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リヴァロAOCの作り方1−ミルクを固まらせます;その2(フランス・ノルマンディー地方)



今回は前回に引き続きのお話しです。ミルクからカードを作り、そのカードを切ってホエーを出す次の段階のところからのお話しです。



(はじめに)  下の写真はチーズ工場の最初の部屋を上から見た図を表しているモニターです。この部屋は、”ミルクからカードを型枠に入れるまで。”の工程を行なう所です。今回からこの工程を3回に渡って詳しく解説しますが、その際によく理解できるようにする為に、随時下の写真の中のどの位置で行なわれているかを近い番号(1から7番まで)で示して分かるようにしてます。この1番から7番の順にリヴァロチーズの作り方の解説を進めていきます。

 

モニターで全ての容器の状態がわかります。

 

今回は、上の4番から6番までのお話です。



カードが小さくなる頃には、ホエーがこのように黄ばんでいるのが何とも不思議です。

 

0.攪拌機で容器の中のカードとホエーは実に見事に混ぜられます。混ぜること約30秒。こうして、ミルクからカードとホエーが出来たのでした。

ホエーを抜き取る吸引機です。

 

1.容器は、レールに乗って上の写真の5の位置まで進みます。ここでは、左の写真のような器具が上から容器に入ってきます。これは、容器にある液体成分のホエーを抜くものです。

カードを吸わない様に網目になっています。

 

2.吸引機が10秒ぐらい静止して、ホエーの一部を吸引しています。この後でカードを型枠に入れる時にちょうどいい量のホエーは、そのまま容器に入っているのです。

突起物が8つほど付いている攪拌機です。

 

3.容器はレールに乗って6番の手前まで進みます。ここでもう一度、別の攪拌機で容器のカードとホエーを混ぜます。

6番の位置で、大きな四角い容器をひっくり返します。

 

4.そして、いよいよ容器は機械で持ち上げられて、カードが型枠に注がれることになります。先に液体のホエーが流れ、その後から固形のカードが出てきます。

ちょっとしたウォータースライダーのように滑りながらカードが出てきます。

 

5.3本の曲がったパイプを通り、リヴァロの型枠に一斉にカードが流れ込みました。この後からの作業のほとんどは人手に行なうことになります。



リヴァロAOCの作り方1−ミルクを固まらせます;その2(フランス・ノルマンディー地方)