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探せば無数にある市街地のワイヤレスネットワークに接続できました。



旅行に持っていくパソコン(PC)に無線LAN機能の装備があれば、日本に限らずヨーロッパの市街地でワイヤレスネットワークに接続できることがあります。方法は簡単です。街中でPCの電源を入れるだけです。

車の屋根にPCを載せて、無線LANのネットワークを探します。PCがネットワークを感知すると自動で接続します。

上の左の写真は、10月に行ったシチリア島のパレルモ市内で車を留めた時に、その実験をしようとPCを開いた時の様子です。自動的にPCが近くにあるワイヤレスネットワークの電波を見つけて接続してくれます。右の写真は接続が完了したことを示す表示です。余りにも簡単だったのでびっくりしました。

看板のところにPCを置いた様子。

上の写真もその時の様子です。このあとパレルモ空港からミラノ・マルペンサ空港に行く予定でした。ホテルも出た後で電話回線もありませんのでダイアルアップ接続は出来ません。またこれからインターネットカフェを探すのも大変だったので、街中で繋がるかどうかの実験をしたのでした。画像ファイルや表計算ファイルなど重いファイルの転送には、無線LANのブロードバンドは速くて助かります。私は早朝に更新したホームページのファイルをこの時に転送しました。(時間にして2分ぐらい。すぐに接続を切りました。)もちろん、メールチェックやインターネットの閲覧も出来ます。しかし、誤解して欲しくないことがあります。それは、このページでこの方法を推奨しているわけではないということです。何故ならどんなネットワークか分からない場合、自分のPCの中身を覗かれる危険性などもあるからです。これは関空などの無料の無線LANのネットワークに接続する場合や、インターネットカフェなどでいろいろな人が接続出来る環境による接続も含まれます。こうした場合には、クレジットカード番号などの入力する行為はしない方が無難だと思います。あくまでメールチェックやファイル転送などに留め、短時間に終わるような作業だけに限った方がよいと思います。「ホテルの電話回線が使えない、近くにネットカフェも無い、空港などでのアクセスポイントも見つからない・・・。」、そうした場合なのに、緊急にメールやファイルを送らなければならない一時的な裏技として役に立つ時があると思います。あくまで自己責任で興味のある方はお試しください。

さて、今や日本全国津々浦々まで携帯電話の電波が行き届くようになってきました。災害に遭遇した時に助けを求めることも可能になってきました。このように日本でもユビキタス時代(インターネットなどの情報ネットワークに、いつでも、どこからでもアクセスできる環境を云います。)が徐々に始まっています。携帯電話の次の完成された姿、それがこのユビキタス社会だと思います。札幌などの都市部では、無料のアクセスポイントが増えています。こうした社会基盤が整備されれば、誰もがPCなどの端末さえ持っていれば、電話をかけたり、メールの送受信が出来るようになり、毎日会社に行かなくても済む日数や職種もぐっと増えていると思います。その結果、個人が自由に使える時間の増加にもつながり、ゆとりが生まれとてもいいことだと思います。誰もが、何処に居ても、無料で、安全に、好きな時間にインターネットが出来る時代が早く来ることを願っております。日本では食品業界は偽装表示が後を絶たず、不祥事ばかりで誠にお粗末な現状ですが、こと物作り、特にエレクトロニクス分野では、世界のトップクラスですから、ぜひその力を発揮して世界中の人達を便利に幸せにしてあげて欲しいと思います。



(私が旅に持っていくPCは、NECのLJ7007Eです。無線LAN機能としてIEEE 802.11a/b/gのトリプルモードの対応になっています。環境に応じて最適な無線LAN規格を選択できるのでとても便利です。)


探せば無数にある市街地のワイヤレスネットワークに接続できました。