黒トリュフや白トリュフの探し方(イタリア・トスカーナ州のサンミニアート村) |
トリュフを探すには人間だけでは無理です。犬の嗅覚が必要です。そして決めては犬と飼い主との絶対的な信頼関係です。そして、このおじいさんのように常に犬の行動を冷静に判断する経験の積み重ねが必要なのです。さて、上の写真のようにあっちへ走ったり、こっちに戻ってきたりしていた犬のステラがある場所でピタッと止まり、辺りをクンクンとしています。おじいさんはさかんにステラに声がけをしています。「トリュフなのか? 見つけたのか? 遊んでいるだけなのか?」と。 |
道中を2、3度トリュフがある振りをして遊んでいたステラですが、どうやら今度は本当のようです。すかさずおじいさんは姿勢を低くして、ステラに触りながら、声をかけてまた犬の動きを手で確かめて判断しています。 |
実は犬もトリュフが大好きなのです。うっかりすると先に掘られて食べられたり、おじいさんが掘って出てきたトリュフを狙っていて、横からパクッと食べられてしまう事もあります。そこで、あると思えば、すかさずステラに掘るのを止めるように指示しなければなりません。 |
おじいさんは、腰を落としてあの道具で土を少しほじくります。次に手で慎重にほじくります。すると、・・・。 |
下の写真のように、・・・。ありました、黒トリュフです。土の色とは明らかに違う黒い色をしているので、私は立って見ていましたが、すぐにトリュフだと分かりました。実際に採る現場を見たのは初めてだったのでとても嬉しいです。 |
大きさを比べるのに、娘のモニカに手で持ってもらいました。白トリュフほどではありませんが、あの独特のいい香りがします。理性をなくすような香りとでも言うのでしょうか?本能に訴えてくるような魅力のある香りです。 |
御手柄のステラですが、トリュフが見つかるとおじいさんは、ポケットから餌を出してあげていました。ドッグフードをもらいステラも大満足。これで一段落しました。とすぐにステラは先を走り出して、別の遊びをしようとおじいさんを誘っていました。ほじくった穴はおじいさんが足で土をかけて埋め戻しました。他の人にトリュフがあった事を悟られないようにするためだそうです。結局、この日は30分ほど歩いて、4つの黒トリュフを採ることが出来ました。トリュフのありかを私達に教えてくれるなんて、NACCI社の人たちは本当に寛大です。そのお礼に私達も日本の皆様にインターネットで現地の情報を広く公開しながら、リーズナブルな価格で彼らの高品質なトリュフ製品をご紹介していきたいと思います。全ては、直接生産者から輸入出来るからなのです。 |
黒トリュフや白トリュフの探し方(イタリア・トスカーナ州のサンミニアート村) |