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床の取り付け方、作り方。注文住宅を札幌で建てる。



今回は、床の作り方についてです。通常の床は基礎の上にある柱の高さから始まりますが、今回は床下の空間を無くして、その分だけ床が低く出来きて天井を高くするようになっています。(下の写真は、6月20日の様子です。)

接着材が固まるまで上から棒で押さえ付けて固定します。

それでは、その詳細をご覧下さい。下の写真は、全ての一階の住居部分です。

 

1.通常の住宅ですと、写真の赤矢印が床の高さになります。しかし、今回は床下のコンクリートに、暖房用の温水パイプが敷き詰められているので、その熱を直に床に伝わらせるのと天井を高く出来る事を狙って、床を低くしました。まず、写真のように角材を敷き詰めました。

 

2.おっと、大事な事を言うのを忘れていました。1の写真の緑○の部分を拡大すると、左の写真のように、鉛筆で印が付いていました。これは、床を水平に保つ為の水平線をレーザーを使って引いた線なのです。通常の床は基礎の上にある柱からそのまま取り付けられるので、水平を決めなくてもいいのですが、今回のように床下のコンクリートから床を取り付けるためには、もう一度レーザーで水平を決める作業が必要なのです。

 

3.右の横山大工は、先の角材のとコンクリートの隙間に、5cm角の板を数枚重ねて、ちょうどいい厚みになる様にしなが、角材の下にそれをはめ込んでいます。角材がガタガタしないように固定するようにするためです。それを佐藤大工が受け取って、接着剤で貼り合わせています。再び受け取り、角材とコンクリートの間に挟んで固定していました。

 

4.それがこの写真です。一本、一本を手作業で丁寧にやられていました。なるほど、この作業が完成すると、角材がガタガタいったり、横向きにしなったりしなくなりました。

 

5.別の箇所では、この写真のように樹脂のスペーサーという黒い物を木と木の間に差し込んでいました。こうすることで、それぞれの角材が固定されていきました。

 

6.こうして全ての角材がこうして水平方向にも、垂直方向にもしっかりと固定されました。あとはその上に合板を張っていきます。赤矢印が通常の床の高さですが、今回の施工では緑の線の長さ分だけ床を低くする事が出来ました。

 

7.最後に赤○の角材を合板の上からあてがい、さらにそれを別の角材で押します。この角材は釘で固定されているので、頑丈に押さえられいます。こうすることで、床下の角材と合板との接着剤が確実にくっつくそうです。このまま3,4日置いたあと、赤○の角材を外したら下準備がOKです。後日、この合板の上にフローリングの板を取り付ければ、美しい床の完成です。チーク材のフローリングになる予定です。



床の取り付け方、作り方。注文住宅を札幌で建てる。