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旅先で洗濯物が乾かなくて困ったら・・・。旅行での洗濯の裏技



ここ2年ぐらい前からフランスやイタリアへチーズの生産者を訪ねる旅に出かける際に、レンタカーを使う事が多くなりました。どうしてレンタカーなのかと云いますと、汽車やバスが通っていないような田舎町の小さな生産者を訪ねる事が増えたからです。こうした小さい生産者のチーズはおいしいことが多いのです。そして多くのチーズマーケットの常連のお客さんもこうした「生産者の顔が見えるチーズ」を気に入ってくれています。
 
ところで皆さんは、旅の最中に汚れた服や下着を洗濯した時に、それらがホテルを出る時までに乾いていなくて困ったことはありませんか? 今回は、洗濯物についてのお話です。

車内の前のガラスの近くは洗濯物を干すのに便利です。

上の写真を見て、もうお気付きの方もいらっしゃると思いますが、私はレンタカーの中で太陽が当たる前面のガラスのところに広げて乾かしています。これはとても早く乾きます。運転している時は、ガラスに洗濯物が反射して前が見えづらいので余りお勧めしませんが、道中でスーパーなどに立ち寄ったときに駐車場でこのように洗濯物を広げておくと、晴れの日だったら30分ほどで乾きます。また後部座席の窓の上にあるフックに日本から持ってきた針金ハンガーをぶら下げて、干すこともあります。どちらもとてもよく乾きます。
 
また、ホテルの部屋で洗濯をした時には、手で搾っても十分に水は切れません。(ヨーロッパの宿にはコインランドリーはあまり見かけません。)そこで、私はこうしています。まずある程度手で搾って水を出します。次に大きなバスタオルをベットの上に広げて、その洗濯物をのせて重ねます。それらを巻き寿司のようにきっちりと包み込みながら端から巻きます。さらに上から押えつけます。すると、洗濯物の水分がバスタオルに移り、ある程度乾くのです。(バスタオルは干しておけば、あとでシャワーを浴びた時にも使う事ができます。)また奥の手としては、備え付けのドライアーの熱風を洗濯物に当てながら、ある程度乾燥させてからハンガーに干してから寝ると乾きがいいです。(電気がもったいないので、長時間は使いません。)こうしてやっても、朝起きたらしっかり乾いていない場合に、今回のように車の中で干すと生乾きの臭いも無くていいと思います。
 
一回の旅でなるべく多くの農家を訪問したいと思ってルートを決めると、どうしても各ホテルは一泊になることが多く、洗濯が出来ません。そこで、土日には同じホテルに連泊するようにすると、そういう二泊するホテルの最初の日の夜が、私の洗濯日和となるのでした。こうして、旅の中で使う下着や靴下の数を計算して最小限の荷物にしています。

オルチャ渓谷を巡る観光用の蒸気機関車が走っていました。しかも、逆向きの機関車で。

さて、上はおまけの写真です。今回のイタリアのトスカーナ州の旅で出会った蒸気機関車と客車です。踏み切りで止まったので、洗濯物を干していたところで、走ってきたのでした。海外で蒸気機関車を見たのは初めてでした。あとで分かりましたが、この列車はオルチャ渓谷を巡る観光用の蒸気機関車のようです。シエナから出ているそうです。この汽車を見た場所は下の地図の赤○の位置です。地図の右下に見える町、サンキリコドルチャ(San Quirico d'Orcia)から、トリュフの村、サンミニアートに向かう途中のブォーンコンヴェント(Buonconvento)という町にあった踏切でした。

オルチャ渓谷を巡る観光用の蒸気機関車が走っていました。しかも、逆向きの機関車で。


しかし、この蒸気機関車には、おかしなことがありました。それは、機関車が逆向きに走っていたのでした。上の写真では、左方向に機関車が走っていますが、よく見ると機関車は右向きになっています。この機関車を運転している人は、上手に運転しているなぁーと思いました。一体どんな人が運転しているのか気になりました。「イタリアってすごい!」と、またまた感動してしまいました。


旅先で洗濯物が乾かなくて困ったら・・・。旅行での洗濯の裏技