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ヨーロッパ旅行での時差ぼけの解消方法(社長編)


チーズマーケットを創めてからは、仕事のほとんど全てを自分一人でこなして行かなくてはなりません。とはいっても一日はだれもが24時間。時間の使い方が大切です。また、病気や怪我はチーズマーケットの存続に大きな影響を与えると自戒して行動しています。それ故、日頃から規則正しい生活に心掛けて、栄養と休息に注意して高い意識と能率が得られるようにするにはどうしたらいいのかを考えて工夫しています。そんな中で、最も大変なのが時差ぼけを克服することです。2ヶ月に一度行くヨーロッパでの取材の時には、到着した次の朝から取材が始まります。時差ぼけをしていたら短期間にじっくりといろいとなチーズ工場の取材は困難です。また、帰国後もその日から仕事が待っているので、時差ぼけを早期に克服することが大切です。そこで今回はヨーロッパ旅行での行きと帰りに分けて、時差ぼけを如何に早く解消していけば良いかについて、私の取り組みをご紹介します。


時差ぼけに役立つ耳栓とアイマスク。

1.行きの場合


ヨーロッパへ行く西回りのフライトの方が、時差ぼけ解消は楽です。何故なら、到着を現地時間の午後から夜にしていることが多く、到着後12時間以内に寝ることが出来るからです。しかし、行きの飛行機の中から時差ぼけ解消の為の対策はもう始まっています。私は上の写真のように、寝る時に耳栓とアイマスクを使います。(スリッパもあればリラックスできていいです。)使い慣れないと違和感があり寝付きが悪いですが、慣れる事を目的に行きの飛行機から使い始めます。エールフランスなどでは無料で配っていますので利用するといいと思います。耳栓とアイマスクには旅のもっと前から慣れておくと更に違和感無く使えます。私は旅の3日前ぐらいから自宅で寝る時にもこの2つを使っています。なぜ、この2つを使うといいかと申しますと、一人旅なら必要ありませんが、夫婦で同じ部屋で寝ているとそれぞれが時差ぼけで、夜中に起きて電気をつけたり、トイレに行ったりしてしまうからです。その音や光は睡眠を大きく妨げます。それ故、この2つを使うことによって、パートナーの突然の行動にも影響を受けずに、それぞれが眠りたい時間帯に睡眠を確保できるからです。さて、今までの経験からしますと、起床時間は日に日に日本での起床時間に近づいてきます。到着の翌日は、朝3時半とか4時に目が覚めますが、一日ずつ5時、6時、7時と遅くなっていきます。日本での起床時間に近づけば、完全に時差ぼけは解消されたことになります。そして肝心なことがあります。もしも朝に太陽が出ていたら、太陽を体一杯に受けるように外に出たり、窓辺に立つことです。時間にして約1分。(まぶしいので直接太陽を目でじっと見てはいけません。ちらっがいいです。)これは、自分の体内時計を現地時間にリセットするのに役立つそうです。本当に効果があります。今年の2月にモンドールの故郷、ポンタリエに行きましたが、冬でしかも連日雪ばかりで、太陽が全く顔を出してくれません。こうした天候が悪い時には、時差ぼけはなかなか解消されませんでした。時差ぼけには、人工の光ではなく、はるかにまぶしい太陽光がいいようです。


まとめすと、次のようになります。


a. 耳栓やアイマスクを活用して、どんな状況でも自分が眠りたい時間帯を確保します。

b. 毎朝、出来るだけ日光に1分以上は当たるようにします。

c. 普段日本で食べている時間帯に三食を合わせます。胃が弱っているので、間食を避け食べ過ぎないようにします。



2.日本へ帰る場合


ヨーロッパから日本に帰る東回りのフライトの時差ぼけは大変です。到着が朝になる場合が多く、寝るまでに12時間以上もあって日中は眠くて仕方ありません。帰りの飛行機の中では、同様に耳栓とアイマスクを着けてなるべく多く眠るようにします。行きでは映画を見たり、ワインを飲んだり比較的何でもOKですが、帰りの便では、飲食は最低限に心掛けます。アルコールにも手を出しません。アルコールは、消化に時間がかかり、体力を失いやすいので帰りは我慢します。そして、飛行機に乗った時点から、或いは現地空港で時計の針を日本時間に直します。早めに日本時間を意識することが大切です。帰国後も食事は、普段の生活どおりの時間帯に摂ります。量は控えめが良いです。そして、普段どおりの時間に耳栓とアイマスクをして床に就き、家族の行動に左右されずに自分の睡眠時間を確保することが大切です。翌朝は、やはり早く目が覚めてしまいます。もうこれ以上眠れなかったら、その時点で起きてもいいと思います。そして、朝陽を浴びて体内時計をリセットしていきます。


まとめすと、次のようになります。


a. 帰りの便での飲食は少なめにして、アルコール類も避けます。

b. 帰りの便では日本時間を意識します。そして睡眠に心掛けます。

c. 帰国後、就寝時間までは寝ません。(私は掃除や洗濯など体を動かす作業をして、眠気を飛ばしています。)

d. 帰国後すぐに普段の生活リズム(主に食事と睡眠)に合わせます。アルコールは、3,4日我慢します。

e. 帰国後、4日間ぐらいは朝起きて外に出て、朝陽を1分以上浴びます。




私にとって、時差ぼけの最大の味方は、やはりこの耳栓とアイマスクです。睡眠は全ての基本です。よい睡眠と食事が時差ぼけに最大の効果を生むと思います。時差ぼけを解消して楽しい旅をどうぞ。



ヨーロッパ旅行での時差ぼけの解消方法(社長編)