス人ご家族。地元産のチーズを食べていました。


11日の宿は、ST.BONNET-DE-SALERS 村にあるホテル、DAGIRALです。一部屋にダブルベットが一つと
洗面台があります。トイレとシャワーは部屋の外にあって共同で使うスタイルです。いくらでしょう
か?正解は、一部屋当たり26EUR(約3,600円)。私達はマルシェなどで、その地方の野菜
や果物、チーズやハムなどの農産物の加工品も食べたくて、よく買います。すると部屋やピクニック
での食事になり、素泊まりが増えます。毎朝、焼きたてのフランスパンをパン屋さんまで歩いて買い
に行くのも楽しみ。これだと、一人で一日当たり5,000円でとても美味しい旅が出来るのです。

部屋にトイレや風呂(シャワー)が無いのは、初めは抵抗がありました。でも、こういう宿は遠い親戚
の家に泊まりに行ったと思えばいい。すると1つのトイレとシャワーをみんなで使って当たり前。
3,600円は、親戚の人に上げるお土産代だと思えてきます。上の写真で夕食を食べているフランス人も
予約なしの飛び込みのお泊りで、自由な旅を楽しんでいます。旅は自分の常識を変えてくれます。8.12(7:40)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記16

協同組合のチーズ工場。今回工場を見学するのは、初めてです。


8月11日の午後4時過ぎ、SALERS村の北隣にある村、ST.BONNET-DE-SALERS に着きました。
この村には、農家が集まって出来た協同組合によるチーズ工場があります。早速、出掛けて明日、
会う約束をしました。サレールチーズについて作り方から熟成方法などの話を聞きたいです。8.12(7:30)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記15

今日は朝からとても良い天気です。カラッとしているので、暑くても過ごしやすいです。遠くの方までよく見えます。赤茶色のサレール牛や白と茶のぶちのモンベリアール牛を良く見かけます。


8月11日の昼過ぎ、ついにSALERS村に着きました。そうです、左の写真の様にサレール村に来た
事を示す道路標識を写真に収めたいと思っていました。サレール村は観光客で賑わっていました。今日は
近くの村に泊まり、明日の朝9時半にサレールを作っている農家を訪ねることになっています。8.11(20:00)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記14

山の奥の奥にあるポールさん一家の家。店というよりは、自宅そのものです。居間にあるテーブルにデジタル秤がありました。


8月10日の夕方、 Vic-sur-Cere 村から更に奥の山の方を目指して走りました。するとカンタルを
作る農家という標識があったので、寄ってみました。でも、見るからにチーズ店という建物や入り口
がありません。自宅らしき玄関の扉の前には、脱ぎ捨てた長靴や運動靴があります。また、回りには
40羽以上のアヒルや鶏がうろうろ歩いています。フランスの田舎には、慣れている私も車から降り
るのを躊躇しました。でも、勇気を持って声を掛けると扉が開きました。「どうぞ。」と言われて中
に入ると、居間でした。お父さん、お母さん、息子のポールさんたちが居ました。チーズが欲しいと
言うと、テーブルにあったチーズを切ってくれました。こんな店?は、初めてでした。^^)結局、
サレールを300gほど買いました。フランスはチーズの作り方は法律で厳しく管理されていますが、
売り方は割と自由です。(FERME DE CAPELS 15800 JOU SOUS MONJOU TEL 04 71 47 57 11) 8.11(9:00)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記13

Nathalie さんは、4日前に作ったサレールのチーズから刻印を外して見せてくれました。Alexis さんが、ホエーを抜く機械にカードを入れています。


8月10日の朝、Muratにあるカンタルとサレールチーズを作る農家を訪ねました。目的のチーズ工場を
目指して走っていたのですが、何故だか寄ってみたくなりました。直売所には、夫のALEXISさんが
チーズを作る時着けるエプロン姿で接客していました。一目見て、とても真面目で良い人だと感じました。
何の予約もしていないのに、見学させてもらえるかとお願いすると、あっさりOKだと言ってくれました。
長靴と帽子とエプロンを借りて、工場の中に入れてもらいました。奥さんのNATHALIEさんが、い
ろいろなチーズの製造過程を見せてくれました。その後で牛舎や牧場などを見せてもらい、最後に事務所
で輸入手続きの話をしました。11月上旬には、彼らから直接仕入れたチーズが店頭に並びます。8.10(21:00)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記12

コーヒーやワインを飲みながら、友達とおしゃべりしています。会社のつながりだけの日本のお父さんとは違います。ワインは一人一杯というわけじゃなくて、飲みたいだけ飲めるようです。ほぼ全ての材料が地元で揃う豊かさがフランスにはあります。


