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コンテの博物館(Maison du Comte)を訪問しました。(ポリニー・ジュラ地方)



9月20日の午後にアルボアのパスツール博士の博物館を見学した後に、コンテ博物館に行きました。

夏以外の営業時間は短くて、今日の午後は2時から5時までとなっています。以前から来たかったのですが、車がないと不便だったのでこれませんでした。今日はとてもうれしいです。一人4ユーロの入場料が必要でした。コンテの資料の他にも、ポスターやエプロンなどのおみやげ品もありました。下の写真が建物の様子です。

フランスの酪農を支えるチーズ作り。中でもコンテはその中心的なチーズです。

下の写真のように案内板はコンテチーズの形になっています。コンテはフランスで最も多く生産されています。主生産地はジュラ県とドゥー県の2つの地域ですが、アン県でも少し作られています。建物の中に入るとフランシュコンテ地方(ジュラ県とドゥー県)の大きな地図がありました。それぞれのボタンを押すと、この地域のミルクを生産する農家、コンテを作る生産者、そして熟成をさせている会社が光るようになっていて、とても分かりやすく展示されています。

夏以外は営業時間が短いので注意が必要です。ネットで調べることができます。

下の写真はコンテの外皮の色の違いでどういう味や特徴があるかについての説明がされていました。「コンテは一つとして同じ味のものはない。でもどれもがコンテなんです。」という言葉が印象的でした。そうです、手作りでミルクの成分も季節で違うのですから、どれも同じ味がするコンテではないのです。それが自然な食べ物なのだと思います。

コンテの外皮の色にもいろいろあることが分かり、興味深かったです。チーズマーケットのコンテは、左の色だと思います。

いろいろな部屋にある展示物をガイドさんと一緒に見て回ります。説明はフランス語ですが、予め言っておくと英語版のガイド本を受付でもらえます。ミルクの生産方法から、コンテの作り方、そしてコンテのもつ様々な香りの違いを見分ける方法など多岐にわたる説明で大満足でした。そして最後には熟成度合いの違う2つのコンテの試食も出してくれました。
私達はフランスに来ると、いろいろな場所いろいろな人に同じチーズについて同じ質問をするようにしています。そうすることでそれらの答えからある共通点が見えてきます。それが真実だと思います。そうした作業からより深くそのチーズの真実を知ることができるのではないかと考えています。時間はかかりますが、とても確実な方法だと思います。これからもがんばってチーズの疑問を解いて行きたいと思います。


コンテの博物館(Maison du Comte)を訪問しました。(ポリニー・ジュラ地方)