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ラングルなどチーズも横向きに寝させます。(チーズの品質の管理の方法の一つ。)



今日はチーズマーケットで行なっているチーズの品質管理の一つをご紹介したいと思います。下の写真はラングルというチーズです。ご覧のとおり、お客様に販売するまではやぎのチーズと同様にラップで包みっぱなしにはしていません。いや、包みっぱなしは、このタイプのチーズには良くないのです。今のところ、こうした管理の仕方が有効なチーズとしてあげられるのは、シャウルスやブリアサヴァラン・アフィネです。この3つのチーズは、カマンベールなどのタイプのチーズと違い、切り口から柔らかくなったチーズが流れ出すことはありません。


ラングルAOCチーズの写真。とてもいい状態です。


長期間チーズをラップに包む保存方法が良くないのと同じくらい、チーズを床ずれにさせないことも重要なのです。チーズはその重みで底の部分に力がかかり、通気性が悪くなり湿りがちになります。それを防ぐためにもチーズマーケットでは下の写真のように、時折ラングルの位置を変えているのです。そしてぐるりと側面を一周させるように位置を変えて、ラングル自体の形も保つようにしています。こうすることで、ラングルの全ての表面の状態を同じに保つことが出来るのです。

ラングルを横向きにして底の部分を乾燥させます。

こうした3つのチーズを買ってから自宅の冷蔵庫で保存する場合も、ラップはふんわりとかける程度にします。そして、できたら時々ラングルをお皿にのせてから上と下を逆さまにしてあげることもいいと思います。


カットしたラングルAOCチーズの写真。とてもいい状態です。

こうしてしっかりと品質管理がされたチーズは、その切り口が上の写真のように、ビシッと真っ直ぐな直線になるのです。切り口にはちみつやジャムをかけたりしてもおいしいチーズです。今回のような保存方法を行い、少しずつゆっくりと味わって頂けたら、うれしいです。


ラングルなどチーズも横向きに寝させます。(チーズの品質の管理の方法の一つ。)