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塩分の強いオリーブの塩抜きの方法。



今回は、塩辛くて食べられないオリーブを美味しく食べるためにする「塩抜き」のやり方をご紹介します。チーズマーケットを創めていろいろな国のオリーブ生産者と話す機会が増えたお陰で、いろいろな事が分かってきました。収穫した生のオリーブは、そのままではえぐくて食べられません。まずは、オリーブを塩水に長期間(1週間から4ヶ月ほど)漬けてオリーブのあく抜きをします。だからその塩水に漬けられたオリーブは、そのまま食べるには塩辛すぎるので、そのままでは塩辛くて食べられません。彼らイタリア人やフランス人も、オリーブは一度塩抜きをしてから食べているのです。もしも買われたオリーブが塩辛くて食べられないと捨てるのではなくて、この方法で塩抜きをして美味しく食べて欲しいと思います。

完成した塩抜きされたオリーブ。これからより美味しく頂けます。

やり方は、とても簡単です。下の写真のような手順で薄い塩水(2から3%)にオリーブを入れて、しばらく待っていればいいだけなのです。ただ注意しなければならないのは、水に漬け過ぎると、塩分と共にオリーブの風味も無くなることです。


です。

 

1.買ってきたオリーブのうち、すぐに食べる分だけをお茶碗(水200mlが入る大きさ)などに入れます。

です。

 

2.そこに水を入れて、一度ゆすぎます。そして、200mlの水と塩一つまみを入れて、かき混ぜてしばらくそのままにします。このしばらくという時間は、元々のオリーブの塩辛さ具合と味の嗜好の個人差で変わりますが、大体短くて10分、長くて30分だと思います。

ざるが無ければ、ペーパータオルで水分をふき取ってもOKです。

 

3.一つ食べてみて、いい塩加減だったら、ざるに入れて水を切れば出来上がりです。


塩抜きする時間があまり無い時は、オリーブを60度ぐらいのお湯に入れて、数分待ては大方の塩分は抜けます。また、指が入れられる熱さのお湯に入れて、オリーブを軽く揉み洗いしても、短時間で抜けます。売っているオリーブは、そのまま食べられる様に塩抜きされたものや塩抜きをしてさらに味付けされているものもあります。目の前にあるオリーブを塩抜きすべきかは、まず一粒食べてみて判断すればいいでしょう。もちろん買った店の人に聞くのが一番です。


塩分の強いオリーブの塩抜きの方法。