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マンステールの町の屋根にはコウノトリの巣があり、人々は温かく見守っています。2008年6月



6月17(火)の午後、Le BonhommeからOrbeyを過ぎ、チーズを作る農家が点在する峠を超えて、やっと少し高度が低くなった平地にあるマンステールという町に着きました。ケンプさんの家はこの町のさらに外れにあるので、そこに行く前に少し立ち寄りました。
 
教会の前の道路脇に白い線の駐車枠があったので、そこに車を停めました。青い線の枠の場合には、有料の駐車スペースになっている様です。とりあえずここから歩いて、インフォメーションに立ち寄って、この周辺の地図やチーズに関する情報を得ようと思いました。

マンステール町に入ったことを示す道路標識。これからもフランス中を回ってチーズの名前になっている町の看板の写真を撮りたいです。何年かかるかなぁ。

教会の広場からインフォメーションへ歩いていると、カメラを持った人が数人空に向かってカメラを向けているのが見えました。何だろう?とそのカメラの先を見ると、なんとコウノトリの巣がいろいろな建物の屋根の天辺や煙突の上にありました。そして、つがいのこうのとりがいるのです。肉眼でもはっきりと見えます。

まるでおとぎ話のような光景でした。こんな大きな鳥が町のど真ん中で生活できているとは、・・・。驚きました。

さらに注意して別の建物も見てみると、「いました。いました。」というぐらいあちらこちらにコウノトリの大きな巣が見えました。下の写真では、赤枠の5箇所に巣がありました。その中で、矢印の巣は、建物の上にあるのではなくて、電信柱のような高い柱が芝生の中に立っていて、その上に巣があるのです。これは明らかに人間がコウノトリの事を思って建てた柱です。

コウノトリの他にツバメの巣もアルザスではよく見かけました。

その柱の上にある巣をズームしてみたのが下の写真です。時折、「カタカタカタ」という音が聞こえました。鳴き声なのか、それとも夫婦でお互いのくちばしを当てた音なのかは見ていなかったので、分かりませんが打楽器の様な音がしました。

近くで見るととても大きな鳥でした。

アルザス地方は、コウノトリがシンボルといいますか有名な鳥のようです。この町の人たちも温かく見守っているようです。商店街を歩いていると枝をくわえたコウノトリが低空でゆっくりと飛んで来るを見ました。巣に戻るようです。大きくてカッコいいです。^^)これが街中なんて信じられません。人と鳥が仲良く街中で一緒に暮らして行ける自然環境がまだまだ残っていることに驚きました。

いろいろなコウノトリの置物。キーホルダーなどもありました。

おみやげ物屋さんには、コウノトリ関係のおみやげが並んでいました。ここで2時間ほど経ったので、車に戻りケンプさんの家に向かうことにしました。


マンステールの町の屋根にはコウノトリの巣があり、人々は温かく見守っています。 2008年6月