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農家民宿「はこば」の田辺さんとよもぎを摘んで、草もちの作り方を教わりました。(4月2008 高知県・四万十町)



4月20(日)、「農家民宿はこば」の田辺さんと一緒に餅をつきをしました。奥さんの客子(ひとこ)さんは、かまどでもち米を蒸しています。いい匂いがしてきました。
 
このかまどには思い出があります。昨年来た時に摘み取ったお茶の葉をこのかまどに大きな鍋を置いて、炒ったのです。外にこんなかまどがあると便利ですね。燃料はもちろん山から出た間伐材を使っています。

はこばさんのかまど。お茶や餅を作ったりするときに使っているそうです。

客子さんは、蒸しあがった二升のもち米を臼に入れました。湯気が立ち上っています。田辺さんは、餅をつく前に杵でもち米をぐいぐいと押さえつけています。これでもち米が一つの塊になるようです。そして、客子さんは下ごしらえを終えたよもぎを少しずつ臼に入れていきます。

石で出来た臼。土台は木になっています。

次に客子さんは、塩を少し入れました。これは、餅にした時に甘みを出すといいますかうまくなる為に入れるそうです。

杵でもち米をぐりぐり押さえつけて、ひと塊にしています。

いよいよ田辺さんが、杵を振り上げて、餅をつき始めました。ご夫婦の息もぴったり、客子さんが、臼の中のもち米を手際よく動かして、ついて欲しい部分を中央に寄せています。杵が上がったほんの僅かの間に粘着力のある餅をつかんでひっくり返すのですから、かなりの力が要る作業だと思いました。

田辺さんご夫妻の様に仲のいい夫婦が増えることを願っています。

私も何度か杵を持って餅をつきました。意外と杵は重く、振り上げた時や振り下ろしたりするのに力が要りました。また、振り下ろす時に方向を定めて臼のど真ん中に落とす様に振り下ろすのも少し気を使うことが分かりました。
 
しばらくすると白い餅ではなく、草の綺麗な緑色をした餅がつき上がりました。客子さんは、「ほら、山本さんつきたてを食べてみたら?」といって、柔らかそうな草もちをちぎってくれました。

全て地元の幸で出来た草もち。

うーん、良く延びます。そして、よもぎのつぶつぶがあるのが分かりました。草のいい香りがしてきます。やっぱり餅が好きだなぁと自分の事を思いました。

この餅にあんこをつけて食べれば、さらにおいしくなります。

この後で、客子さんはあんこを用意してくれていました。そのあんこをこのついた餅で包んで、草もちを作ります。続きは、別の回にします。こんな経験が出来たことを田辺さんご夫妻に感謝しました。ありがとうございます。


農家民宿「はこば」の田辺さんとよもぎを摘んで、草もちの作り方を教わりました。(4月2008 高知県・四万十町)