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銀杏(藤九郎)を製品にまで仕上げる様子と作り方 大分県九重町 2007年11月20(火)



午後は4時近くまでみんなで銀杏拾いをしました。場所は午前中の山とは違い、吉武さんの家に近い小川沿いの銀杏の木でした。ここは標高もいくらか低くて、午前中よりも温かい気がします。(美味しいお昼ご飯を頂いたからかもしれませんね。)
これだけあれば50kgのぎんなんを持って帰れるという量が貯まりました。奥さんも私も面白くてなかなか止められませんでしたが、次に梨や柚子を採ろうということで、気持ちを入れ替えました。さて、これからは銀杏の周りに付いている皮等を取り除かなくてはなりません。一体どうやってやるのでしょうか?

一袋で10kgほどの量がありますが、最後には3kgほどにしかなりません。

軽トラックで銀杏が入ったビニール袋を運びました。下の写真の家の庭先でいよいよその作業を行なうのです。まず、吉武さんは、袋に入った銀杏を下の写真で青い蓋が載っている水槽(正確には、ステンレス製の浴槽です。)に入れました。すると葉や枝が水に浮くので、これらを簡単に除去することが出来るのです。

もっこりした山が見えます。宝山というそうです。今日一日は曇ったり雨が降ったりと外の作業にはつらい日でした。

残った銀杏は、別の機械に入れられました。下の写真がそれです。むむっ、これは一体・・・。

吉武さんが農作業に使っている古い民家。ぎんなんを乾燥させる機械は、この中にあります。

そうです、銀杏を洗う洗濯機のようなものでした。外側は錆びていますが、内側はピカピカでした。流水と回転運動によって、徐々に皮が剥がれて来ます。皮は水と一緒に機械の下の出口から畑に落ちるようになっています。(上の写真では、左側に畑が広がっています。ほうれん草や白菜、人参などがおいしそうに育っていました。)

ぎんなんを洗う機械。2台が並んで設置してありました。

しばらく(20分)回っていると、中の様子が違ってきました。明らかに種だけになってきています。この機械、なかなか実力があると思いました。

これはぎんなんを1回目に洗う為の洗浄機です。

ほとんどの皮がきれいに取れたのを確認して、吉武さんが銀杏を黄色いコンテナーと呼ばれる四角いケースに移しました。

こちらは、2回目以降に洗う為の洗浄機です。まだ外側も錆びていません。

気が付くと辺りはもう真っ暗になっています。5時半ごろになっていました。つづく・・・。


銀杏(藤九郎)を製品にまで仕上げる様子と作り方 大分県九重町 2007年11月20(火)