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海外旅行で家具を買う方法( 完結編 )



チーズマーケットでは、お得意様を対象にわずかな手数料(C&Fの8%)で個人輸入のお手伝いを致します。ご希望の方は、メールでご相談ください。MAIL:info@cheesemarket.jp


8月にフランスのノルマンディー地方にチーズ工場の取材に行ってきました。その際にとあるマルシェ(朝市)で、素敵な家具屋さんに出会い立ち止まりました。ノルマンディーは家具作りでも有名な地方で、伝統な作り方で木のぬくもりを感じる家具がいろいろとあるのです。いつもの旅でしたら、スーツケースに収まるものしか買えなかったのですが、レンタカーで回った旅でしたので、思い切って買いました。(買ってからどうするかはこの時には決まっていませんでした。)下の2枚の写真はマルシェの様子です。その後どのようにして日本(札幌)まで運び個人輸入をしたのかについてお話したいと思います。


商談成立でにっこり。作った人の顔が分かるのもマルシェでのお買い物のいいところです。


1300cc程の小さな4ドアの車でも、後部座席にすっぽりと入りました。次回は大型車をレンタルしよう。^^)


見事に車に入りました。

無事、札幌のチーズマーケットに家具(ベンチ)が到着しました。店内が混雑した時にお客様にゆっくりと腰掛けてお待ち頂ける様になってとても好評です。この家具の見えないところもペラペラのベニヤ板などは一切使っていません。材料はナラの木で重厚感があり、いい木の香りがします。また全く釘を使っていないのもいいです。


樫の木で作られた手作り家具。釘は使っていません。フランスノルマンディーの椅子と美奈子店長。

ノルマンディーでの取材を終え、車で帰国前日にパリに戻ました。取引先のランジス市場にある運送会社を訪ねて事情を話したところ、次回のチーズの貨物と一緒に空輸してもらうことで話がつきました。帰国後3日ほどで家具は新千歳空港に着き、保税倉庫に搬入されました。翌日税関に行って自分で通関を行いました。輸入許可証を保税倉庫の受付に提示して、保管料(一日当400円位)を支払い、ようやく自分のものになりました。梱包を開けて家具にご対面した時には、ノルマンディー地方のマルシェで買い物をした時のことが頭にはっきりと思い浮かびました。

 

次に、総費用についてです。家具が400ユーロ(55,200円)でパリから札幌までの運賃が250ユーロ(34,000円)でした。輸入関税は無税です。但し新千歳空港税関での輸入申告の際に、消費税は徴収されます。((55,200+34,000)*0.05=4,460円の消費税)札幌までで支払った経費は、94,060円となりました。思ったよりも安く収まり早く届き、自分の気に入った家具を手に入れられたので、とても満足しています。また、何よりもフランスへの旅行の時には、今後大きな買い物も出来ることが分かったのが何よりもうれしいことです。次はイタリアで自転車やタイルを買って個人輸入に挑戦してみたいと思います。


それでは、個人輸入の流れをお話しします。


1.フランスで近々家具を買うことをメールでお知らせください。方法を詳しくお知らせします。

 

2.実際にフランスで家具を買います。マルシェでもパリにあるデパートでもOKです。買う時にチーズマーケットが指定したパリ郊外にあるランジス市場の運送会社まで運んでくれるように依頼して、梱包代とランジス市場までの送料を含めた金額を相手に支払います。

 

3.支払いは、現金でもカードでも相手が受けてくれれば出来ますが、必ず領収書を書いてもらい、コピーを自分が受け取り、オリジナルの領収書は梱包をした荷物の分かる所に、封筒に入れて貼ってもらうようにします。(ランジス市場の運送会社の連絡先は、メールでお答えします。)


4.ランジス市場の運送会社から荷物がランジスに着いた旨の連絡がチーズマーケッに入りますので、お客様に札幌に着く日程と料金をメールでお知らせします。チーズマーケットでは、月に3回ほどランジスからの輸入がありますので、10日以内に日本(札幌)に着くかと思います。

 

5.新千歳空港での輸入申告前に、必要な料金(パリ〜札幌の航空運賃+札幌〜ご自宅の宅配便料金+輸入時の消費税+手数料)をチーズマーケットの各口座に事前にお振り込み頂きます。入金を確認いたしまして、お客様の希望する場所まで発送いたします。



これまでの輸入の手続きを一人でやってみたい場合には、まず家具を買われるお店の方に相談されるといいと思います。パリのデパートなどでは相談窓口があるかもしれません。家具などは高額なので、買ってもらいたいと思う店主や店員の方でしたら、輸入の手配までやってくれると思います。そんな時にこの段取りを思い出して、ぜひ挑戦してみてください。また、お住まいの近くに国際空港があれば、なおその可能性は広がります。その空港に出向き、輸入申告を行なってみてください。とても簡単です。経験が無くても税関の方が親切に教えてくれます。こうしたことが出来るようになれば、旅先で買い物を楽しむことが出来るようになり、旅の楽しさがさらに広がると思います。



海外旅行で家具を買う方法( 完結編 )