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2月のカターニャのメルカートも新鮮な果物や野菜や魚が豊富(イタリア・シチリア島)(Catania Sicilia Italia)



今回、初めて2月のシチリアに島に行きました。とても素晴らしいです。まったく寒くありません。今も最高気温が0度前後で町中が雪に覆われいる北海道に住む私たちには、ここで見る太陽のまぶしさや気温や風の香りはもう春そのものです。昨日、日本から着いたばかりですが、さっそく朝ごはんを食べた後で朝市(メルカート)に行ってきました。9時半過ぎでしたが、もう多くの人でにぎわっています。

教会前の広場に通じる商店街もにぎわっています。今日は木曜日の朝ですが、買い物に来ている人は仕事はしていないのでしょうか?


事前にどこにメルカートが立つかを調べておかなくても、ホテルの人に聞くと地図でその位置を教えてくれます。平日はほとんど毎日立つメルカートのようなので、行くチャンスも大いにあります。また、別の場所では魚専門のメルカートも立つようで、魚好きの日本人には堪らない市です。お伝えしたい事がたくさんありますが、その中でも特に素晴らしい店をご紹介します。まずは、チーズ専門店です。出来立ての羊乳のリコッタやカチョカバーロなどを扱っている店です。リコッタは輸入してもなかなかその味が日本で再現できないので、現地で買ってすぐに食べたいチーズの一つです。そのためには、大きなスプーンとはちみつをかばんに入れてメルカートに行こうと思いました。

羊のミルクで作ったリコッタ。そのままはちみつをかけて食べたいです。^^)また、焼いたチーズケーキを作ってもおいしそうです。

次にお伝えしたのは、柑橘類の果物です。チェドロ(CEDRO)という名前で、レモンを大きくしたような黄色いごつごつとした果物で、夏みかんの2倍ほどあります。熊本産のさぼんのようです。半分に切ったのを見ると果汁のある部分はとても小さくて、周りの白いスポンジのような所が7割ぐらいありました。でも、この部分もつまんだ塩を一振りして食べるそうです。

チェドロ(CEDRO)という果物を売っている露店。実の部分は意外と小さいのですが、その周りの白いスポンジのようなところも食べるそうです。

そして、今回最もうれしかったのは、自家製のアンチョビを売っているおじさんを発見したことです。使い込んだ木の樽の中には、粗塩とアンチョビがきれいに並んでいます。食べなーという感じで、おじさんが一切れを紙に包んで差し出してくれました。指でちぎって口に入れると、「うまーい!」と声が出ました。明日の朝ごはんにロレンツォさんと一緒に食べようとアンチョビと魚の燻製を2つ買いました。

自家製のアンチョビなどを売っているおじさん。私たちが行くと一切れ差し出してくれました。表面に塩の粒がついていますが、うまみが出ていてとてもおいしいです。

最後は、自家製のワインとオリーブオイルを売っていた農家の方です。エトナ山の方から来られたそうです。1.5リットル入りのペットボトルに入った若めでさっぱりとした赤ワインは、3ユーロでした。

自家製のオリーブオイルとワインを売っていたおじさん。ペットボトルや3リットル入りの容器に入っています。

カターニャも素晴らしいメルカートがあって、数日間滞在したいと思うようになりました。ローマやミラノから直行便で1時間ほどで行けるので、ぜひ行かれるといいと思います。メルカートは市民の生きる力の源になるおいしい食べ物が豊富で何度行っても飽きることはありません。生産者が売りとして一般市民と触れ合うことが出来る素晴らしい場所だと思います。


2月のカターニャのメルカートも新鮮な果物や野菜や魚が豊富(イタリア・シチリア島)(Catania Sicilia Italia)