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ランジス市場でフランス産の食品を扱う新しい取引先を訪問します。



10月19日(2006)、午前中にランジス市場のチーズ棟を見て回りいろいろなチーズの仕入れの段取りを終えました。そして、11時から、チーズ以外のフランス産の食品を取り扱う会社の社長さんと会う約束をしていました。朝11時といいましても、市場なので既に終わっている食品もあります。例えば、生肉や魚貝類は朝がとても早いので、8時には片付けられていて何も見ることが出来ません。こうした食品は、朝といいますか夜中の1時とか2時から取引が始まるそうです。

ランジス市場の中の野菜と果物売り場の建物を案内してくれるデニスさん。

上の写真は、野菜と果物を取り扱う棟の様子です。美味しそうなフルーツがたくさんありました。季節がら、ぶどうやリンゴが多かったです。また、スペインなどからはマンゴーなども来ているようです。下の写真は、フランス産のポルチーニです。生のきのこの輸入は書類を揃えたり、検査項目が多いので難しいのですが、いつかは実現したいと思います。どのポルチーニも大きくて揃っています。香りも良くてオリーブオイルで焼いて食べたら、さぞおいしいことだろうなぁと、よだれが出てきます。

正に今が旬のきのこ。中でもポルチーニはいい香りがしてしかもおいしいのです。

次にデニスさんは、デリカテッセンの棟に連れて行ってくれました。加工した食品です。チョコレートや焼き菓子などのデザート。ドライトマトやアーティチョークのオイル漬け。サラミやソーセージ、リエットやパテなどの肉製品。バルサミコ酢やワインビネガー、香辛料、そして乾物としてポルチーニやきのこなどもあります。全部輸入できたらいいなと思うほど、欲しいものは何でもあるという印象です。さすがはヨーロッパ一のランジス市場ですね。

ランジス市場の中でデリカテッセンの専門店が並ぶ棟。イタリア産やスペイン産の加工食品に特化している店もあります。

上の写真は特にイタリア産の食材を専門に扱っている会社でした。イタリアの食べ物は、ここフランスでも人気があるようです。特にパスタやピザは、国際食といった感じでフランスの地方に行っても食べることができます。また、下の写真は板チョコです。原材料を吟味して本当に自分達が食べたいものだけを輸入したいと思います。

おいしそうなチョコレートの数々。ケーキ屋さんが使う業務用のチョコレートもあります。

駆け足のランジス市場の見学でしたので、これからパンフレットやサンプルを見ながら、メールでやり取りをして、輸入の実現に向けて進もうと思います。それにしてもデニスさんは、とてもエネルギーがある人でした。体から溢れ出すその見えない力に、会った人達は感動して取引が始まるんだと感じました。世の中を面白くしているのは、こうしたエネルギーのある人なんじゃないのかなぁと思いました。またチーズマーケットに新しい風が吹きそうです。


ランジス市場でフランス産の食品を扱う新しい取引先を訪問します。