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ローヴ・デ・ガリッグは、日本の団子やおにぎりのようなやぎのチーズだった。



6月中旬(2005年)に南フランスのエロー県にありますやぎのチーズ工場を訪ねました。ここでは、ローヴ・デ・ガリッグとペラルドンが作られていました。特にローヴ・デ・ガリッグは私も好きなのですが、どうやって作っているのかとても興味がありました。では、早速のぞいて見ましょう。


メントスのような棒状になったやぎのチーズ。ローヴ・デ・ガリッグとは形が全然違いますね。

上の写真をご覧下さい。まずミルクを固まらせて、2日ほど経ったやぎのチーズを機械に入れて、この様に棒状に搾り出します。口に入れるあめのようなキャンディーの様なメントストというお菓子がありますが、それを少し太くしたような形でした。



こちらは商品となって売られているローヴ・デ・ガリッグです。球形で上にラベルが乗っています。

次に上の写真ですが、これが商品として売られているローヴ・デ・ガリッグの姿です。球形で下の様な発泡スチロールに入れられ、輸送中に形が崩れないようにしています。

これがローヴ・デ・ガリッグを運ぶための発砲スチロールです。12個入ります。

ここで推理が働きます。初めは棒状だったチーズが、完成品は球形のチーズになっています。むむ、一体どういうことなのか?



団子やおにぎりのように手でやぎのチーズを丸くしているのでした。

そうなんです。職人さんがこのように手でチーズを丸くしていたのでした。これまで円筒形や直方体の型枠にカードを入れて、チーズをその形にする工程は見てきましたが、手でこねていたとは、・・・。いろいろな作り方があるのですね。どうりで、ローヴ・デ・ガリッグの一つ一つ大きさや球の形が同じではないことがこれで納得しました。これを見る前は、半球の型枠を2つ用意して、その二つにチーズを入れてから2つを合わせて球形にして枠を外すのかと思っていました。やっぱり、生産現場をみて回ることは発見があってとてもいいと思いました。


ローヴ・デ・ガリッグは、日本の団子やおにぎりのようなやぎのチーズだった。