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ランジス市場(パリ)のチーズの卸売り市場の様子と仕入れ(3月2006)



今日は、3月9日の午前中の訪問したオルリー空港に近いランジス市場のチーズの卸売り市場の様子をお伝えします。


ランジス市場のチーズ卸売り会社が並ぶなかの一つ。


ランジス市場のチーズコーナーにある卸会社は正確には分かりませんが、10社ぐらいはあると思います。各社にはそれぞれ得意として扱うチーズがあるようです。また、相手にする顧客も違っています。主にフランス国内のチーズ専門店などの業者さんと取り引きする会社もあれば、輸出を専門に行う会社や国内・輸出の両方をやる会社もあります。各社は、朝6時ぐらいから始まり、12時半には終わります。土日は休みとなります。それでは、以下に今回撮ったいろいろな写真の中から、特に何枚かを選んでご案内したいと思います。


 

1.いたるところチーズ、チーズ、チーズです。私の中では、このランジス市場以上にチーズが揃っている場所は無いと思います。毎回興奮します。わずか2時間半の訪問ですが、あっという間に時間が経ってしまいます。黄色い大きなチーズは、エメンタール。手前は、ブリー・ド・ムランです。

 

2.こちらはやぎのチーズの中で特に素晴らしいチーズが並べられています。一つ一つ包装されていないので、扱いに注意が必要なものばかりです。チーズマーケットで輸入しているブーゴーさんのやぎのチーズもここで大切に扱われます。

 

3.チーズ卸のイヴさん。お勧めのいろいろなチーズを食べさせてくれます。今回もいいやぎのチーズを見つけられました。

 

4.これは何でしょうか?漬物の重石のようですが、・・・。ブルー・ド・テルミニョンでした。輸入したいのですが、全部を売る自信がないので、しばらくお預けです。

 

5.これも初めて見ました。フロマージュブランですが、牛乳ではなくて、やぎ乳なのです。臭みもなくとても美味しかったです。こういうやぎのチーズを食べれば、やぎのチーズの理解が深まると思いました。

 

6.写真の左側の2人はパリのチーズ専門店の方です。台車に積んだチーズの会計をしています。会計が終わると奥の扉から出て行き、自分達の車にチーズを積み込みます。

 

7.建物の外には写真のような仕入れの車が留めてあり、仕入れを終えた方業者の人達が、積み込みをしています。時刻は、11時半ぐらい。午後2時半からの営業に十分間に合います。



ランジス市場にあるいろいろなチーズ卸売り会社。しかし、ブーゴーさんやプーレさんのような小さなチーズ生産者のチーズを取り扱っている会社はそれほど多くありません。どんなチーズを扱うかは、その会社の担当者の知識と経験がものをいいます。現在、チーズマーケットで取引できているこの会社では、イヴさんを始め目利きの出来る素晴らしい人たちがいらっしゃるので、安心です。そのため私達が年に何度か訪問しても、その度に新たな発見があるほどの品揃えになっているのです。今後、こちらに滞在している間に、写真とメモを整理して、今回の訪問から得られたチーズを早めに輸入して皆様にご紹介できるようにしたいと思います。


ランジス市場(パリ)のチーズの卸売り市場の様子と仕入れ(3月2006)