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これが私達の輸入の方法です。春(4月)のランジス市場のチーズの様子



4月12日(2007)、今朝はランジス市場にレンタカーで入場しました。早速取引先に向かいました。今日の主な目的は、3つあります。まず、これから行くロワール地方にあるやぎのチーズの生産者を訪ねる日程を確認すること。2つ目は、新たに輸入する為にマイケルさんのお勧めのチーズを見る事。そして、特定のチーズが一年でどの時期に入荷がないのかを確認することです。昨年の10月以来のランジス市場でしたので、とてもワクワクしました。

ロワールのやぎのチーズの生産者の位置を地図で確かめます。

上の写真は、美奈子店長が持ってきたミシュランの地図を見ながらここからの道順や所在地を確かめている場面です。3月初めに、ランジス市場の担当者にメールで4月の中旬に訪問したいやぎのチーズの農家をリストアップして送っていました。その中で都合が悪くなったり、私達が知らなかったお勧めの農家を紹介してもらいました。それら農家の位置関係を地図で一緒に確認しながら、日程を調整します。そしてマイケルさんお勧めの農家のチーズの実物を目にします。そしてそのチーズに付いているラベルに書かれている電話番号から携帯電話でかけてもらい都合を確認してもらいました。そして、40分後にはほぼ全ての行程が決まり、安心しました。

とんがり帽子のような大きなやぎのチーズ。このチーズの生産者を訪ねます。

2つ目の目的であるお勧めのチーズを紹介してもらいました。上の写真がそのチーズです。この生産者は明日13(金)の朝9時に行くことになっています。チーズを見て香りを嗅いだだけで、行ってみたくなる素晴らしいチーズでした。売れるか?を考えるのではなくて、まず自分達が食べたいと思うかどうかを優先して輸入するかを決めています。とてもおいしそうなチーズでした。こうして30分ほどかけて、全部で8アイテムのチーズを追加発注しました。それが下の写真です。実際には一度に200kg前後を輸入するので、これはほんの一部です。今回、珍しいポルトガルのチーズも見つけることが出来ました。また、シャウルスも500gから250g小さいものに変えました。この方が形も安定している事と切りやすいので、札幌の飲食店さんにも喜ばれると思いました。また店頭やネット店では、ハーフカットでも販売したいと思います。実際にチーズを見ながら、こうした事を考えてサイズを変更することもあります。

今回の訪問で更に追加したチーズです。これらも4月23日に札幌に着く予定です。

うれしい事がありました。下の写真は、顧客の取り置きの棚ですが、そこにスティーヴさんが私達の為に入荷が少ないチーズを寄せておいてくれていました。入荷した時点で YAMAMOTO とマジックで私の名前を書いて他のお客さんが間違って持っていかないように配慮してくれたようです。(写真の赤い囲みがそれです。)とってもありがたい気持ちになりました。

来週の発送用に取り置きしてくれていたチーズと一緒に写真を撮りました。丸印には、YAMAMOTO とマジックで書いてあります。何だかうれしいーです。

そして、最後にチーズの旬について聞きました。コルシカ島のブロッチュとイタリア産のトーマ・スペツィアータなどについて、入荷が安定する時期と少ないあるいは止まる時期がいつなのかを質問しました。トーマ・スペツィアータは、この会社では今後取り扱わないということを知り、少し残念に思いました。こうして、あっという間に3時間が過ぎて、会社を後にしました。午後からは車でロワールに向かいます。その前にランジス市場の中にあるレストランに食事に行きました。市場で働く多くの男の人たちが利用しているようで、とても繁盛しているお店でした。ランジス市場に行くようになって早や8年。今までは、取引先の迎えの車で見て回っているだけでしたが、今回からようやく自分達で市場を回ることができるようになりました。次回には、チーズ以外の会社も回って新たなおいしい食品を探したいと思います。


これが私達の輸入の方法です。春(4月)のランジス市場のチーズの様子