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赤牛の牛乳製パルミジャーノ・レッジャーノ・Razza Reggiana(イタリア)の切り方



今回は、2007年8月にランジス市場から輸入した赤牛のパルミジャーノレッジャーノを3本のパルミジャーノ・レッジャーノナイフで切る様子をお伝えします。


作業時間は、おおよそ20分ほどでした。70歳になった時、このパルミジャーノ・レッジャーノ36kgを一人で持ち上げられ、しかもこのナイフで自分で切ることができるかどうか・・・。この作業が出来るかが、チーズマーケットを続けられるかの試金石だと思っています。それではどうぞ。

 

1.まず、上の右側の写真下段のかぎ型のナイフでパルミジャーノ・レッジャーノの直径に筋を付けます。目見当です。それを何度かやっていると段々と深くまで切れていきます。

 

2.次に側面も同様にかぎ型のナイフで切れ込みを入れます。パルミジャーノ・レッジャーノは、その表面にチーズが硬化した皮が約1cmほどあります。要はその皮がぐるっと切れていれば、あとは簡単に割れるのです。切れ込みが一周したら、写真のように角にナイフで楔(クサビ)を打ちます。

 

3.同様に左の角にもナイフで楔を打ちます。

 

4.仕上げに中央部分にも楔を打ちます。

 

5.3本の楔を打ってから数分するとパルミジャーノ・レッジャーノは自然に割れてきます。

 

6.この後は、ピアノ線を手で引いて切ります。今回も上手に切ることができました。


初めて赤牛のパルミジャーノ・レッジャーノを切りました。ピアノ線を引く時に手に受ける抵抗の強弱から、このパルミジャーノ・レッジャーノはとても密度があると思いました。締まっている、硬い感じがしました。熟成期間が3年以上と長かった事も理由の一つかもしれませんが、今までのパルミジャーノ・レッジャーノに比べてもこれほど硬いのは初めてでした。


赤牛の牛乳製パルミジャーノ・レッジャーノ・Razza Reggiana(イタリア)の切り方