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店のやる気

”毎日がとても楽しい。好きなことがやれて、更にみんなに喜ばれるなんて。”

1)チーズマーケットを始めたきっかけ。
 
ワインを好きになっていくうちに、おいしいチーズの味を知りました。学校給食で出るのとは、全然違うおいしさです。(栄養士さん、ごめんなさい)。でも、・・・「ナチュラルチーズって高い。まるで、松坂牛みたいだ。」旅先のヨーロッパで買うとあんなに安かったのに・・・。未だに価格が下がらない最後の食料品、それがナチュラルチーズなのです。(ワインも缶詰もパスタも安くなりました)。「何とかしたい。」・・・・これが、始めたきっかけです。数年かかりましたが、こうして皆様にお目にかかれるようになりました。
 
 
(2)チーズマーケットのめざすものは?(100%冷蔵空輸をします。)
次の事をするのが私たちの使命だと思っています(一人の消費者であったことを忘れずに)。
チーズの輸入業者はその難しさゆえに本当に数少なく、よって価格競争もさほどなく無風状態です。また最近、”チーズ専門店”と名乗るネット店も増えました。でも、もしも彼らが自社で輸入せず、大手輸入業者からチーズを買い、そのまま売っているとしたら、それは量販店のチーズと何ら変わりません。どんな原材料から、どんな環境の中でそのチーズが作られ、どんな方法(船便 or 冷凍 or 冷蔵空輸)で輸入されたのかをその店主が自分の目で見ていないのでは、美味しいチーズをとことん追求出来ません。つまり、例え同じメーカー製の同じチーズでも、どんな扱いをされたかで、その味は大きく変わってしまうからです。しかしそうは云っても、チーズマーケットのように自社輸入することは、いいことばかりではありません。(お客様にとっては最高ですが。)一番のリスクは、一度に大量の在庫を抱えることです。でも、怖がっていてはできないし、輸入から販売までの一切を自分達でやっらないと安心できませんし、味を極められないと分かったのです。「大量在庫は、とっても怖いけどやっているんだぞぉー、チーズマーケットは。」とアピールしたいぐらいです。(輸入を始めた7年前は、毎夜チーズが腐る夢を見たなぁー。)
 
それではなぜ、日本で買う輸入チーズの味が現地とまるで違う、劣化した味なのかを調べた結果、大きく5つの問題点が浮かび上がりました。
 
1.輸入方法が間違えている事(冷凍や船便を使う。味よりもコスト削減?)
2.現地で既に小さくカットされパックされ、正常な熟成ができないチーズを扱っていること。
3.量販店などでの不特定多数の客に手間・ひまを掛けない販売方法。「切り売りしない」「常駐担当者がいない」
5.小売用の小さい(100g、150gなど)チーズがほどんど。(1キロ、3キロの大きいチーズが少ない。)また、そのチーズがフランスから日本の一消費者に届くまでに一度も包装紙を換えていない。売る前にどんな状態なのかを売り手が確認もせずに、ただ並べて売っている。(やるといったら消費期限のチェックだけ?・・とほほ。)
 
それなら、チーズマーケットがこれだと選んだ、ひと塊の大きなチーズを自社で冷蔵・空輸で輸入してその状態を毎日管理して、なるべく陳列しない方法で売れば、チーズにとって最も良いという結論が出ました。さらに、売る直前に100gからの注文に応じてその都度カットをする。これは口で言うのは簡単ですが、本当に時間がかかる作業なんです。(一回一回、カットボードとナイフを消毒し、包装紙をはがし、チーズを切り、包み、秤量してラベルを貼り、残ったチーズを包み直し仕舞う。1キロならともかく、わずか100gから受けるのは、人件費がとてもかかるのです。)でも、ここまでを一貫してやれば、ほぼ現地の味を再現することが出来るのです。試食したお客様の目の輝きが違うんです。もうこれしかないんです。だからやっているのです。だから支持されているのだと思います。そして、これまで青カビのチーズは塩辛いだけで美味しくないと思い込んでいた可哀想な方に当店で試食して頂くと、「今までのチーズは、一体何だったの?・・・これはおいしいわ。」という驚き頂き、それをエネルギーに本当に美味しいチーズの追求をここ札幌市から行い、全国のお客様から大きな反響を頂いております。
 
 
1)今まで輸入されていない珍しいチーズをより安く提供していきます。
   →  栄養豊富なチーズをおいしくたくさん食べて長生きしましょう。
2)チーズの熟成を最後まで管理していきます。
   →  私たちは、新千歳空港にチーズが着いた時から、全てのチーズの状態を確かめるために必ず立ち会います。そしてそのまま本店まで自分たちで運び、専用の冷蔵庫へ入れて、休ませます。次の日、或いは、当日包装紙を専用のチーズペーパーに取替え、ハードなどで必要があれば、外皮を拭き、布で磨きます。こうした作業は、長距離を越えてきた繊細なチーズに本来の味をよみがえらせる為にとても大切な作業です。そして本当に求めているお客様もとに届くまで、日々状態を細かく見ております。
3)チーズの理解と普及に努めます。
   →  常にHP上でチーズや旅先でのお話をご紹介しています。
   →  金・土曜のみ営業の店頭では、毎週3,4種類のチーズの試食が出来るようにしております。

 

私達は日本の消費者がどの食品を選んだらよいかを判断する為の情報をいろいろな方面から得る必要があると思います。そのために海外で知り得たチーズに関する情報などをどしどし公開していきたいと思います。
 
