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サルデーニャ島で見たコルクの木の様子。(Villanova Monteleone)



今回のサルディーニャ島の旅で初めて見たのが、コルクの木でした。コルク自体は、私達の日常生活でもなじみの深い材料ですが、その原料が出来る木があったのでさっそく紹介したいと思います。

下の写真は、アグリツーリズモを営むピーノさんの庭の様子です。時刻は朝10時ごろで羊が思い思いに草を食べています。でも、何頭かは私達を警戒しているのか、草を食べないでこちらを見ています。さて、この羊の背景にある木がコルクの木だったのです。近づいて様子を見てみましょう。

私達も頂いたあの美味しいリコッタチーズのミルクを出してくれる羊さん達。

下の写真は、そのコルクの木です。幹の一部が剥がされてツルツルになっているのが見えました。何だか服を脱がされたような感じで、寒そうです。そういえば昨夜は放射冷却だったせいなのか、朝は霜が降りるほど冷え込みました。

剥がされて間もないのか寒そうなコルクの木でした。

別のコルクの木を美奈子店長が触っています。このコルクの木では、剥ぎ取られた部分が再生されているのか、前の写真のコルクの幹よりもツルツルしていませんでした。コルクの収穫は、何と10年に一度のペースで行なうそうです。何という気の長いお話なんでしょうか? その期間の長さにとっても驚きました。10年前のことなんて、そうそう覚えていられないのに、この木は何年に剥ぎ取ったなんてどうして分かるのでしょうか?しっかりと記録をとっているのでしょうか?

こちらは、やや再生されてきているコルクの木です。

また別の幹を見ると下の写真のように指で簡単に剥がれそうなものもありました。コルクは、サルディーニャ島の名産のようで、収穫してからいろいろな民芸品に加工されておみやげとしても人気があるようです。

ピーノさんの広大な庭といいますか牧草地といいますか畑といいますか・・・その部分には、いろいろな木々がありました。

最後にコルクの木の葉の様子を写真でご覧下さい。葉は硬くてしっかりとしていました。手で握ろうとすると葉の端っこが鋭くて、刺さるような感じがします。2月でも緑色が濃いので、常緑広葉樹のようです。

ひいらぎのように硬くてしっかりした葉でした。

札幌では見かけない植物がたくさんあって、本当に遠くまで来たものだと思います。やっぱり実物を見る経験が出来ることは、本当に有り難いと思いました。そして、こうした経験や勉強をすることで、今まで見えてこなかった一つ一つの木が何なのかが分かるようになり、ますます森や林を歩くのが楽しくなります。それにしても10年毎の収穫とは、・・・。私ならとても待てないです。^^)


サルデーニャ島で見たコルクの木の様子。(Villanova Monteleone)