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ディジョン(フランス)の屋根付き市場(マルシェ)に行きました。



今日は、3月10日の金曜日です。午前中はノートルダム教会の周辺でマルシェ(朝市)が立つので、さっそく出かけました。また、この地区には、露店の他に屋根付きのマルシェもありますので、そちらも見て回りました。

ます。


上の写真がその屋根付きのマルシェです。店と店との通路がとても広いです。ディジョンは内陸にある為に、魚屋さんは2、3軒ぐらいしかありません。一方、肉屋さんは10軒ほどあるようで、圧倒的に肉や肉を使った食品を扱う店が多いです。


ク。


上の写真は、特に美味しそうな肉を売るお店の肉の様子です。部位に分けられた豚肉が並んでいて、欲しい量だけを量り売りで買うことが出来ます。肉屋さんと云いましても、鶏肉だけを売る店屋、豚肉だけの店など、さらに専門的にどの肉を扱う店なのかに分かれています。金曜日の午前中といいましても、主婦だけではなく、男性客も多いです。自営業の方なのか午後出勤の方なのか、こんな時間に買い物が出来るとは素晴らしいです。どのお客さんも買う気満々で、より美味しいものを買って、自宅でお料理してゆっくり食べたいという興味関心が高いのだと思います。食べることしか興味が無かった私も、今では一日の時間の使い方をやり繰りできる様になったことで、自分でお料理をする時間が持て、お料理することも楽しくなって、ますます美味しいもの、食べることが好きになりました。そんな人にとっては、週に1、2度開くマルシェは格好のいい食材仕入れの日なのかもしれません。こうしたお客さんの姿を見ておりますと、生活することの優先順位が、日本人とは全く違う気がします。食べることが大好きなのです。
 
そしてマルシェの中でも特に良い店というのは、まずどこから見ても美しいです。美しい理由にはいろいろあると思いますが、まず全ての商品がきちん並べられ、説明書きやプライスカードが、お客から見易い位置にあり、スキが無くビシッとしている点です。こうした組み合わせが醸し出す雰囲気が、買いたくなる店になっているのだと思います。また、何といいましても働く人間の動きにエネルギーを感じる店が、良い物を売っている店なのだと思います。

た。

売り手のエネルギーを感じた店に下の写真のチーズ屋さんがありました。地元ブルゴーニュでご自身で作っているチーズやヨーグルト、卵を売るお店でした。黒い毛糸の帽子をかぶりながら、テキパキと客の注文に応えていました。自分で作って自分で売っているので特別な自信がある雰囲気が伝わってきます。ガラスケースの中のチーズも残りわずかとなっていました。ここで私はサンマルスランとやぎのチーズを買いました。
  
そして、うれしいニュースが、・・・。何と南フランスのブーゴーさんのやぎのチーズのうち、クロタンがここディジョンで売られていたのです。ブーゴーさんは農家なので、生産量がとても少なく、以前ブーゴーさんの地元のトゥールーズの店とモンペリエの店でしか売られているのを見たことが無かったので、とてもうれしいです。また、どれもいい状態なので余計にうれしいです。札幌に戻ったら、新しいブーゴーさんのチーズが届く予定なので楽しみです。

ます。

この日は、みかんとチコリ、はちみつのパウンドケーキ、そしてリエットやジャンボンパセリ、ソシソンなどの肉製品を数種類買いました。ホテルに戻る時にパンを買えば、おいしい昼食を食べることが出来るのです。


ディジョン(フランス)の屋根付き市場(マルシェ)に行きました。