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秋から冬においしいチーズをランジス市場で探します。ヴァシュラン・モンドールやモンドールも。2007年10月



10月19日(金)(2007)の朝、ランジス市場に行きました。今回も取引先の運送会社の方が迎えに来てくれました。朝9時の空は、曇りで肌寒いですが、札幌よりもはるかに暖かいです。今回の目的は、モンドールとヴァシュランモンドールを実際に見てから仕入れることです。立ち寄れる時間は2時間ほどなのですが、いろいろな人に連絡することも多いので、集中して仕事をしようと思いました。
 
まず、来て良かったなぁと思うことがありました。昨年何度も注文をしたにもかかわらず、たった1度しか輸入できなかったフランシュコンテ地方のプーレさんが作るヴァシュラン・フェルミエが入荷していたのです。早速、大きいサイズ(2.5kg)のものを5個仕入れました。私達が食べる分も含まれています。これだけでも本当に来て良かった・・・と思いました。これらはカット売りで店頭にいらっしゃるお客さんに提供したいと思います。

嬉しいです!プーレさんのヴァシュラン・フェルミエを見つけました。

もう一つ、珍しいチーズが入荷していました。ポルトガル産のケーヨです。モンドールと同じく柔らかくなっていくおいしいチーズです。これも注文を出してもなかなか輸入できなかったので、とても嬉しいです。

こちらも人気のポルトガルのチーズ、ケーヨ。やっぱり何度もランジス市場に来ないと良いチーズは仕入れられません。

私が師と仰ぐイヴさんもいらっしゃいました。陽気に挨拶をしてくれました。「今日もいろいろと聞きたいことがあるんでしょ?」とイヴさんの方から聞いてくれました。そうなんです!そこで私達は、今年のモンドールやスイス産のヴァシュランモンドールは、いくつの作り手から仕入れているのかや味の特徴などを聞きました。ミシュランのモンドールやプーレさんのモンドールは、相変わらず品質が高いようイヴさんの評価も高いです。また、スイスのヴァシュラン・モンドールもいい作り手のものを仕入れることができました。

師と仰ぐイヴさんに久しぶりに会う事が出来ました。英語が出来るカリーヌさんと一緒にいろいろな質問をする事が出来ました。

見かけない変わったチーズも見つけました。黒ブリーと言われる「Brie Noir」です。ブリーは柔らかいチーズですが、これは水分が抜けてとても硬いチーズでした。どういう風に食べると美味しいかは、輸入した後でいろいろと食べながら考えようと思います。

ランジス市場で初めて見た黒いブリー、「ブリ・ノワ」。ある飲食店のマスターから仕入れを頼まれていました。

イヴさんにプーレさんのチーズでヴァシュラン・フェルミエの他に何かお勧めは有りますかと訪ねたところ、2つのハードチーズを見せてくれました。その一つに穴をあけて味見をさせてくれました。モンジュラという名前のチーズです。これも美味しかったので、仕入れることにしました。

プーレさんのハードチーズを味見する美奈子店長。

この他に事務連絡をしたり、新しいスタッフの紹介を受けたりして、あっと言う間に2時間が経ちました。また、2月に来ることを知らせて、みんなにお別れしました。
 
チーズマーケットの仕事は、このようにして年間を通していろいろな人に会う事が重要な仕事だと思いました。ランジシ市場から直接仕入れるようになって早や4年が経とうとしています。年々、そのつながりが強くなっていく気がしています。それに比例して、私達は日本でより素晴らしいお客さんに出会えることが出来る様になったと実感しています。
 
さて、今回仕入れたチーズは、札幌に10月30日に着く予定です。ネットで買い物が出来るのは、11月4日からですが、全てのチーズの案内は10月31日にはネット上で公開出来ると思います。それまでしばらくの間、楽しみにお待ち下さいね。


秋から冬においしいチーズをランジス市場で探します。ヴァシュラン・モンドールやモンドールも。2007年10月