この町の公民館の様な建物では、蚤の市の行事に合わせて、朝食と昼食のサービスがありました。私達は、
二人で10EURのランチを一つ食べました。右の写真の様に地元産のレンズ豆の煮物や焼きソーセージ、
カンタルチーズ、フライドポテト、アップルパイ、そしてパンと赤ワイン、コーヒーという内容でした。
こういう時に思うのは、日本との違いです。露店で出てくる食べ物は、その地元とは関係の無いものばかり。
何処に行ってもカレーや焼きソバやお好み焼きや枝豆、焼き鳥。日本の農業を真剣に考える時期です。 8.10(7:00)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記11

ミルクタンクを買いました。チーズマーケットの店頭で傘立てに使おうと思います。50EURでした。喋っていたら、赤ワインを出してくれました。ベルナルドさんは、なかなかのグルメです。


9(日)の朝は、ずっとどしゃ降りでした。美奈子店長の情報で、小さな村 Lorciers で蚤の市が開
かれるので行きました。ここでSt.Flourに店を持つ金物屋のベルナルドさんと出会いました。ずっと
欲しかったアルミ製のミルクタンクがあります。帰りに飛行機で持って帰る事を考えると迷ったけど
買いました。どしゃ降りの雨の中、しばしトラックのひさしの下で雨宿りをしながら喋っていると、
またもや美奈子店長が気に入られて、ベルナルドさんがボルドーの赤ワインを見せて、ナイフでコル
クを開けました。朝の11時ですが。そして、その後チーズは出てくるわ、サラミとパンもナイフで
切りながら「食べなさい。」と勧めてくれました。うーん、どれも美味しいです。ちゃんと自分で何
を食べるかを考え、仕事で違う土地に来ても、自分で揃えて持って来る様です。そして、「チーズを
輸入しているんなら、ここに行け!」とお勧めの農家まで書いて教えてくれました。ここ数年前から
私達は旅に出ると、思わぬ場所から良い出会いが次々と生まれ、良い人へと繋がっていくのです。8.10(7:00)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記10

リリアンさん。ちょうど洗濯物を干しているところでした。隣には写真の様にどこまでも広がる牧草地がありました。平地に見えますが、高度は800m以上あります。


8(土)の午後4時、St.Flour の南東の村(Alleuzet)で青かびのチーズとトムとレンズ豆を
作るリリアンさんを訪ねました。日本から持ってきたハエ叩きあげると、良く出来た製品だ
と喜んでくれました。この夏の時期はミルクの収量が少ないので、毎日ではなく一日おきに
作るそうです。私達は、トムを半分買いました。愛情溢れる素晴らしい女性でした。8.9(8:40)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記9

日本からの持ってきたクーラーバックには保冷剤も入っています。友達同士、家族同士で楽しく食べています。トイレや手洗い場もあって、便利です。


8(土)の朝11時半に高速道路を南下してSt.Flour を目指します。途中のサービスエリアで
駐車してピクニックをします。先ほどマルシェで買ったチーズや生乳とパンを食べるのが楽し
み。トマトや葡萄も洗って食べました。もちろん、甘い焼き菓子も買ってあります。今日はヴァ
カン中の為か、駐車場はほぼ一杯でした。私達と同じ様にベンチに座ったり、車の脇で立った
ままで食べています。買って来たサンドウィッチやその場でフランスパンにハムなどを挟んだ
ものなどです。クーラーバックに入れた食べ物を広げている家族連れもいます。他人の目なんて
一切気にしないフランス人が私は好きです。彼らには長いヴァカンスがあるけれど、みんなが
たくさんのお金を持っている訳じゃありません。この様に簡単に食事をすることも多い様です。
でも、みんな楽しそう。イラついている人は見かけません。大人が子供を包み込む様な優しさ
が漂っています。そして、自分で選んで買った物は、何を食べても美味しくて安い。食後に私
がのろのろ走り始めても、脅すようにクラクションを鳴らす愚か者はこの国には居ません。
自由になる時間が持てる生活が可能なことが、心の豊かさの元になっていると思います。5万円
で2泊3日の旅にするか、10泊11日の旅にするか。私は、後者を選んで楽しみます。 8.9(19:00)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記8

イソワールのマルシェでヨーグルトと生乳を売っていたご婦人。常連さんの行列が出来ていました。牛乳の上の部分には、クリームが分離して浮いています。全体的に黄色味がかったミルクでした。


8(土)の午前中に、Issoire で開かれるマルシェに行きました。この町の近郊でチーズを作っている
農家の人を探す一つの手掛かりになるからです。上の写真は、牛を飼いそのミルクでヨーグルトを作っ
ているお店でした。行列が出来ています。生乳が1リットル1ユーロで買えるので、6月のカタルーニャ
の旅でミッシュエルさんにもらった牛乳の容器を渡して、入れてもらいました。見るからに黄色味がか
っていて濃厚そうです。良く見ると牛乳の上には、クリームが分離して浮いています。楽しみです。8.9(19:00)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記7

