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これが本当の”道草を食う”だったロックフォールの羊の行列(6月11日2005)



以前、羊は何も考えないで前にいる羊にただ付いていっているだけだといいましたが、そうではないこともありました。それは、・・・。

畜舎に戻る羊の隊列は、初めはとても美しい隊列を組んでいます。

上の写真は朝からの放牧を終えて、羊を迎えに行って畜舎に向かい出した場面です。緑の服を着たおじさんを先頭に羊は見事な隊列を組んで進んでいます。画面の右側に見えるのが最後尾の羊です。ところが、・・・

道の右や左においしい草があれば、気軽に道草します。

畜舎に戻る頃には、隊列も緩みがちです。ご覧のようにそれぞれの羊が道端の草に心を奪われて立ち止まっては草を食べています。それが一頭や二頭ではありません。意外と自由気ままに行動しているではありませんか。羊を見直しました? でも、これって道草を食うってことなのかと心の中で思うと、とてもおかしくなりました。私も子供の頃に遠足に行った時に、列が時間と共に長ーくなっていったり、友達同士で横に広がったり、落ちているものを拾って遊んだりして、先生にしかられたことを思い出しました。

先頭にいるおじさんは、羊の道草には気が付いていないようです。

こんな気ままな羊の行動を監視するのが、牧羊犬のラルザックです。上の写真のように時折、最後尾に目をやり、ぐるりと大回りをして後ろから羊の群れを制御しています。本当に賢い犬でした。ここで改めて最初の写真を見直します。なんということでしょう。既にこの時点でも、写真の左側にいた羊は道草を食っていたのでした。何も考えないで行動していたのではなくて、自分でよく考えて?あるいは食べたい本能で行動していたのですね。今日の羊の様子を見て、やぎや牛との違いもわかり、羊のことがより好きになりました。


これが本当の”道草を食う”だったロックフォールの羊の行列(6月11日2005)