イタリアでインターネットカフェが無い時には、図書館で無料でアクセスできる場合もあります。

今回の旅（２００８年２月サルディーニャ島）で、偶然知った情報をお伝えします。見知らぬ町でインターネットに接続したい時には、手軽なサイバーカフェ（ネットカフェ）を利用しますが、その店が何処にあるかを知らないと行けません。その為に私はまずその町にある旅行者向けの情報を発信する「ツーリスト・インフォメーション」を訪ねて、道順を聞きます。

今回の町（ＭＡＣＯＭＥＲ）のインフォメーションで、「ネットカフェは何処にありますか？」と尋ねると、係りの人は、「一軒も無いのよ。」とすまなそうに答えてくれました。「でも、図書館なら出来るかもしれないので、近くにあるから行ってみたら？」と勧めてくれました。その図書館が下の写真です。

サルディーニャ島の北部の町、ＭＡＣＯＭＥＲという町の図書館。ここで無線ＬＡＮの接続が出来ました。もちろん無料です。

中に入るとすぐ近くにある受付で、恐る恐る「パソコンを持っているので、それでインターネットにつないでいいですか？」と尋ねてみました。すると快く「いいわよ。」と言ってパスワードを書いた紙を渡してくれました。そして、何故か私のパスポートを見せて欲しいと言われたので、鞄から出して手渡しました。

この図書館では、４台のデスクトップ型のパソコンがありました。また、無線ＬＡＮも出来るので、パソコンを持込みでネットを楽しんでいる人もいました。また、電源も使えるので、バッテリーの消耗も防げて助かりました。

ブロードバンドに慣れると、ダイヤルアップの遅い接続では、何かと不都合があります。ここはもちろん無線ＬＡＮのブロードバンドでした。

イタリアでもパソコンは高価な機械なので、持っている人は日本よりもはるかに少ないようです。こうした理由から市民にインターネットを見られる環境を図書館で提供しているようです。

インターネットの他にも日本と同じように新聞の閲覧も出来ますし、各地方紙も揃っています。そして、ＤＶＤの貸し出しとその場で見ることもできるようでした。

私の今後のツーリスト・インフォメーションでの第一声が変わりました。「インターネットが出来る図書館はありますか？」と。＾＾）この図書館があったお陰で、重要なメールの受信と送信が出来ました。これで安心して旅を続けられそうです。

イタリアでインターネットカフェが無い時には、図書館で無料でアクセスできる場合もあります。