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黒トリュフや白トリュフの探し方(イタリア・トスカーナ州のサンミニアート村)



5月10日(2006年)の朝、サンキリコ・ドルチャからレンタカーでサンミニアート村に行きました。そうです、ここは白トリュフの一大産地なのです。ピエモンテ州のアルバも有名ですが、サンミニアート村も負けていません。ここに初めて来たのは、2003年の11月に開かれたトリュフ祭りを見る為でした。それ以来、地元の生産者からいろいろなトリュフの製品を輸入しています。今回は仕入先のNACCI社にお願いをして、森でトリュフを採るときの様子を取材させてもらいました。

サンミニアート村の更に奥にある CORAZZANO 地区。そこにNacci社があります。

上の写真がNACCI社の敷地内です。右が自宅兼事務所、そして奥に店があります。いろいろなトリュフ製品を求めてアメリカやドイツからも観光客がレンタカーやバスで訪れるそうです。そして、向こうに見えるのがトリュフが採れる小高い山です。高さは100mもないと思います。


これがトリュフ犬のステラです。お母さんです。

上の写真が、ステラというお母さん犬です。ヴィエリおじいさんが大好きで、おじいさんに喜ばれようと上手にトリュフを見つける素晴らしいトリュフ犬です。ステラには子供がいて、現在立派なトリュフ犬に成る為に訓練中でした。


これは土からトリュフをほじくるための道具です。

上の写真は、そのヴィエリおじいさんが土からトリュフをほじくる時に使う道具です。ゴルフのパターの様な形でした。この棒で犬に方向を指したり草をけ散らしたり、杖代わりにしてもたれたりといろいろ使えます。さて、いよいよ出動です。トリュフを探しに行きましょう。


これから会社の裏手にある林に入っていきます。

小さな橋を渡り森の中に入っていきます。橋を渡るとおじいいさんは、犬に付けていた縄を外しました。もうステラは相当嬉しいようで千切れそうな位にしっぽを振って走り出します。道路の左右にある溝に入って、ずっと溝を走ったりしています。しかし、いつでもおじいさんの位置を目で確認しながら前に進んでいます。おじいさんと山に入って一緒に遊べるんだと興奮気味です。


道の脇にある溝もお構いなく、匂いを嗅ぎながら歩き回るステラ。

ここでステラが立ち止まりました。すかさずおじいさんはステラに聞いています。トリュフなのか?ただ遊んでいるだけなのか?と。犬もかまって欲しい・遊んで欲しいので、時々立ち止まってトリュフがある振りをするそうです。でも、そんなステラのこともおじいさんはちゃんと見抜いています。どうやらここには無いと判断しておじいさんは歩き出しました。


だだっーといろいろな方向に走って行っても、必ずすぐにおじいさんのところに戻ってくるステラ。遊んで欲しいようです。

ステラもばれたのが分かったのか、諦めてつぎの場所におじいさんの後を追って行きました。これから本当に目の前でトリュフが見つかるのでしょうか?胸がドキドキしていきました。(つづく)


黒トリュフや白トリュフの探し方(イタリア・トスカーナ州のサンミニアート村)