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竹田市は、阿蘇の外輪山から流れる清流が多い地域です。(7月2007)



7月16日(2007)の夕方、阿蘇から竹田市古園にある農家民宿、志賀さんを目指して車を走らせました。6時頃に着くと奥さんの時代さんが近くに良い温泉があると教えてくれたので、歩いて行きました。
 
緩やかな坂道を下りると、下の写真のように川沿いに赤い屋根の小さな建物が見えました。これが、宮城温泉出会いの湯という温泉でした。なるほど湯船が小さいので、自ずと声を掛け合うことになり、それがきっかけで会話が始まりました。私が札幌から来たと話すととても驚かれました。地元の人達からここの地域の話をいろいろとお聞きすることが出来ました。空き家も多いので、良かったら住まないか?とも誘われました。^^)出来ることなら、住んでみたい・・・。

稲葉川のすぐ脇にある宮城温泉出会いの湯という温泉。とても気持ちいの良いお湯でした。

道のすぐ脇に流れているのは、稲葉川というそうです。橋の欄干がとても低いので、川に落ちそうな気がします。護岸工事もない川が少なくなった日本では、これは正に古き良き時代の川という気がします。子供の頃には、こうした川で遊ぶことが出来れば、川からいろいろな事が学べるのに・・・。今ではこうした川が少なくなったのが残念です。

橋から釣り糸を垂らしたら、すぐに釣れそうなほどきれいで豊かな川でした。(注)釣りをするには漁組に許可をもらうことが必要かもしれません。

上の写真の左側に目をやると下の写真のような風景が広がっています。小高い山に囲まれた僅かな広さの平地には、主に田んぼが広がっています。そして、その周りにはぽつんぽつんと家が建っています。せみと蛙の鳴き声だけが住んだ空に響いています。それ以外には、風が葉や枝を揺らす音だけしか聞こえないとても静かなところでした。

農業を主産業としている宮城地区。ここでも高齢者が目立ちました。

地図で確認すると、阿蘇山のある熊本県に隣接する竹田市は、阿蘇の外輪山の東側を源流とするいくつもの川が集まる地域のようです。それ故に、水が豊富であり美味しい水を生んでる名水の町として知られているようです。
 
初めて来た地域でしたが、とてもいい所だと思いました。ここに近い古園地区で農家民宿を営む志賀俊行さんの話によると、日頃食べる食料のそのほとんどは、自給自足で賄えるとのことでした。一例をあげれば、川からはいろいろな魚が獲れるし、畑からは季節毎においしい野菜が出来ます。また米もあります。山に入れば山菜やきのこなどもあります。さらにイノシシや雉(きじ)もいる様です。うーん、体が2つあったらチーズマーケットの仕事の他にここで暮らして自給自足の生活もしたいと思いました。自給自足はお金が節約できるからという理由で憧れるのではなくて、自分で食べるものを自分で作ったり見つけてきたりすることは、最も安全に近道だと思うからです。今の日本では、自分が食べる物が安全かどうかがよく分からないので、こうした自然豊かな田舎で暮らすことにとても憧れるのです。やっぱり健康で長生きしないと・・・。その為には、何をどう食べるのかがとても大事だと思いました。


竹田市は、阿蘇の外輪山から流れる清流が多い地域です。(7月2007)