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マンゴーの木と農園(マンゴー畑にやってきました。)



1月上旬(2006年)にオーストラリアのケアンズに行きました。亜熱帯のこの地域では、バナナやパイナップル、マンゴー、パパイヤなどいろいろな農産物が収穫できます。今回は、マンゴーの木についてです。

まさに夏の空です。

ポートダグラスから内陸へ車で1時間ぐらいの農業の町、MAREEBA。テーブルランドと呼ばれるこのマリーバ町などの地域全体は農業が盛んですが、特にマンゴーが多いようです。市街地も道路が広く、商店街もモダンでよく整備されていています。農産業が活発で景気がとても良い事が分かります。(不況にあえぐどこかの国の地方都市のようなさびれた感じが全くありません。)ポートダグラスから幹線道路を走ると、左手にマンゴーの看板が見えたので、スピードを落として脇道に入りました。上の写真の道路の左側にずっと広がっているのは、マンゴーの木が植えられていた農地です。


1.上の農道の左側に無人の即売所がありました。マンゴー1個が1豪ドル(約86円)でした。


1ドルあるかなぁー。

2.中を覗いてみると、売り切れたのかマンゴーはほとんどありませんでした。食べごろの黄色やピンク色をしたマンゴーもありません。迷いましたが、緑色のマンゴーを一つ買いました。料金を入れる箱には、「HONESTY BOX」と書かれていました。


もしも箱一杯あったら、何キロになるのでしょうか?

3.いよいよマンゴーの木に近寄ります。遠くから見るとマンゴーの木は、桃の木に似ているなぁという印象でした。


果実園のオーナーになるのも私の夢です。

4.縦も横も整然とマンゴーの木が並んでいます。それが見えないくらい先まであるのが驚きです。


マンゴーの農家も興味があります。

5.収穫は、1月末ぐらいで終わるそうです。半分以上収穫を終えたのか、マンゴーの実が全くない木も見られます。


別に季節に訪問して、マンゴーの花も見てみたいです。

6.マンゴーの木は上の写真ぐらいの高さです。剪定の方法によるためなのか、木の上が水平になっていて外から見ると、四角い木のように見えます。


通称アップルマンゴー。いい色になっていて、もう少しで食べごろです。

7.さて、上の写真のように、マンゴーの実をじっくり見てみましょう。どのように実が木に付いているかと見てみると、一つの枝に一つのマンゴーではなく、一つの枝に3個から4個のマンゴーの実が付いています。一ヶ所にかたまってマンゴーの実があるのです。


すっと伸びた細長いマンゴーの葉。

8.植物を観察する場合には、葉を見ることが大切です。下の写真のような葉になっています。細長く葉脈もしっかりと見えます。ややしわのようなたるみもあって、少し桃の葉に似ています。


マンゴー狩りもやってみたいです。フルーツ大好き。

9.マンゴーにもいろいろな品種がありますが、オーストラリアで生産されているのは、通称アップルマンゴーと云うそうで、熟してくるとピンク色になってきます。中の実は、オレンジ色をしています。大きさは、小ぶりなもので400g前後、大きいものでは、800gほどのものもあります。私は、R2E2という品種が好きです。


毎日といいますか毎食、フルーツを食べています。とても健康になりました。

10.今回、いろいろな農園を回って買ったフルーツです。左から順に、パパイヤ、ライム、手前の4つがいろいろな大きさのマンゴー。その上がいろいろな品種のバナナ。そして、スーパーで買ったオレンジです。うーん、こんなにたくさんのフルーツをこれから食べられるなんて、何と幸せなことでしょうか。



(感想)ところで、広大な農園の収穫は一体どうしているのでしょうか?きっと人手が足りないと思っていたら、ツーリストインフォメーションで、バックパッカーで旅する人やワーキングホリデーのビザでの入国者向けに、「季節労働の募集」の小冊子が並んでいました。3ヶ月を限度として、オーストラリアのこうした地域に滞在することが出来るようです。時給も15ドル(1,300円)位からあるようです。宿舎も完備していて、結構稼げるし英語も上達するし、農家は労働力を確保できるしで、いいアイデアだと思いました。興味のある方は、こちらをどうぞ。私も20代だったら、きっと行っていたと思います。農産物はとても面白いです。またいろいろな畑に出向きたいと思います。

マンゴーの木と農園(マンゴー畑にやってきました。)