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イタリアのアグリツーリズモの部屋はとても寒い。ペットボトルの湯たんぽがお勧め。



それはずっと前から感じていたことでした。「石造りの家は、冬には部屋が特に寒い!」と。ヨーロッパでは、家だけではなくて教会などの建物もほとんどが石造りで、夏には涼しくて快適なのですが、冬になると体が芯から冷えてしまうような寒さになります。私が住む北海道では、家の中はどこでも暖かくて家の中が寒いというのは、在りえません。普段とは違って部屋が寒いと体調を崩しやすく注意をしています。ホテルなら暖房も行き届いて快適ですが、農業を営む人の民家を利用した宿泊施設であるアグリツーリズモだと暖房設備が貧弱なのです。ダイニングルームも暖炉だけだったりします。(注;それでもアグリツーリズモは、地元農家の人といろいろなお話が出来る機会があるのでお勧めです。特にその国や地方の事を短時間に知りたい人やその国の言葉を話せるようになりたい等の目的を持っている旅行者にとっては、とてもお勧めの宿だと思います。)

 
さてそんな時、手洗い用に持参していた2リットルの空ペットボトルにお湯を入れて、湯たんぽ代わりに使うことを思いつきました。これはかなりのお勧めです。

ベットには、ペットボトルの湯たんぽをどうぞ。

これを思いついてからは、チェックインをした後すぐに実行しています。早めにベットを温めておけば、布団が温かくて寝つきも早くなります。イタリアではどこでも夕食は8時前後から始まるので、食べ終わる頃には10時過ぎになってしまいます。それからすぐに湯たんぽを入れても布団が温まらないのです。

 
私の場合、夕食が終わって部屋に戻るともう一度熱いお湯をペットボトルに入れなおして布団を温めます。これで布団はぽかぽかです。(部屋の空気は相変わらず冷たいままですが。)

湯たんぽは、なるべく早めに入れておきます。

そして、次の朝にはこのペットボトルの水は、捨てないでそのまま車に積みこみます。お昼ごはんは公園で食べる事があるので、手洗い用にこの水を使います。

 
温かくして眠れるような工夫は、湯たんぽ以外にも2つあります。その一つは、使い捨てカイロを布団の足元に入れておくことです。日中に工場見学などをする時に使っていたカイロをそのまま布団に入れるのです。温かさが12時間ぐらい保てるので、部屋に戻った時もまだ十分に熱いからです。また、何と言ってもお勧めなのが、ベットをツインではなくて、ダブルにすることです。そして、夫婦で抱き合って寝るのが、最も温かい眠り方なのです。「冬の布団は、二人で一組あればいい。」これが冬の旅をする時の最も役に立つアイデアだと美奈子店長とうなずき合っています。結婚したときだけラブラブなんじゃなくて、40歳、50歳、60歳とずっとラブラブなのがいいのです。


イタリアのアグリツーリズモの部屋はとても寒い。ペットボトルの湯たんぽがお勧め。