カルカッソンヌのシテ(城塞都市)に行くならボンバルディエール(LA BOMBARDIERE hotel)に泊まって食べるのがお勧め |
6月19(火)からの3日間は、ブーゴーさんの農場に近いロジ・ド・フランスのホテルの一つ、ボンバルディエール(LA BOMBARDIERE)に決めていました。 |
これまで何年もの間、フランス各地を旅して来ましたが、ここのホテルほど素晴らしいところはあまり思い出せません。宿泊する部屋も綺麗で、それでいて料金も格安です。また、何といいましてもレストランの食事が素晴らしいのです。こんなホテルだから常連のお客さんが多いようで、出張中のサラリーマンや長距離トラックの運転手達も利用しているようです。(10トン以上の大きさのトラックが何台も駐車できるスペースもあるのです。)国道沿いなので、車で行っても簡単に見つけられると思います。また、世界遺産でもあるカルカッソンヌのシテ(城塞都市)からも車で1時間ぐらいの距離なので、観光に行かれる時には、このホテル&レストランを利用されるといいと思います。かなりのお勧めです。 |
それでは、私達が注文した夕食の内容をご覧下さい。アラカルトの一品料理もありますが、MENUといって何皿かの料理がセットになったコース料理が特にお得です。私達は、15ユーロのスープと前菜、メイン(肉か魚料理)、そしてデザートのMENUにしました。(注;フランスで”MENU”とは、コース料理の事を指します。いろいろなお料理の内容と値段が書いてある日本で言うメニューとは違う意味の様です。一品料理は、カルトという別の冊子にお料理の内容と値段が書かれています。) |
まず、このスープに驚きました。下の写真のように出てきます。洗面器のような大きさの器に、お玉ががありました。今日は、魚のスープでした。とてもいい香りがしてきて、お腹がぐーと鳴りました。 |
好きなだけお玉ですくってお皿に入れました。この日の夕方はテラスで食事をしましたが、少し寒くなってきたので、ちょうどいいお料理でした。何杯かをすすっていると体も温まりました。さすがにこの量を全て食べ尽くす人はいないと思いますが、とても美味しかったので、お代わりをしました。 |
続いて前菜の盛り合わせが出てきました。これまたすごいヴォリュームです。トマトやラディッシュなどの生野菜やメロンやサラミもあります。その他には、オリーブオイルを使った和え物など全部で12品です。 |
これまた、全部食べてみたいと思いましたが、ぐっと堪えて、3、4品だけにしました。どれも前菜らしくあっさりとしていて、とても美味しいです。近くのテーブルでは、チーズを食べている人たちを見ました。4、5種類のチーズが塊のままで木のトレーに載って来る様で、自分で切って好きなだけ食べられるスタイルでした。おー、何と太っ腹なレストランなんでしょうか? |
そして、楽しみにしていたメイン料理は、ローストビーフを何かのソースで煮込んだお料理でした。付け合せのジャガイモのお料理もりんごが入っているのかさっぱりとした味で、肉に良く合っていました。 |
これまた、自分でお肉を好きなだけお皿に盛って食べることが出来ます。高校生の頃なら全部食べられるかもしれませんが、45歳になった私は2枚食べるものやっとと言う位に肉が大きくて分厚かったです。それは下の写真を見ていただければ、納得されると思います。(下の写真の4、5皿分が上の写真のように器に盛られています。) |
肉料理を食べ終えて、「うーん、ここまで来たかー。」という位お腹が既に一杯です。あとチョコレート一粒かアイスクリームをスプーンで2杯ぐらいなら食べられるという時、デザートが運ばれてきました。それが下の写真です。うーん、参りました!どれもとてもおいしそうです。 |
エクレアなど私の好きなものがいろいろあります。持って帰りたーい。と思うほどです。写真のスプーンは大さじですので、いかに大きいかが分かるかと思います。いい色と艶をしていて、甘い香りに誘われます。 |
こうした一つ一つのお料理を目にすると、ここの社長の心意気が心に浸みてきます。きっとゆっくりと味わって、腹いっぱいに食べて満足して欲しいというお客さんへの熱い思いがあるのだと感じます。日本でありがちなバイキングレストランと違い、レトルトなどの調理済みの物をレンジで温めるとか冷凍食品を出しているのではなくて、全てここの調理場で作っているから、何を食べてもこんなにも美味しいのだと思います。ブーゴーさんのやぎのチーズもここのレストランは仕入れています。カルトのメニュには、ブーゴーさんのプティブーゴー(クロタン)を使ったお料理が載っていました。 |
レストランのあるこの村は、この国道を2分も車で走ると隣村になるほどの小ささですが、こんなにも素晴らしいレストランがあることが、フランスの素晴らしいところの一つだと思います。つまり、「田舎が寂れていない!」そして、「田舎が美しい!」、「田舎に美味しいものを求めて人々が集まってくる。」・・・それがフランスの魅力なのです。 |
カルカッソンヌのシテ(城塞都市)に行くならボンバルディエール(LA BOMBARDIERE hotel)に泊まって食べるのがお勧め |