SIALが終わってからの仕事もいろいろあります。食品輸入の手続き |
10月26日(2006)、SIALの全ての日程が終わりました。22日の日曜日が初日だったので、5日間の開催期間でした。最終日はいつもより1時間早い閉館でしたが、既に午前中にもブースを片付けるところも合って、ゆっくりとお話を聞くためには、最終日は避けたほうが無難です。今回は、こうした食品見本市の後の私達チーズマーケットの活動の様子をお伝えします。 |
今回、このSIALで良かったサービスの一つに下の写真のようにインターネット接続サービス(無料)があったことです。これは、ブロードバンドでの有線LANと無線LANが使えました。また、パソコンも数台設置されていたので、メールチェックだけなら、パソコンを携帯しなくても利用することができます。私の場合は、無線LANが使えるパソコンだったので、並ばずに電源だけ使わせてもらうことが出来ました。ここからホテルやレストランで作ったHPをアップロードして更新していました。また、今週末に輸入する予定の内容を確かめたり、準備についてイタリアやフランスの担当者と連絡を取ることも出来ました。 |
26日は、午後3時過ぎにはSIALを後にしました。ホテルのあるCDG空港ターミナル1には、この汽車で通いました。多くのビジネスマンは、その日のうちに帰路につくのかもしれません。この夜のホテルだけは、がらがらでした。 |
部屋に戻ると、これまでに頂いたパンフレットや名刺、サンプル品、資料などを並べながら、整理していきます。スーツケースに入れるために梱包も行います。脈がありそうな新規取引先を中心に、メールでお礼の連絡もその日のうちに行います。いくつかの候補があるオリーブオイルとアンチョビの場合には、価格などの取引条件をこれから検討しなくてはなりません。 |
27日(金)の夜に帰国する飛行機に乗ります。サンプル品は、札幌のホテルの担当者に持っていったり、自分達で最後に味を確かめるために使います。検疫所に輸入の際に必要になる書類にはどんなものがあるのかを再度確認して、生産者にメールでその内容を連絡して、準備しておいてもらいます。振込先の銀行の口座番号などをチーズマーケットの取引銀行に登録をして、あとは実際の貨物を待つことになります。 |
輸出入も商売の一つなので人相手の仕事です。ですから、取引がうまくいくかどうかは、相手と会って理解し合えるかどうかが鍵だと思います。売ってやるとか、買ってやるとかいう見下す気持ちがあるようでは、いい関係は出来ません。売る側も買う側も相手を認めるといいますか、平等という意識があることが大事です。結局は人間同士ですから、ずっとお付き合いして行きたいとお互いに思えるような人間同士でないと、出来ない仕事だと思います。仕事は楽しくないと長続きしません。生産者とお話をしたりその商品を見た瞬間、これならあのお客さんにいいなあとそのお客さんの顔が浮かびます。お金を得るためだけでは、この仕事はやることが多いので、とても続かなかった思います。やっぱり、チーズマーケットを頼りにしてくれるお客さんがいるからこそ、こういう細かな事もしてこれたのだと思います。あとは、時差ぼけが軽くなるように注意を払い、28(日)から早速、札幌で仕事を再開しようと思います。長い休みを頂きまして、本当にありがとうございます。 |
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