(3)大手企業がしない事をなぜチーズマーケットが出来るのか?
大手では、たった100gの為にこんなにも手をかけることは無理なのです。(フランスでも100gカットはしてくれない専門店が多いです。)少量販売をしていては、多くの従業員に給料は支払えません。能率重視で短期間に大量にさばかないと利益が出ないのです。安く売るためには、私達のように時間を掛けていられないのです。味の追求よりも、いかに自分達の扱うチーズが、より多くの量販店に置かれるかという、「シェアー争い」の方が重要なのです。チーズの味よりも見た目のよさや消費期限の長いチーズを優先させないと全国津々浦々にまで、チーズを流通させることは出来ないからです。そのためヨーロッパの工場でまだ青カビもそろっていない青バナナ状態の時からもう日本向けに船輸送し、そしてそれらは小さくカット&真空包装され、切り口から劣化が進んだり、それを防ぐ為に脱酸素剤を入れたりと自然食品のチーズなのに、「なんだかなぁー」というのが出回っているのです。そして味見が出来ないこうしたチーズを買って食べた日本人は、「私ってチーズの味がわからないのかしらん。」と自分を責めるのです。「そのチーズが美味しくないのはあなたのせいじゃない。」と今でははっきりといえます。(試食をさせないのは売れなくなるから???)ずばり、食べたそのチーズが美味しくなかったからなのです。生産国の人だって、1万キロも離れた日本でこうしたチーズを食べても、「これはもうイタリアのゴルゴンゾーラではあっリませーん。」と仰るでしょう。それくらいどう輸入するかとその後どう管理するかが重要なのです。(2004.MAR 記) また、大量生産のチーズは、色々な地域のミルクを集めて作られるので画一的で個性がなく美味しくありません。でも生産量が少ないチーズの多くは、手作業で自分達で搾ったミルクだけを使うので、美味しいことが多いです。しかしその生産量は少ないが為、逆に大手では輸入することはできないのです。・・・小さいからこそ目が行き届き、いい管理が出来るのです。食品に関しては小さい会社の方がよりよいものをご提供できると思います。
(4)チーズマーケットは、何屋なのか?
 
もうお分かり頂けたと思いますが、私たちは,小さいですが輸入業者です。2つの小さな小売店舗で(札幌市新琴似本店とインターネット店)やっています。私たちは少人数の会社ですから、必要な人に直接売ることで安く出来るのです。
(5)チーズマーケットの安さのための秘密は?
もちろん安くしていくために色々とやっています。
1)自分たちで出来ることは全てやる。
・海外の生産地へは、格安航空券とユースホステルを使って回りました。
・日々の海外との連絡はe-mailで(通訳は使いません)。
・通関手続き(通関業者は使いません)。
・運送・配達業務(運送業者は使いません)。
・チーズに関する知識は、あらゆる本を海外から取り寄せて訳したり、各国の食品見本市で現地の生産者の話を聞いてまとめたり、実際に食べ比べながら、全員で理解しました。
・チーズのカット、秤量、ラベル張りなども自分たちでオーダーごとに行います。
・ホームページも自分たちで作りました。
2)お金を節約する。
・銀行からなるべくお金を借りない(ここ2,3年は渋くて貸してくれませんが)。
・必要な厨房機器・機材はなるべく中古を探した。(よく歩きました。ほんと。)
・消耗品なども数社から見積もりをもらい、最良の業者から仕入れた。
・2つめの店舗はインターネット店にした。
・宣伝、広告費をかけない。(今いるお客様を 大事にして、かわいがられるのが一番です。)
3)チーズの回転を良くする
・チーズは一種の生ものなのでどんどん新しいものを仕入れ、フレッシュチーズは5日以内に完売させます。
札幌のレストランさんの協力があって本当に助かっています。
「高くして売れなくて、そしてロスが出るからどうしても値段を下げられない」・・・こんなコンビニのおにぎりの様な
事を、私共は止めたいと思います。
 
(6)安いだけでは物足りない。
やっぱり、何と言っても大切なのは味と安全性でしょう。
ご安心ください。チーズマーケットが手に入れる情報は、とても速いのです。
99年6月5日に厚生省からベルギーのダイオキシン問題の余波で、フランスチーズの輸入・販売の自粛通達が出ました。この時も、チーズマーケットでは即日海外と連絡をとり、各メーカーからの安全性の確認を取り付けました。そして、取引先のデパート・ホテル・レストラン等にいち早く連絡いたしました。こうした素早い早い対応が出来るのも、チーズマーケットでは各メーカーの住所やFAX番号などを把握しているからなのです。輸入開始時に、こうしたことを想定して各メーカーの緊急連絡先をつかんでいます。仮に一消費者がスーパーなどでチーズを買った場合、その店員の方に安全性を聞いても即答できないでしょう。しかしチーズマーケットでは、メールで最短の時間で一人一人のお客様に対応する事が可能です。さらにチーズは、時間とともに味・色・形がどんどん変化していきます。こうした時、このチーズは大丈夫かどうか不安になることもあるかと思います。そのような時も、直接私どもから解答を差し上げることが出来ます。21世紀は、不健康で画一的な食品を売り続ける大手企業に、個人や専門店が立ち上がる時だと思います。
私たちは、自分たちが食べたいものだけを売っています。だから美味しくて安全なものしかないのです。(変なもの食べて早死にしたくないようぉ。)それが、チーズマーケットなのです。
(7)チーズマーケットの今後は?
実は、チーズマーケットを興す前に、「ドイツワイン紀行」というネットショップをやっておりました。酒販免許の関係で、両立できなくなったままでした。しかし今秋(2003年9月)には、事実上酒の免許がなくなりますので、再びワインを輸入して皆様に喜んでもらいたいと思います。ドイツワインはもちろん、イタリア、オーストラリアの小さな作り手のワインを中心に輸入します。
チーズ、いや食品全てに対して、私たちはいつも真剣です。
こんな店も増えなきゃ、日本は面白くない。
大事な食べ物なのに、大量生産、消費には、もううんざりだ。

店のやる気