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SOL 2005(ソル;イタリア産オリーブオイルの見本市)の様子



SOL 2005(Salone Internazionale dell'olio d'oliva vergine ed extravergine)見本市に4月8日から10日までの3日間行きました。このSOLは、Vinitalyの一部としてオリーブオイル専門の見本市会場になっています。イタリア各地の自慢のオリーブオイルが出展していましたが、全てエクストラヴァージンオリーブオイルと呼ばれる高品質のオリーブオイルだけの見本市で、それより下のクラスのオリーブオイルは出展していません。どこを見ても素晴らしいオリーブオイルばかりでした。

SOLの黄色い大きなロゴが入り口でお出迎えしてくれます。

これがSOLの展示会場です。全長100mぐらいあってとても広いです。現在輸入しているオリーブオイルの生産者も訪問したいと思います。

ハイスタンダードのオリーブオイルを勧める生産者の方。

ワインのブースと同じようにSOLでも、生産者の地域ごとに分けてオリーブオイルのブースがあります。シチリア島やカラブリア州などは、特に大きいスペースを使っていろいろな地域のオリーブ農家の方を呼ぶなど、営業に力を入れている感じがしました。私達のように日本人はほとんどいません。どこへ行っても大歓迎のようです。こちらの仕事を話して、早速オリーブオイルの試飲をします。一通りオリーブオイルの製法や特徴のお話をお聞きして、気に入れば名刺交換をして分かれます。後日メールなどで輸入の条件などを詰めていきます。

40本の中で2、3本を選ぶのはとても難しい作業です。

3日間で試飲したオリーブオイルは、どれくらいあったでしょうか? 凡そ40種類だったと思います。実際に飲んでみたいと思うオリーブオイルは意外と少ないのです。どうして少ないかと申しますと次のようにしているからです。例えば上の写真は、トスカーナ州のシエナのオリーブオイルです。このブースだけでオリーブオイルがずらり40種類ありました。しかし、全てを飲むことはありませんし、そんなことをしても無意味だと思います。次のようにして飲みたい候補を絞っています。まずそれぞれのラベルを読みオーガニックだけに決めます。更にそれらを次にある私達の条件で絞ります。「大量生産をしていないと思われるメーカー製のもの。オリーブオイルだけを生産しているメーカーのもの(オリーブの実やその他のものを同時に作っていない事。)また、数種類の風味のオリーブオイルを同時に生産していないもメーカーのもの、・・・などです。」そしてそこの担当者に40本の中で、決めた4本のオリーブオイルだけを飲ませていただきます。その結果は、・・・。ほぼ自分達がイメージした風味のオリーブオイルを見つけることが出来ました。自分で言うのもなんですが、ここ1年でオリーブオイルの目利きも急速に上達したなぁーと思います。それは毎日オリーブオイルを食べる食生活への変更や数々の素晴らしい専門書やこうした場で手に入れる情報とのいい出会い。またいろいろなイタリアのオリーブオイルの生産者を訪ね伺ったお話の数々。そうしたことが結びついていい結果が出てきていると感じます。帰国後、1、2ヶ月後には皆さんに素晴らしいオリーブオイルをご紹介できると思います。


SOL 2005(ソル;イタリア産オリーブオイルの見本市)の様子