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ラミ・デュ・シャンベルタンになるお乳を出す牛はどんな顔なの?(フランス・ブルゴーニュ地方)



あんなに深みのある味わいのラミ・デュ・シャンベルタン。元々はどんな牛のミルクなら出来るのだろうかと気になっていました。一種類の牛なのか?また、どんな顔をしているのかと思っていたところ、今回訪問したラミ・デュ・シャンベルタン工場で見たパネル展示にその答えがありました。


上の3枚の写真のように、エポアスとラミ・デュ・シャンベルタンのチーズの原料になるミルクは、3品種の牛から得られるものなのです。

左から何という名前の牛かご存知ですか?


正解は、左からモンベリアール種、中央がブランウンスイス種、そして右がシメンタール種という牛です。この内2つはこれまでの取材で出会った牛でした。そうです、ジュラ地方で見たモンドールとコンテのチーズには、このモンベリアール種のミルクが使われていました。また、ブランウンスイス種は、チーズマーケットで輸入しているパルミジャーノレッジャーノのミルクに使われていました。この口の周りの白い毛が特徴でした。(多くのパルミジャーノレッジャーノには、ホルスタイン種のミルクが主に使われています。)ラミ・デュ・シャンベルタンを作るここゴーグリー社には、近郊の農家30戸から、ミルクを供給してもらっているそうです。ミルクは2日に一度の割合でタンクローリーでやってきます。エポアスもこのラミ・デュ・シャンベルタンにも、これら牛から出来るミルクを殺菌せずに生乳のままでチーズを作っています。


ラミ・デュ・シャンベルタンになるお乳を出す牛はどんな顔なの?(フランス・ブルゴーニュ地方)