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都市部以外の住居表示は「○○通りの○番」で、道路脇の棒に番号が出ています。



1月(2008)にオーストラリアのクインズランド州(QLD)にドライフルーツを仕入れに行きました。農家の方が作るフルーツをそのまま彼らがドライまで加工したものなら出処が明らかなので、安心できます。

 

でも、彼らは都市には住んでいません。都市なら何条何丁目といった様な住居表示なので探すのも簡単ですが、いざ田園地帯に行ってみると、人は歩いていないし、家もあまりないし、もっと先なのか?いやひょっとして行き過ぎたのか?・・・下の写真のような道路をずっと走っているとこの様な不安がどんどん膨らんでくるのです。

オーストラリアでは、家が建っているのは、道路からずっと奥まった位置にあることが多いので、敷地に入って家まで行って確かめるのは大変です。こうした地域での住所表示は一体どうなっているのでしょうか?「今自分が何という住所辺りにいるのか?」が、パッと分かる方法は無いのでしょうか?


見渡す限り畑・畑・畑でした。これからピーターさんに紹介されたリンダさんを訪ねます。ドライフルーツの工場といっても看板があるわけではありません。

例えば、これから私達が向かう農家の方の住所が、「335 Dingo Pocket Rd Mareeba QLD」だったら、幹線道路からまずは目的の「Dingo Pocket Rd」という道を探さなくてはなりません。次に335 というのは一体何でしょうか?この道路(Rd)にも全ての道路にも端から端まで1から順に番号が付けられているという事を今回の旅で初めて知ったのです。そして、その番号こそ、下の写真にあるような道路脇に立っている細い黒い棒に示された数字だったのです。とても小さい棒なので、スピードを出している車からだとはっきり見えないかも知れません。何本かの棒を見比べれば、自分の進む向きに数字が増えていくのか・減っていくのかが分かります。あとは簡単です。335になる方向に車を走らせれば、目的の農家さんに辿り着けるのです。


日本の住宅の玄関近くに住居表示があるのではなく、このように敷地が道路に面している位置に番号の棒が立っているのです。

実際に棒が立っているところには、下の写真の様に雑草が生い茂っていて埋もれそうなものや道路脇から奥まった所に立っていることもあります。でも、この番号さえ追って行けば、住宅が建っている敷地内にまで車で行かなくても、今の自分の住所がどの辺りなのかが分かるのです。


札幌なら雪がすごく積もるので、この方法は無理ですね。日本で見かける電信柱にある住所の表示は見かけませんでした。

こうした住居表示の番号が書かれた棒は、それぞれの町で形や色が違います。写真では、黒い色をした棒ですが、別の町では白地だったり、字の色も違っていました。でも、こういう風に道路に面した地点を端から順に番号を付けていくというやり方は同じなので、これさえ知っていれば初めて訪れる土地でも楽に探すことが出来るのです。



都市部以外の住居表示は「○○通りの○番」で、道路脇の棒に番号が出ています。