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良質なオリーブオイルを生産するピアノグリッロ農園(Sicilia,Chiaramonte Gulfi)



2月15日の午後4時半ごろにピアノグリッロ農園に着きました。オーナーのロレンツォさんとは、2005年の4月にベネトで開かれたヴィニタリー以来の再会でした。とても元気そうで安心しました。さて、この日は夕方から霧が少し出てきましたが、相変わらず美しい景色が広がっていました。下の写真は、ロレンツォさんの自宅兼農園から山に町があるキャラモンテ・グルフィーを見た様子です。その手前の緑は全てピアノグリッロ農園になっています。細長く空に伸びる糸杉や手前左に見える樹齢200年以上のオリーブの木などありとあらゆる木々が生えていました。私にとっては正に天国のようなところなのです。

キャラモンテ・グルフィーをピアノグリッロ農園から望みます。


今夜はロレンツォさんのお宅に泊まります。荷物を入れた後さっそく広大な庭やオリーブ畑を案内してもらいました。。家は高台にあり、その回りをオリーブの畑が360度ぐるりと取り囲んでいます。つまり、オリーブ畑は緩やかな傾斜の畑になっているのです。

これがピアノグリッロ農園のオリーブ畑の一つです。等間隔にオリーブの木が植えてあり、日当たりも良好です。


その途中には、レモンやオレンジの木があって、ちょうど実がなっています。あまりに綺麗なオレンジ色のその果実を目にすると写真を撮りたくなりました。下の写真がロレンツォさんと美奈子店長です。この家では、いつでも季節ごとにいろいろな野菜や果物、木の実が採れるので、素敵だと思いました。こういう所に来ると、果樹園のオーナーになるのも一つの夢だなと意識します。

ピアノを弾くことが趣味のロレンツォさん。

翌朝、よく晴れたので、再びキャラモンテ・グルフィーをロレンツォさんの家から少し下がった別の場所から写しました。この農園にあるオリーブの木は特に樹齢があるものが多いです。聞くところによるとこの農園は500年ほど前から始まったそうで、いうなればこの辺りの国を治めていた領主がロレンツォさんの祖先のようです。私のルーツがどれくらい遡ることが出来るでしょうか?せいぜい、3代か4代前まででしょうか・・・?

写真の中央と左に見えるのがアーモンドの木です。右には樹齢200年以上のオリーブの木が見えます。


最後に下の写真が自宅の脇にあるオリーブオイルを貯蔵しているタンクとそこから瓶詰めや缶詰めにする作業場です。今日もミラノにあるリストランテに出荷する準備をしていました。注文がある度にタンクからオリーブオイルを出して瓶や缶につめているそうです。そのためにいつでもいい状態で出荷できるようです。手間ひまはかかりますが、品質には代えられません。

出荷の打ち合わせをするロレンツォさん。青いシートに隠れているのが、瓶にラベルを貼る機械です。


夜は、みんなでキャラモンテ・グルフィーの町に上がり、おいしい豚肉料理を出しているリストランテに食事に行きました。お腹も心も一杯になりました。騒音の全く無いととても静かな夜でゆっくりと眠り、こうして楽しい一日が終わったのでした。今日も良い一日だったことに感謝しました。


良質なオリーブオイルを生産するピアノグリッロ農園(Sicilia,Chiaramonte Gulfi)