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ガプロン(Gaperon)(ピュイ・ド・ドーム;オーヴェルニュ;フランス)は、こうした姿・形のチーズです。



今回は、チーズマーケットで輸入しているフランスのチーズ、ガプロンがどの様な荷姿で輸入され、どのように手入れをしているかについてのお話です。最初からフランスで1つ1つ箱に入っているチーズ(いわゆる特急チーズ)とは違い、輸入時に手早くチーズの手入れをしなければなりません。6個単位で木箱に入ったチーズは、そのまますぐに売れませんが、そこをきちんとやることがチーズ専門店の仕事だと理解しています。こうしたチーズは、明らかに先の特急チーズとは、品質に大きな違いがあります。チーズを手入れすることで、そのチーズ本来の味が出てきて、ぐっとおいしいチーズになるのです。では、その手入れの様子をどうぞ。

ガプロンのラベルです。

下の写真の順番で、ガプロンを木箱から出してそれをチーズペーパーで包むまでの様子をご覧いただけます。ガプロンは1個が約400gあります。大きさは、高さ8cm、直径10cmです。表面の様子ですが、白カビが吹き付けられますが、その厚みは薄く持った感じも硬くてカマンベールの様な柔らかさは時間が経たないとなっていきません。(外皮ごと食べられます。)


6個のガプロンが入った木箱です。

 

1.これが輸入した時のガプロンの木箱の写真です。木の上に紙が敷かれその上に6個のガプロンが置かれています。個別包装は無く、6個のガプロンの上に紙が載せられ、その上に3本の板木が釘で留められています。

黄色いリボンで縛られているのがガプロンの特徴です。

 

2.上の板木を外し、上の紙を取り除きます。チーズの様子を確かめます。濡れていないか、表面にごみや埃が付いていないか?形が崩れていないか?などを見るのです。

カットボードの下にはラップを重ねています。

 

3.木箱の上にカットボードを載せて、木箱をひっくり返します。

木箱は通気性をよくするために、下の部分もこんなに隙間があいているのです。

 

4.ひっくり返ったら、木箱を慎重に取り除きます。

状態が良くない場合は、紙とチーズに完全にくっ付いてしまっています。今回は直ぐに紙が取れました。

 

5.ガプロンの底に敷いてあった紙を取り外します。チーズにくっついていることが多いので、 慎重に行ないます。

もしも買ったガプロンの側面に、丸い1cm程の切った跡があれば、この場面で出来た跡だと分かります。

 

6.6個のガプロンは、隣同士でくっついてしまっていることが多いです。ナイフを使って2つに分けます。



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ガプロン(Gaperon)(ピュイ・ド・ドーム;オーヴェルニュ;フランス)は、こうした姿・形のチーズです。