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サントモール・ド・トゥーレーヌの中心に刺さっている藁



このコーナーは、山羊のチーズのサントモール・ド・トゥーレーヌについて、フランスの中央部に位置するロワール地方にあるチーズ製造現場から写真と共にお伝えしています。今回は、サントモール・ド・トゥーレーヌの特徴の一つである藁についての話題です。


 

1.ジャンさんの息子、LUDOVIC さんに藁をサントモール・ド・トゥーレーヌに刺す様子を見せていただきました。型枠から出したばかりのチーズは指で軽く押しても凹むほど柔らかいです。この状態で藁をチーズの中心に刺します。

 

2.刺すのはチーズの太い方からです。刺した後の藁は、指で押すとすーと簡単に入っていきます。

 

3.藁の最後がチーズに埋まる少し手前で、押すのを止めます。大体2ミリほどが見える感じです。これはあとで、サントモール・ド・トゥーレーヌとそうではない同じ形をした山羊のチーズとお簡単に見分けるにも役立っています。

 

4.これがサントモール・ド・トゥーレーヌに使われる藁です。ライ麦の藁を使っているとのことでした。

 

5.そして何とこの藁には、文字が刻印されているのです。チーズマーケットでサントモール・ド・トゥーレーヌを輸入して何度か自分でも食べた時に、確かにこの刻印があったときにとても驚きましたが、実際の生産現場でこれを確認できて、とても良かったです。刻印は、AOC  STE  MAURE  DE  TOURAINE  とあります。


こんな細い藁にどのように刻印をしているのかとても気になってきました。どこで作られているのか?一本いくらなのか? だれでも買うことが出来るのか? 何処で買えるのか?・・・・あー、疑問は尽きません。私がフランス語がぺらぺらだったら、すぐに何でも聞けるのですが、・・・。ということで、また現地に行く理由が出来ました。えへへ。^^)


サントモール・ド・トゥーレーヌの中心に刺さっている藁