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3月中旬、ケアンズのラスティーズ市場に出回るフルーツ。(3月2008オーストラリア・ケアンズ市)



3月21日(2008)の朝、さっそく市場に向かいました。場所は、ラスティーズマーケットです。私が大好きなマンゴーが4月では無いと思ったので、この3月に四国の愛媛県に行く予定だったのを4月に延期して、ケアンズに来たのでした。1月に輸入したドライフルーツも品切れだったので、今回はいいタイミングでした。では、さっそく生のマンゴーの流通情報です。3月中旬ならこの市場で買うことが出来ます。^^)(でも出来ることなら3月中に旅に出た方がより確実だと思います。日を追う毎にマンゴーの品数が減っていきます。)
 
しかし、大手のスーパーマーケットでは、すでに地元産のマンゴーは一つもありませんでした。輸入物はありましたが、恐らく防腐剤をスプレーされたものらしく、美しかったので手が出ませんでした。しかもキロ当たり4豪ドルと高めです。また、この地域でマンゴーの一大生産地のマリーバ町でも、マンゴーはどの店での全く見かけませんでした。マリーバの農家の話では、マンゴーは1月下旬か2月上旬でほぼ収穫を終えるそうです。もしも、3月中旬にケアンズに旅行に来られたら、金・土・日の3日間だけ営業しているこのマーケットに行かない限りは、生のマンゴーを手に入れるのは相当困難だと思います。実際に私達もマリーバに行く前の水曜日にこのマーケットに行って、生のマンゴーがあるかどうかを調べておきました。もしも、このマーケットで売っていなければ、クインズランド州でももっと南の方のここよりも暑くない地域にまで探しに行こうかと思っていました。私は、それほどマンゴーが好きだったことが自分で良く分かりました。

ラスティーズマーケットの写真です。イースター休暇と重なった為に今週だけ木曜日から4日間の営業でした。通常は、金・土・日の3日間です。

おっと、マンゴーの話をしているとこのページでお伝えしなければならないことが書けないまま終わってしまうので、本題に移ります。マンゴーの他にこの時期にはどんなフルーツが出回っていたかをお伝えします。下の写真では、左側から順にマンゴスチン、サトウキビ、QUARABEF(なんて発音するのかなぁ。)、そしてドラゴンフルーツ(中が白と赤があります。)です。特に右から2番目のフルーツは私達も初めてだったので、おばさんにその場で切ってもらって食べることにしました。すると私達の回りで切るのを見ていた人たちも興味津々です。切った途端に人の輪が出来ました。せっかくなのでいろいろな人に切った果物を鼻に近づけてあげました。

ここのお店は、以前来た時にサトウキビジュースを飲みました。他店にはない個性的な品揃えのお店です。

切った時に実の中の様子が下の写真です。かぼちゃの様な色をしています。本当は4つの種があるのですが、そのうち3つを食べてしまった後で写真を撮ったのでこのような絵になりました。味はあっさりとしていました。かぼちゃを食べた時の様なホクホク感があり、さほど甘くも無く香りもほとんどありませんでした。お客さんに試食をしてもらうと、買ってもらえないかなぁと少し心配になるような果物でした。これは、一個1豪ドルでした。

まだ、一度しか食べた経験が無いのでここでおいしいとか美味しくないとかは、決めつけたくありません。チーズと同じです。

その他では、下の写真のマンゴスチンがお勧めです。キロ当たり8豪ドルと高めですが、硬くて厚みのある皮を取ると、下の写真のような真っ白くて甘酸っぱい美味しい実を食べる事が出来ます。これは、何個でも食べられそうです。

マンゴスチンは、1月のケアンズではほとんど見かけませんでした。マンゴスチン狙いなら3月の方がいいと思います。

また、下の写真のランブータンもお勧めです。味は、1月が旬のライチに似ています。中の実も白くライチにそっくりです。このランブータンも1月だとまだ早くて出回っていなかったので、3月の旅では、食べる事が出来ます。値段は、キロ当たり5豪ドル前後でした。

ランブータンは、あまり食べる機会が無いので、どれがいい状態なのかを目利きすることがまだ出来ません。今後の課題です。

今日のお昼は、ホテルにあるバーベキューの設備でステーキと野菜を焼いて食べるので、その中で焼く野菜を買いました。ピーマンと茄子とキノコです。そして、最後にとても重いフルーツ、そうですマンゴーを買いました。
 
も私が選んだのが下のような黒いシミだらけの見た目の悪いマンゴーです。でも、前回の旅の経験からこのマンゴーは何も化学薬品を使っていないと一目見て分かったので、これにしました。

同じ日にスーパーの輸入マンゴーは、キロ4豪ドル。しかも防腐剤のおまけ付き。片や見栄えは悪いけど、キロ0.5豪ドルで1/8の安さ。しかも安全なマンゴー。

ジュース用と書かれているほど、柔らかくなっているマンゴーもありましたが、選べば完熟してとても風味の良いマンゴーのたくさんありました。美味しくて安全でしかも安いなんて。・・・・ありがたいです。ここのマンゴーは信じられない値段でした。1キロで50セントだったのです。今まで何年もケアンズに来たことがありますが、0.5豪ドルは、最安値だと思います。4キロほど買って、日本円で180円から200円なのですから。
 
もホテルに戻って持参したナイフで切ってみると、やっぱり中身は無事で、とても美しい果肉でした。1月の時に出回っていた品種は、R2E2やボーエン、ケンジントンという品種でしたが、この3月中旬に出回っていたマンゴーは、ブルックス、ケイトという品種でした。私も初めて食べる品種でしたが、これらもまたおいしいマンゴーでした。
 
果物は、ここに紹介したものだけではありません。りんご、桃、プラム、柿、バナナ、パパイヤなどもあります。ライチに似た茶色い皮をしたロンガン、ジャックフルーツやカスタード・アップルという変わったフルーツもあります。四季折々の旬のフルーツを是非生産地で味わってみて下さい。いろいろな発見がありますから。
 
歳をとる度に、自分は一体何が好きで、何が嫌いかといった自分自身の好みが自分ではっきりと分かるようになって来ました。歳をとると次第に力が抜けてきたというか、嫌いなものを無理して好きなふりをしてまで格好付ける必要が無くなったのです。そして、今では私はフルーツが大好きなんだとはっきりと自覚しています。自分の事が自分ではっきりと分かる様になると、ブレなくなり余り迷いがなくなります。また、世間で流行っていようがいまいが、自分には全く関係ないと断ち切ることが出来て、好きなことにまっしぐらになれます。そういう哲学を持てると常に自分のペースで生活や人生を楽しむようになれると思います。おいしいマンゴーが食べられるのなら、私はケアンズまでの航空券も高いとは感じないようです。^^)マンゴーが好きな方には1月のケアンズがベストですが、3月中旬までなら品種は変わりますが、とてもおいしい生のマンゴーをたくさん味わうことが出来ますよ。(おわり)


3月中旬、ケアンズのラスティーズ市場に出回るフルーツ。(3月2008オーストラリア・ケアンズ市)