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2月に咲くアーモンドの花は、まるで桜の様に美しいです。(イタリア・シチリア島)



どうして2月にシチリアに来たのでしょうか?・・・その目的の一つは、アーモンドの花を見ることでした。2月15日、カターニャからレンタカーで南に走り、ピアノグリッロ農園に16時半頃に着きました。チーズマーケットでは、ここの農園で採れるオリーブオイルをもう5年ほど輸入しています。青々しい色と香りを持っていてとてもおいしいオリーブオイルなのです。また、この辺りでは農薬を一切使わない有機農法が長年取入れらていて、私たちも安心してよく食べます。ここは、キャラモンテ・グルフィーという名前の小さな町で、山の上の平らな所に家々がに寄り添う様に集まった町なのです。その山の町から下に少し下りた場所にこの農園があります。2004年の10月に訪れた時に、ロレンツォさんがオリーブの木の近くにはアーモンドの木も植えているという事を知り、また2月にその花が咲くことも教えてもらいました。あれからずっとこの機会を待っていたのでした。

青空に透けて見えるアーモンドの花。ずっと眺めていたいような美しさです。


上の写真がその花の様子です。2月16日の朝、ピアノグリッロ農園を出てまもなくの道沿いに咲いていたアーモンドの花でした。この日は朝からいい天気で青い空にアーモンドの白い花が良く似合っていました。下の写真のように5枚の花びらがあり、おしべやめしべのつき方も桜の花に似ていました。シチリアの人はこの花を見て花見をしないのはどうしてなのか不思議に思いました。

朝10時ごろでしたが、太陽の光を浴びて一つ一つの花も大きく開いていて綺麗です。


アーモンドの木は下の写真のように並んでいました。その近くにはオリーブの木もたくさん生えています。どうしてオリーブの木とアーモンドの木が一緒の畑に立っているのかの理由は分かりません。また、別に理由があるかどうかも今のところ分かりません。

アーモンドの木の下は雑草も生えてます。農薬を撒くと木の下には雑草はなく、そこに住む昆虫なども居なくなります。


下の写真は前日に撮った別の木の様子です。枝には前年度になった実がまだ付いたままになっています。そこに今年の花が咲いていました。私の指があるので、実や花の大きさがよく分かるかと思います。

去年の実と今年の花。コントラストが時の流れの早さを感じます。


アーモンドの花にも白やピンク色をしたものなどいろいろとありました。昨年から生鮮アーモンドも輸入するようになり、アーモンドにも品種がいろいろとあることを知りました。もちろんその実の味わいも品種ごとに違っていて、そうしたことが分かるだけでも楽しいと感じています。もっと勉強をしてイタリア語でアーモンドについての質問が出来るように成たいと思います。


2月に咲くアーモンドの花は、まるで桜の様に美しいです。(イタリア・シチリア島)