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赤ワインの楽しみ方と保存方法



フルボトル1本は、750ml。これは家庭で例えば大人2人で飲み切るには、多すぎます。 私の家ではワインは毎日飲みますが、一晩で合計1/3程度。一番困るのは、余ったワインをどのようにうまく保存するかでした。

今からもう10年ぐらい前のことです。
私が公立学校の教員を辞めて、初めてワインの輸入を創めた頃です。その頃にはまだペッ トボトルの500mlサイズは在りませんでした。その当時はワインを売っていた店員さ ん達は、「味が悪くなるからなるべく早めに飲みきりましょう。」なんて言っていました。 ドイツの仕入れ旅の後にオーストラリアへ行ったら、もう500mlのペットボトルが出 回っていて、「日本でもあったらいいなぁ。」とうらやましくなりました・・・。 そうなんです、この小さいペットボトルを活用すれば、飲み残したワインを1ヶ月ぐらい はいい状態で保存出来るのです。


赤ワインのボトルと余ったワインを入れるための大小違うペットボトル


方法は簡単です。出来れば500mlと375mlと250mlのペットボトルか
ハーフサイズのボトルでスクリューキャップが付いている空きビンをきれいに洗っ
て乾燥させて用意しておきます。次に下の写真のように口のところまでワインを注
ぎ空気を入れないようにしてふたをします。あとは、台所などの冷暗所に置き、好
きな時に開けて飲めばいいのです。2度目の食卓にのぼると、またワインが減りま
す。飲み残したワインは更に小さいボトルに移し換えて口までワインを満たせば酸
化を防げます。
赤ワインのペットボトルに入れるときには、口一杯まで空気が入らないように入れます。

最後にコップ1杯分ぐらいになったら、
下の写真にあるような容器に入れて最後のワインを次の日に楽しみます。
この方法で、一度に飲み切れないご家庭でも、いつでもおいしいワインを
楽しむ事が出来るのです。せっかくのワイン、私たちは生産者に感謝して
飲み切りたいと思っています。最後に、白ワインでしたら冷暗所ではなく、
冷蔵庫に入れた方がキリッと冷えてより美味しく飲めると思います。

明日、明後日ぐらいに飲むのでしたら、このような容器でワインを保存してもOK

また、私は時折下の写真のような空気を抜く事が出来る栓を使うこともあります。
しかし、付属のポンプで押したり引いたりしての空気を抜く作業は意外と大変です。
まして、あと僅かしかワインがない場合ですと、時間がかかりより大変です。また
一番下左の写真のようにボトルに空間が多い場合、どれくらいの真空度が実現され、
どの程度酸化を防げるのかは疑問です。また何といいましても大きなボトルをずっと
使い続けるので冷蔵庫でも場所をとります。

残したワインの量が多い時にはこの栓を使い、少なくなったらペットボトルやふた
付きのコップにするといった使い分けもいいかもしれません。

ワインボトルの空気を抜いた後の栓 ワインボトル内の空気を抜く道具


ワイン保存の悪い例(コルク栓をしても中に空気があって簡単に酸化します。)
ほとんど飲みきった白ワインのボトル 赤ワインのボトルとコルク栓



赤ワインの楽しみ方と保存方法