| TOP |  お買い物方法 |  白トリュフと黒トリュフそしてトリュフオイルの話 | おいしい食品の話 | 空輸されたイタリア産・白トリュフやポルチーニ、白トリュフオイル |

NACCI(SAN MINIATO Toscana ITALIA)はサンミニアート村のトリュフ(Tartufo)専門店(イタリア・トスカーナ州)



5月10日(2006年)、トスカーナ州のサンミニアート村にトリュフの会社を訪ねました。チーズマーケットで輸入しているいろいろなトリュフ製品を作る会社です。今回は、この会社についてのお話です。

奥に見えるのがトリュフが眠る森です。 MONICAの自宅です。 SAN MINIATO 村の Corazzano 地区にNACCI 社はあります。

上がその会社で、名前をNACCI(ナッチ)といいます。サンミニアートは、ピサとフィレンツェの間にある小さな村です。イタリアで採れる白トリュフの1/3の生産量を誇っている知る人ぞ知る偉大な村なのです。毎年、トリュフの季節の10月から11月の土日を中心に、いろいろな規模のトリュフ祭りが開かれています。この季節になるとヨーロッパ中の美味しいもの好きの人たちがこのサンミニアートを目指します。


Monica & Riccardo そして娘のフランチェスカ。

NACCI社は家族経営の小さな会社で、現社長はMonicaさん(上の写真の中央)です。会社はモニカさんのお祖父さんが創めたそうです。お父さんは、トリュフ採りに連れて行ってくれたあのヴィエリさんです。会社はモニカさんと夫のリカルドさんの二人で営んでいます。この村の森や林で収穫されたトリュフがNACCI社に集められ、そこでいろいろな製品に加工されて商品になるのです。トリュフは村の約50人のおじいさん達が自慢の犬と共に毎日森に入って探しているそうです。


自宅の奥に建てられた店舗。かわいらしいお店でした。

上の写真はお店です。敷地内の奥にあります。店内では、いろいろな食品の試食もさせてくれます。とてもやさしい夫のリカルドさんは、英語とドイツ語も話せ外国からのお客さんにも対応しています。また、愛想が良くて頭の回転が速いモニカさんはお客さんが何を求めているかが直ぐに分かり、その接客が素晴らしいです。私達が訪問した時には、レンタカーで来たドイツのお客さんがいらっしゃいました。例えばこういう旅のプランもいいと想像しました。「フィレンツェからレンタカーを借りて、ピサの斜塔や旧市街を見て回り、その帰りにこの村に寄ってトリュフを味わいます。その後塔の町サンジミアーノなどを回ってフィレンツェに戻ります。・・・」この村は交通の要所でもあるフィレンツェからも近いので、立ち寄りやすいと思います。また、こうしたヨーロッパの村は日本と違ってさびれていないのが良いと思います。お勧めの時期は、何といっても白トリュフ祭りのシーズンです。この村では、老人が生き生きとしています。こうした地元の人たちがお祭りではボランティアで参加しているので、彼らとの交流も出来るい機会だと思います。これを書いていて、また行きたくなりました。


NACCIのお店です。トリュフ関連の商品はもちろん、地元のオリーブオイルやワインもあります。

最後に上の写真は店内の様子です。若い二人はとても研究熱心で、トリュフを使ったいろいろな新商品を開発していました。白トリュフ入りのチョコレートや白トリュフ入りのパスタ、黒トリュフ入りの塩や白トリュフ風味のアチェートバルサミコ酢などなどじつにいろいろとありました。彼らは、店舗売りの他に近郊の都市にあるお土産物屋さんやレストランへの卸売りなどを行なっているそうです。配達も自分達でしているそうです。自分達で出来る事は全てやっている家族経営は、とても素晴らしいと思いました。一方店はのんびり経営です。というのもお客さんが来たら開けるようなやり方なので、店にずっと張り付いている必要も無く、そのぶん生活しながら働けるのは力が抜けていてとてもいいと思いました。こうして毎日を家族で仲良く働いて、一緒にゆったりと暮らす様子が半日一緒に居てよく伝わってきました。いい人たちと出会う事ができて私は幸せです。そして、あせらず無理をせずに長く仕事を続けることが大事だなぁと彼らから学びました。人生をもっと楽しまなくっちゃ。



NACCI(SAN MINIATO Toscana ITALIA)はサンミニアート村のトリュフ(Tartufo)専門店(イタリア・トスカーナ州)