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農家民宿「はこば」さんで草もちの作り方を学びます。(4月2008 高知県・四万十町)



4月20(日)、「農家民宿はこば」の田辺さんと一緒に餅をつきをして、その餅にあんこを入れて、草もちの作り方を教えて頂きました。
 
奥さんの客子(ひとこ)さんは、お料理がとても上手です。夫の田辺さんも卵や鶏肉を燻製にしたり、生活を楽しもうというエネルギーがたっぷりある人です。だから、田辺さん達と一緒にいるとそれだけで楽しい気持ちになってくるのです。

田辺さんご夫妻。餅作りもプロ級です。

恐らく私と田辺さんが、山に行って山菜採りをしている間に客子さんは、下の写真のように草もちに入れるあんこを丸めて準備しておいてくれました。あとは、このあんこを餅で包めば、美味しい草もちが出来るのです。段取りの良さに脱帽です。

だんごの様に丸められたあんこ。これだけでも美味しそう。

下の写真のように客子さんは、丸めたあんこを一つ手で持って、それを左手で延ばした餅の下にあてがいました。

客子さんの作業はとても早くて、写真を写すのが大変でした。

そのあんこを両手で左右から餅をかぶせるように包み込みます。手には餅がくっ付かない様に粉がついています。(この粉の正体は、何だったのでしょうか? 後で田辺さんに聞いてみます。)

客子さんも草もちの作り方を地元のおばあちゃん達から教わったそうです。伝統文化の継承ですね。

餅に無事あんこが入ったところで、客子さんは、餅をぐにゅと絞りました。そして、「ぽたっ」と餅が落ちました。

「きゅう」と餅を絞り込むこの作業が楽しそうでした。

これを横にいる田辺さんが、手のひらを使って平らに形を整えていきます。そして、完成した草もちが、下の写真です。お昼ごはんに、さっそく頂きました。田辺さんが作ったお茶と一緒に頂くとより風味が増して美味しく感じられました。

出来ることなら、札幌まで持って帰りたいほど、美味しい草もちでした。愛媛の農家民宿の高平さんにいいお土産になりました。

最後に田辺さんと客子さんのお顔をどうぞ。とても仲が良くて幸せそうです。田辺さんには、孫もいらっしゃいます。孫と遊ぶ田辺さんは、特にニコニコ顔でした。お二人共に日頃から地域の事や日本社会のことも良く考えていらっしゃいます。

これからの私の人生には、田辺さんは絶対に必要です。

ご夫婦で農家をやられて、一日の大半を共に過ごすことが出来るのが、夫婦円満の秘訣かもしれません。田辺さんは、ちょうど私よりも12歳上の同じ寅年生まれ。こういう人生の先輩に出会う事が出来て、山本知史の人生もより豊かなものになってきました。本当にありがとうございました。


農家民宿「はこば」さんで草もちの作り方を学びます。(4月2008 高知県・四万十町)