ランジス市場で珍しいチーズを探す美奈子店長。仕入れが終わり、それぞれのチーズの名前や製造者番号、原材料などを調べて、メモを取る美奈子店長。


7(金)の朝、ランジス市場でチーズを仕入れました。お土産には、吉武さんのキャラメルをあげました。
いつものミカエルさんは、ヴァカンスでお休みです。全体的には、パリのチーズ屋さんなどの仕入れに来
る人たちも少なくて、ヴァカンスモードが漂っていました。そんな中で、今回も素晴らしいチーズを見つける
ことが出来ました。サンマルスランやケーヨ、羊乳のブルーやウォッシュなどです。お楽しみに。8.8(6:40)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記6

大粒のオリーブをほおばる美奈子店長。


7(金)の朝、チーズを仕入れる前に、もう一つのオリーブ会社に立ち寄りました。この店とはもう1年
以上の取引になりますが、すっかりご主人とも仲良くなりました。「美味しいオリーブが入ったよ。」と
瓶や缶を開けて、様子を見せてくれ食べさせてくれました。オリーブは気を付けないといろいろと添加物
が入っていることがあります。今回は、輸入実績のある出所が明らかなオリーブを注文しました。8.8(6:20)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記5

ランジス市場の中の青果部門です。季節の美味しそうな野菜や果物が豊富に揃っています。イスラエル産のマンゴー。見たことの無い品種です。この他にもアフリカや南アメリカ、中央アメリカからも入荷しています。


7(金)の朝、ラフィさんのオリーブの会社に行く前に青果を取り扱う建物に行きました。チーズ
マーケットでは、農家直送の沖縄マンゴーを販売しているので、生産者の上原さん達に何か新しい
品種のマンゴーがあれば、写真やパンフレットをあげたいと思っています。右の写真のマンゴーは、
イスラエル産でした。マンゴーが生産できるとは相当に暑い国なんだと思います。でも、この地域
の国々の地上ではミサイルや爆撃弾が飛び交っているのかと思うと、悲しくなります。8.8(6:10)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記4

オルリー空港近くのホテルから歩いてバス停に着きました。朝8時頃です。ランジス市場のゲートを歩いて通過します。ヴァカンス時期なので、トラックなどは少ないです。


7(金)の朝、オルリー空港近くのホテルに荷物を置いて、歩いてバス停に向かいました。路線バス(No.285)で
ショッピングセンター(BELLE EIPNE)近くのバス停で降りて、またてくてく歩きます。昨日は30度近くまで
気温が上がり、とても暑かったですが、今朝は半袖では肌寒いくらいです。これから取引先のオリーブの会社
を2軒訪ねます。その後で、その後で新しいチーズも探します。旅は体力勝負。歩けることが重要です。8.8(6:00)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記3

ご飯を食べた後は、カルフールで明日の朝食に食べるものを買いました。時差ぼけの影響もあるので、軽めの食事を心掛けます。


オルリー空港近くのホテルに寄った後、路線バス(No.285)でショッピングセンター(BELLE EIPNE)に行って、
夕食を頂きました。 FLUNCHというカフェテリアですが、美味しくて安いです。注文してその場で焼いて
くれるステーキに付いている付け合せの野菜が自由なのが魅力です。レンズ豆やほうれん草のソテー、マッシュ
ポテトや茹でた人参など、好きなものばかりです。美奈子店長のさくらんぼのタルトも美味しかったです。8.7(6:14)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記2

今からシャトルバスでオルリー空港に行きます。


中部国際空港から乗ったJL437便は、エコノミー席が満席だということで、ビジネスクラスにして
くれました。近くの席には、家族旅行の小中学生の子供さんも多く座っています。普段から仕事などで
飛行機を利用してるお父さんのお陰?で、UPグレードされたり、貯まったマイルで家族みんなで旅が
出来るって嬉しいですね。混雑する8月の第1週の木〜土曜の日本発は、「UP確率」が高いのかも?
年に何十回と乗っていればお得意さんだと認められ、何かと優待してくれるのは世の常ですね。 8.6(6:25)
フランス(カンタル・サレール)のチーズ旅日記1

郵便局の窓口に貼られていたステッカー。ここには、コミッションフィーが無料と書いてあります。1.5%の手数料が引かれました。


中部国際空港からJL437便で、パリに着きました。早速、シャルル・ド・ゴール空港内にある郵便局に
行って、2,500EUROのT/C(トラベラーズチェック)両替してもらいました。ところが、手数料
無料だったのに、今回は約5千円も手数料が引かれました。いつからですか?と聞くと7月1日からだそう
です。日本からの飛行機が到着する同じターミナル2EにあるAMEXの両替所では、2%の手数料です。
この郵便局は、2Cと2Dをつなぐ通路にあるので、2Eからだと相当歩かなくてはなりません。次回から
は、近いAMEXの両替所を利用すると思います。また、別の良い方法を考えようと思います。 8.7(6:14)

8月(2009)フランス・カンタル県のチーズの旅日記