農家民宿はこばのお料理は絶品です。四万十川の上流にある山間の村（５月２００７） |
| ５月１４日（２００７）、高知市から車で約２時間半ほど走って、四万十町の大正町の中津川地区にある農家民宿はこばさんにやってきました。もちろん初めての訪問ですが、予めネットで夫の田辺荘市さんがお作りになったＨＰを見ていたので、何だか初めて会う様な気がしませんでした。お会いした時もすぐに、思っていたとおりの素晴らしい方だと感じました。そして、後から対面した奥さんの客子さんも生きるエネルギーに満ち溢れ、実にいろいろなお料理を作る才能を持たれた素晴らしい方でした。私が電話で宿泊の予約をした時には、「一体北海道から何をしに来るの？」と田辺さん達は思ったそうですが、「田辺さん達がどんな人なのか会って見たいと思って来ました！」と言ったら、笑っていました。このご夫婦が宿をされていれば、きっとどのお客さんも心が満たされて笑顔で帰るなぁと思いました。 |
| さて、今回は、この宿で出るお料理についてです。農業を主に働く田辺さんご夫婦が営むこの宿は、一日、一組だけ泊まることができます。そして、その分食事の時も終わってからもお客さんが一緒にお話しすることが出来ます。それがとても楽しいのです。下の写真のように囲炉裏を囲んで、食事をして酒を飲むことが出来ます。（酒は販売していないので、自分で持ち込むことが必要です。料金はかかりません。） |
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| 夕方５時半過ぎに宿に着くと、まもなくお風呂が沸いたと勧めてくれました。夕方の明るい時に入るお風呂はまた格別でした。普段は夜の９時以降に入るので、「あー今日は休みなんだ！」と妙にしみじみしました。そして、夜７時ごろから夕食が始まりました。囲炉裏を囲んで、座ぶとんに座っての食事は、昔子供の頃にしばらく預けられていた梅子ばあちゃんの家以来かもしれません。とても懐かしい気がしました。 |
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| 食事は、奥さんの客子さんが作っています。夫の田辺さんも燻製をしたり、時には餅をついたりしてお料理をより楽しくしています。また、客子さんのお料理の種類は数え切れないほどあるそうで、同じ客さんが何年も泊まりに来ても、同じ料理が出たことが一度もないほどのようです。お料理の数もさることながら、一人ひとりのお客さんにどんなお料理を出したのかをきちんとメモをとっているからそういうことが出来るのです。地道な努力だと思います。この話を聞いてとても驚きました。 |
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| お料理は、他にも下の写真のようなものがありました。どの野菜もともておいしいです。塩だけでも十分おいしいと感じるほどです。これらの野菜は全て田辺さんご夫婦が作られたものです。こうした野菜の味を知るとなかなか一般の店で売られている野菜では物足りなくなってしまうというか、食べられなくなってしまいます。 |
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| 今回のお料理は、私達の希望を全て叶えてくれた内容でした。食べたい物、逆に食べられない物を予め田辺さんにメールなどで知らせておいたところ、それを田辺さんが印刷して奥さんに渡して、奥さんが私達の希望にぴったり合うお料理にしてくれました。下の文章は実際に私が「農家民宿はこば」さん宛に送ったメールの一部です。 |
| （前文省略）さて、お料理の事でお願いがあります。 |
| 揚げ物や天ぷらなど、天ぷら油やサラダ油などを多く使うお料理や 油揚げ、がんもどきなどは、食べないようにしています。また、市販の マヨネーズやドレッシングなども避けて頂ければと思います。 |
| それ以外は、特に苦手なものはありません。 |
| 普段は、味噌汁や焼き魚（煮魚）、切干大根やひじき、 煮しめなどの野菜中心の和食が好きでよく食べています。 また家では、油はオリーブオイルだけを使っています。 |
| 田辺さんがお作りになっている野菜を食べたいと思います。 お手数をお掛けしますが、どうぞよろしくお願いします。（おわり） |
| 以前にも書いたと思いますが、旅行に行ってその宿で食べるものは、地元ならではのものが良いと思います。例えば北海道の山間の宿に泊まり、まぐろの刺身や毛蟹や神戸牛が出なくても私はいいんです。スイス産チーズを使ったチーズフォンデュも要らないのです。（家で食べられるので＾＾））私が旅先で食べたいのは、地元の素材を使ったお料理なのです。 |
| 農家民宿はこばのお料理は、その人その人に合った最高のお料理を手作りで提供してくれる貴重な宿だと思います。 |
農家民宿はこばのお料理は絶品です。四万十川の上流にある山間の村（５月２００７） |