やぎのチーズやミルクは本当に臭いのか?クセがあるのか? |
チーズマーケットを興して、私たちが日本の消費者の方に一番伝えたいこと・・・それは、「やぎのチーズやミルクは決して臭くない。」ということです。これを確かめたくて今年の夏(JULY 2004)に南フランスのチーズ工房、ブーゴーフロマージュリーを訪ねました。このチーズ工房のやぎのチーズは、今まで食べた中でもトップクラスのおいしいチーズでした。別にAOCのチーズでもなく毎年何か賞をもらっているわけでもない のです。でも、大事な事はAOCや受賞することではないのです。4日間でしたが農作業とや ぎの世話、チーズの製造などを経験し、予め用意しておいた膨大な数の質問に答えるブーゴー さんの真面目な姿勢を拝見して、どうしてこの小さなチーズ工房がこれほどおいしいチーズを 生産出来るのかが次第に見えてきました。一言で言えば、やぎのチーズを作るその人(ブーゴーさん)にどれくらい熱い心があるかどうかなのです。とてもエネルギッシュで前向きな考えの持ち主でした。 |
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具体的にいうと次のようになります。 |
1.おいしいやぎのチーズになるには、原料のやぎのミルクもおいしい。 |
2.おいしいやぎのミルクになるには、やぎが食べるえさがいい。 |
3.おいしいやぎのミルクになるには、やぎ達が健康である。 |
4.健康なやぎになるには、自然のえさ(食事)と広々とした住環境が必要。(人もやぎも臭いウンコをしているようではダメ(不健康)なんです。ここのやぎのウンコは、牧草の香りがしました。ウンコは、健康のバロメーター。) |
しかし、はるばる日本までヤギのチーズを輸入して、日本の消費者の口に 入る前には、あと3つ大切な事があります。それは、・・・ |
5.輸送時のやぎのチーズの梱包がチーズを蒸れさせない方法である。 |
6.フランスなどから船便ではなく、迅速な飛行機でかつ冷蔵コンテナを使う。 |
7.そのチーズを消費者が買うまでに適切な品質管理が出来る店である。 |
これら1から7までの全ての条件を満たして初めて、やぎのチーズがおいしいのです。しかし、現在のチーズマーケットでは、この条件を全て満たしていると自負しております。何故なら、チーズマーケットのやぎのチーズのおいしさに気がついたお客様が年々増えて、ご注文も増えているからです。日本でたった一度、何処かの管理状態の悪いやぎのチーズを
買って食べただけで、まるでやぎのチーズを全てを食べたかのように |
木箱に入れられ適度に乾燥して |
フィルムに包まれて蒸れてしまい |
やぎのチーズやミルクは本当に臭いのか?クセがあるのか? |